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2022年のガンバ大阪サポーターの展望

2021年はガンバ大阪にとって苦難のシーズンでした。新型コロナの大型感染はどうしようもない災難だったとしても、成績が悪かったことについてはガンバ側の自業自得というか、強化の失敗に起因すると言わざるを得ません。

それでもなんとかJ1残留を果たした以上、そしてエンブレムも新しくなった2022年シーズンは良いものになってほしいものですが、先日、こんなnoteを書きました。

この時にはガンバサポーターとしては、このオフシーズンを結構絶望的なものになると感じていましたが、暮れが近付くにつれてそれほど悪くも無さそうと思えるような報道が相次ぎました。

片野坂監督の正式発表もありましたし、石毛秀樹、ダワン、クォンギョンウォンの獲得もリリースされました。

一部報道レベルではまだありそうですし、結構な補強具合な感じがしてきました。あまり悪く言うものではないですね。反省します。

その一方で、入る人がいれば出る人も当然いるわけですが、昨年の主力の中では井手口陽介が再びの欧州挑戦となるセルティックへの移籍が決まりました。移籍金(違約金)が発生する形での移籍ですのでクラブとしても文句はないですし、サポーターとしても今度こそ成功してほしいと思います。

若手では芝本が藤枝に、塚元が金沢に、唐山が水戸に、谷がそのまま湘南に期限付き移籍となりました。個人的に好きな唐山は愛媛では惜しいシーンばかりでわずか1得点となった昨年でしたが、数多くのレンタル選手がブレイクしてきた水戸でゴール量産してくれることを期待します。

ガンバサポとしては、遠藤保仁との正式なお別れになるオフシーズンにもなりました。まあ、2020年途中にジュビロ磐田に期限付き移籍してから、向こうでのフィット具合と今のガンバのチーム状況を考えると、多分ガンバに復帰してレギュラーになることはないだろうな、とは薄々感じていましたが、20年もガンバにいた人がいなくなるのは寂しいものです。

ただ単に長く所属していただけではなく、ずっとガンバの「顔」でしたし、全てのタイトルはヤットと共に獲得したものでした。磐田への完全移籍によって大きなショックを受けている人もいるでしょうけれど、もしかしたら彼が移籍してきた2001年以降にガンバファンになった人と、2000年までに応援し始めていた人とで、「ガンバの遠藤」がいなくなることへの感じ方が違うのかも知れません。

より正確に言うと、「遠藤のいないガンバ」に対して免疫があるかどうかの違いでしょうか。それだけ影響力も功績も圧倒的な選手でした。

観戦していて、上手くパスが回らない昨年のガンバを見ていると、
「ヤットだったらあそこに入れてた」
「ヤットがいたら落ち着かせていた」
という思いを抱いたのは、おそらく全てのガンバサポーターに共通するはずです。

今シーズンは、「遠藤のいないガンバ」、「遠藤が戻ってくることがないガンバ」が、本当に始まります。

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