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DAZN値上げのその先はどうなる?

ガンバ大阪から、DAZNの年間視聴パスのカードが届きました。知らなかったのですが、ガンバ印のシャーペンも同封していました。資格試験の勉強のみならず、試験会場でも使用して気合いを入れていきたいと思います。

しかし、DAZNの2年連続の値上げは、Jリーグファンとしては非常に厳しいものですね。私も含めたサポーターの一部は年間視聴パスを購入しているのですが、今年は昨年よりも値上げした27,000円という金額になっていて、来年の年間視聴パスも同じ割引率になるのであれば、おそらく33,000円前後になるはずです。

多くのスポーツを見たい人はともかく、Jリーグだけでいい人間としては懐事情との相談になってきます。とはいえ、払わざるを得ないのですが、断念する人も出てきているでしょう。月々3,700円となるとかつてのスカパー!国内サッカープランと差が無いどころか、上回ってくる金額ですね。他のサブスクの解約と天秤にかけることになってきます。

高いと言えば高いのですが、DAZNが資金の回収フェーズに入ったとみなせるでしょう。

そもそも最初にJリーグがDAZNと結んだビッグディールである、10年2,100億円という金額は、その時点での月々1,900円で賄えるはずがありません。どこかで値上げしていくのは当初から予定していたはずです。

とはいえ、かつては華やかだったサッカー以外のスポーツコンテンツ、Jリーグ以外のサッカーコンテンツも、今では多くの放映権を逃してきていて、結構みすぼらしくなりつつあります。最近ではUEFA CLとかプレミアリーグとかはDAZNの資金力では無理なのでしょうね。

Jリーグファンとしては、値上げするならルヴァンと天皇杯も全部中継してくれるなら納得出来るのですけれど、そうはならなさそうです。あるいは、エリートリーグとか、育成年代のプリンスリーグ・プレミアリーグとかの放映でもあるのなら面白いのですけれどね。カメラ1台で、JFLや地域リーグみたいな方式で構わないのですが、そうはいかないのでしょう。

ただ、このまま値上げし続けるとJリーグファン・サポーターの増加は見込めません。むしろ減っていってしまいます。にわかファンを取り込まないとサッカーファン・Jリーグファンの総体は減ってしまう懸念があります。

DAZNはDAZNでJリーグからもたらされる収益や話題性が大したことないため不満を持っているとも聞きます。それで契約修正や放映権料の削減が行われるのだとしたらお互いに不幸でしょう。まあDAZNも商売でやっているのでしょうがないのですけれど。

もし万が一、放映権料が減らされるのであれば、何とかJリーグとして交渉して欲しいのは、YouTubeやTwitterなどへの一般人がJリーグの試合の切り抜き・編集した動画を権利違反とせずに容認することです。

今の時代で最も話題を作り出せるのはSNSでのバズる動画です。切り抜き動画を認めれば、後は有志というか動画をバズらせてチャリンチャリンとお金を稼ぎたいクリエイターが勝手に作ってアップしてくれます。動画がバズれば新規ファンも増えます。もちろん、そんな簡単な話ではないでしょうけれど、何もしないよりはマシです。

いつまでDAZNとJリーグの蜜月(既にそうではないっぽい)が続くか分かりません。Jリーグにとっては短い放映権料バブルだったかも知れません。それでも、その先につなげる新たな100年構想の端緒になってくれるDAZNとの10年であることを願います。

(追記)
これを書いた直後に見たニュースリリースで、DAZNがNFLの放映権確保とあったのですが、その中に、

DAZNのアプリ内で単独契約またはアドオンパッケージとして提供されます。

とありました。日本でも、アプリ内でアドオンとしてなるかどうかは未定だそうですが、スカパー!みたいにこのスポーツは見る契約を個別にする、ということが実現するのでしょうか?

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