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22,06,05 勢いとパッション

大学時代に留学を共にした友人と、ご飯へ行った。

あの頃はまだ若かった私たちも、歳を重ね、2人ともいつの間にか既婚者になっていた。


話す内容もすっかり大人な会話に。


私たち歳とったよね、と笑いながら、お互いの近況報告をする。




大人になり、
社会へ出て働き、
普通に生活をし、
たまには実家に帰ったり、、


そんな生活を何年もしていると、
ふと学生時代のことを思い出した時に、


「本当に私は海外留学へ行っていたのか」


と思うことがある。


「もしかしてあれは夢だったのではないだろうか」


と。



それぐらい、あの時の生活と、今の自分の生活は
かけ離れているのである。


違う国で生活をしていたのだから当然ではあるのだが。



よく、
「留学に行くなら学生のうちだよ。」
とは言われるが、

本当にそうだなとつくづく思う。



時間があるのはもちろんのことだが、

何よりあの時の勢いとパッションは、
少なくとも今の私にはないのだ。




あの時は母に
「よくあんな遠いところ行こうと思うよね。言葉も通じないし、私は無理無理。」

と冗談なのか本当なのかわからないテンションでよく言われたものだが、

当時の私は
「怖い」とか「生きていけるのかな」とかいう不安な気持ちはほとんどなく、むしろ

「楽しみ」とか「どんな世界が広がっているのだろう」とか、前向きな考えしかなく、
あの時のことを思い返すといつも、

今よりも楽観的な性格だったなぁと、

当時の自分に笑ってしまうのだ。




それでもやはり、あの時の留学での経験は、
私にとって、今後の人生でもきっと味わえないであろう
素敵な宝物になっている。




今の私に必要なのは
思い切りと情熱なのだろうか。


いつの間にか保守的になってしまった自分に

「本当にそれで人生楽しんでるの?」

とあの頃の自分に喝を入れてもらいたい。




「人生楽しんだもの勝ちだよ」




今日の1曲はMaroon5でした。

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