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#polca でノートPCを買おうとしたら、それ以上の金額を他人に使っていた話(1)

セキグチです。

普段はフリーランスライターとして取材インタビューをしたり、広告を書いたり、企業と人のマッチングについて考えたりしています。


polcaというサービスをご存知ですか?

いえ、知らなくてもいいんです。むしろ新しいことをいま知るチャンスです。やったー万歳!
かくいう私も知ったのは昨日で、始めたのは今朝の完全ビギナー。
私も「#はじめてのポルカ」タグ、使いたかったなあ。無念。


今回は、そんなポルカというサービスの魅力が「あれ?  おやおや……!?」
とじわじわ分かってきたのが嬉しくなったので、
"ココが推せる"
というポイントを勝手に自己整理しました。


まずは結論。

いま私は、polcaで集めたよりも多い金額を、まったく見ず知らずだった人への支援に回しています。

書いてたら長くなったんで分割します。



◆polca(ポルカ)って?

ポルカは"フレンドファンディングアプリ"です。

なんのこっちゃだと思うので、わかりやすく説明します。
つまり、友達の友達レベルの範囲で行う、個人規模のクラウドファンディングです。……あれ。わかりやすくなった気がしないな。

誰かの誕生日パーティーの費用を、仲間内でカンパする感じ?
うん。まだこっちのが伝わる気がした。


個人でちょっとしたカンパがほしいとき、身内や仲間内に「ちょっと助けちゃくれないかえ」と声を挙げられる、そんなお助け便利アプリ。
それがフレンドファンディングアプリ、polca。

……だと、私も思ってました。最初は。



◆polcaおじさんとの邂逅

そんなわけで、興味を持ってアレコレ見て回ってたんですよ。どんな企画が立ってるのかなー、みたいな気軽さで。

するとですよ。
どうやらね、このポルカ。
変な人が生息してるらしいんです。

#polcaおじさん っていうんですけどね?

ほら、公式の「よくある質問」にも出てる。

「#polcaおじさん」とは?
polcaが大好きで、polcaで気に入った企画を見つけると支援してしまう大人たちです


なんだそれすごいな。


確かにポルカは、TwitterやFacebookでURLが共有されていれば、誰でもそのフレンドファンディングを支援することができます。(ハッシュタグで検索すればゴロゴロ出てくる)
つまり、全く知らない人が主催した、全く知らない人の誕生日パーティーにカンパができるんです。


なんだそれ。
お金持ちだけに許された急遽の道楽かなにか?


たとえばこれがクラウドファンディングであれば、会社や事業が大きくなっていく過程を楽しむことができるかもしれない。
きっとリターンも豪華だし、投資としても価値があるかもしれない。
未来のスーパーベンチャーとのコネクション作りのいいきっかけになるかもしれないし。
……なんて、メリットはいくらでも思いつく。


でも、これが個人規模だとどうなんだ?
「りんごが欲しいから、りんごを買うお金をください!」なんて、
「自分で買え!」
って言われて終わる話なんじゃないの……?

そして、そこに支援をする人の気持ちって一体なんなんだ?


わからん。
赤い羽根募金と献血くらいしか馴染みのない一般庶民には、とんとわからん。


わからんから、とりあえず試してみることにしました。



◆ノートPC費用を#polcaでねだってみた

そんでもって、私が作ったpolca企画がこちら。

【仕事の能率を上げたい】フリーランス業務に使用するLet's noteの購入支援をお願いします!
ずっとデスクトップ&10年前に購入したノートPCで作業していたのですが、ノートの方がそろそろ寿命を迎えており、電源が3回に一度しか入らなくなりました。
支援のお返しに、あなたのツイッターを拝見して得たインスピレーションから、短いショートストーリーを書き下ろしてお届けします。(300〜500文字程度)


設定金額は15万円
支援金の最低額は500円。
個人が使う15万円ですからね。大金です。

これを今回はtwitter、Facebook、LINEのタイムラインで流してみることにしました。


あえて目標金額をフル価格にしているのは、実験的な意味も込めて。もとより15万円がまるまる集まるだなんて考えてもいませんでした。

なにせ、私のTwitterのフォロワーは30人程度。別名義のアカウントはもう少しいますが、それでも合わせて500人を超えません。
FBとLINEのフレンド数も100人程度とおそらく平均値。もちろんそれぞれのSNSで登録が被っている人もいますし、中には例に漏れず、数年以上連絡を取っていない人もいるわけです。


リターンは、300字程度の文章にしました。
ここは、スキルを支援してくださる方にはスキルでお応えしたいという想いを込めて。
とはいえ、特に希少性の高いリターンではないはずです。


つまり、見たいのは、この15万円という途方もなく無茶な金額設定のポルカ(しかも緊急性もなければ社会奉仕性もない、完全に自己都合のおねだり)を、いったいどんな人がなぜ支援してくれるのか。

それから、私が他の人のポルカを支援したくなるとしたらなぜなのか。


ダメでもともと!
えいやっと立ててみたのが、今朝のこと。


さてさて、どうなるかな……?
まずは動向をじっと観察してみることにしました。


+++


長くなったんで、続きはまたその2で書きます。
ちなみに1日目(11/25)の結果は以下の通り。

支援金総額:8,700円
支援人数:3人
うち初対面の方:1人

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