海賊版漫画についての話が興味深かった。

2021年06月12日放送の「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」で気になったことを書いてみる。感想。

オタキングこと、岡田斗司夫さんが出演し、急増する「海賊版漫画」の現状などについて解説があった。海賊版漫画をネットでダウンロードするのは犯罪だが、ネット上で読むだけであれば、現状違法性というのはグレーである。海賊版漫画を配信しているサイトが減らない理由は海外サーバーを利用し、日本の著作権法が及ばないようにしている。また著作物へのリンクのみをサイトに掲載する。リンク自体は著作物には当たらない。さらに日本の法律では、通信の自由があるので、取り締まるのは難しい。法律で規制してもいたちごっこになる可能性もある。

海賊版漫画を配信しているサイトを減少させるのは、サブスクリプションが有効。

以前、「海賊版漫画との終わらぬ戦い」でも書いたが、その中で著作権侵害を防ぐための最良の方法を自分なりに考えた中にサブスクリプションがあった。やはりと思った。

ただし、問題点としては、出版社同士が連携した漫画のサブスクリプションが少ないことが挙げられる。出版社自体も漫画のサブスクリプションに積極的ではないし、嫌がっている出版社があることを、岡田斗司夫さんが仰っていた。

出版社自体が漫画のサブスクリプションに乗り気でないのは、紙媒体の売上が下がることに懸念があるから。また漫画をネット上で無料公開することに懸念があったり、デジタルで公開されることに、一部の漫画家が抵抗がある。出版業界はデジタルを嫌う、反対が多い。これも出版業界の古い体制も影響しているのか。

あと、岡田斗司夫さんが仰っていた、ジブリの監督である宮崎駿さんが自分の作品をDVDで売るのに抵抗があった(嫌が)り、自分の作品は映画館で観てほしいという強い思いがあるという話が面白かった。だから、日本以外の映画のサブスクリプションではジブリ作品は見れるが、日本では見れないようになっている。

最後に紙媒体が大好きな出版業界はデジタルを嫌う、反対が多いけれども、今後はネットでの広告収入というものがなくてはならないものになっていくと考えている。

その例として、韓国コミュニケーションアプリ最大手であるカカオのマンガアプリである「ピッコマ」の課金売り上げ倍増している。日本市場でユーザーを拡大している。

これからは、漫画をネット上で無料公開するなどの手段をどんどん使ってクリエイターが儲かってほしいところである。


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