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大人になっても英語が読めない私が英語圏で情報収集する際に重宝している翻訳サービス

■中高校と英語テストは悲惨なもので、大人になっても英語が読めない

中学校から授業で英語を学んできたがテストの点数といえば、悲惨なものだった。ほとんど0点に近い。0点に近かったのだが、中学校の友達から「Xファイル」という海外ドラマを教えてもらった。字幕で見たのか、日本語吹き替え版で見たのかは覚えていないが、Xファイルの第1話を見た。

見た瞬間、この世の中にこんなに面白いものがあるのかと衝撃を受けた。あまりの面白さにシーズン1の全話を異様なスピードで見た。この時からか、海外、とりわけアメリカ合衆国への興味が湧き始めた。

中学校を卒業した私は近くの高校に進学。もちろん高校でも英語の授業があるわけだが、「Xファイル」や「プリズムブレイク」、「スターゲイト」などといった海外ドラマを見ていても、英語のテストは悲惨なものだった。海外ドラマは、たまに日本語字幕版で見たり、電子辞書を買って英語の教科書の単語を調べたが、それでも英語を読むのは極めて困難だった。周りの友達とかは英語を読んだり理解している人がいて私だけが異常なんじゃないかと苦しんだ。

時は過ぎて、大人になり、企業に就職。就職先の企業では英語を使う機会なんてまったくなかった。ましてや、学生の時には英語の授業があったが、大人になって英語に触れる機会と言えば、映画や海外ドラマだけになってしまった。自ら英語に触れにいく機会も作らなかった。

■趣味、仕事の一環でサイトを作ってみる。自ら情報発信する機会を作る

20代の後半になり、勤めていた企業を辞めて、フリーランスとして独立。Webが好きだった私は、趣味でもあった海外ドラマの情報をWebサイトを使って情報発信してみたくなる。

なぜ、情報発信してみたくなったのか、誰かに何かを伝えたい、また教えたいという思いがあった。向上心や好奇心もある程度あった。Webサイトを収益化の「Google AdSense」を使えば、収益が発生するので仕事の一環にもなると考えた。

しかし、ここで問題が出てきた。海外ドラマの情報を調べるには、英語圏のWebサイトなどから情報を取得する必要がある。英語がまったく読めない私はどうしたらよいか考えた。そこである考えがわいた。学生の頃とは違い、Webやテクノロジーは進歩してきているので、「翻訳サービス」というものを利用すればよいのではないか。

■翻訳サービスの紹介

「翻訳サービス」で1番手っ取り早く使えたのが、「Google翻訳」だった。以前から多少は使ったことはあったが、サービスが公開されて間もない頃のGoogle翻訳の精度はイマイチだったと記憶している。しかし、2020年現在は、精度もかなり上がった印象がある。

英語圏のWebサイトなどから情報を取得するのに、「Google翻訳」だけでも取得できないわけではないが、精度がイマイチだった。

そこでここ数ヶ月ぐらい使っている翻訳サービスが、「機械翻訳サービス Mirai Translator™」。

申し訳ないが、お試し版しか利用したことがない。お試し版でも、精度がかなり高いと個人的には考えている。精度が高いのは、このサービスを提供している企業と、国立研究開発法人情報通信研究機構との共同研究や、欧州諸言語の産業文書翻訳に実績のある仏SYSTRAN社の協力。そして、人工ニューラルネットワーク・人工知能(AI)を導入しているところにあるのではないかと推定される。

翻訳したい文章が2000文字まで翻訳できるが、英語圏のWebサイトなどから情報を取得するには申し分ないのではないかと思う。手間ではあるが、英語圏のWebサイトに掲載されている英文を小分けにすれば良い。

こういった人工ニューラルネットワーク・人工知能(AI)といったものを導入した翻訳サービス、音声翻訳機「ポケトーク」などが出てくると、将来英語を勉強する必要がかなり減るのではないかと感じる。

■英語が分からない人でも翻訳サービスを使ってより精度が高く英語が読みたい。

私が実践している方法は、いくつかの無料翻訳サービスを使い、翻訳された文章の差異(違い)を確認すること。Google翻訳と、今回紹介した「機械翻訳サービス Mirai Translator™(お試し版)」とでは、翻訳された文章が、微妙に異なっている場合がある。さらに、機械学習を用いたオンライン翻訳サービス「DeepL翻訳 https://www.deepl.com/ja/translator 」なども使って、差異(違い)を確認する。

また、人工知能(AI)、機械学習といったものを用いた翻訳サービスで翻訳された文章で、翻訳されずに英語のままになっている単語、おかしな単語、文章といったものも確認する。これらは個人的な経験から専門用語、スラング(ある階層・社会だけで用いる言葉)、アメリカで流行っている言葉だったりする可能性が高い。その専門用語などをさらに翻訳サービス、検索エンジンなどを使って調べてみる。

■翻訳サービスを使い始めて、英語が面白くなったように感じる

英語が読めない私だったが、ここ数年翻訳サービスを利用頻度が高くなり、英語が面白くなったように感じる。それは本来、海外ドラマというものに興味があったことが影響したのか。海外、アメリカへ行ってみたいという気持ちが心のどこかしらにあったのか。性格なのか。

はたまた、まるで古文書をひもとくことによって、人々の暮らしや文化を解明していき、新しい事実などを発見する考古学者になったような気持ちで楽しいからかは分からない。

英語が分からない人でも、「読めないから無理」と投げ出すのではなく、1度、翻訳サービスを利用してみると良いかもしれない。翻訳サービスを利用することで、なんとなく英語を読むと、そこから見えてくるものがあると思う。もちろん、英語を読む”目的”も必要だと考える。



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