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2024年9月22日J1リーグ第31節京都サンガ対ガンバ大阪試合観戦の感想

なかなか勝てないガンバ大阪ですが、近場のアウェイで勝ちたいところです。

亀岡のサンガスタジアム観戦は昨年4月以来2度目ですが、前回は行きも帰りも嵯峨野線が大混雑で大変でした。あの時はデイゲームだったので外国人観光客も多かった時間帯だったのが大きかったと思います。

今回はナイトゲームなので外国人観光客はほぼいないでしょうけれど、まさかの京都南丹市花火大会と同日開催となってしまいました。3連休なのに日付をずらさずに開催というのがあまり面倒ですが、こう言うのって調整しないんでしょうかね。

いっそのこと特急料金を払って楽しようかと思い、JR西日本のおでかけネットで調べていたら、WESTERポイントで乗れることが判明。740ポイントを使用して、京都~亀岡間の特急きのさき指定席に乗車して、混雑する普通列車を尻目に楽楽移動出来ました。

ついでに新大阪~京都間もどうせ座れない新快速ではなく、WESTERの200ポイントと250円で特急サンダーバードに乗車出来ました。

遅れがちな京都戦はこの日も遅延していて、新快速も遅れていたので、優先的に回復運転される特急の方が確実でしたね。

ただ、京都駅の構造上、サンダーバードが止まる北陸線は嵯峨野線ホームまで200mくらい歩きます。特急はるかの関西空港線だと嵯峨野線の真横なので、新大阪~京都間の特急ははるかにすべきでした。来年からそうしよう。

中国大陸から急旋回してきた熱帯低気圧の影響で雨が予想されましたが、試合前から試合後までなんとか天気は持ってくれました。

暑さも大したことはなく、むしろ亀岡駅を出てスタジアムに歩く時には涼しいくらいでした。

ガンバはスタメンに美藤が入りました。公式戦初戦では悲劇的な退場をしてしまいましたが、あれから数ヶ月経ちJ1にも慣れ、徐々に良くなってきた印象があります。

対する京都は何と言ってもラファエルエリアス。この選手を抑えられるかどうかに掛かっています。

試合の中身はなんというか、浦和戦よりは良かったけれど……、という感想です。

試合前半、山下がパスを山田が決めて先制。抜け出すところから完全に狙ったパターンですね。

良い感じで進んでいく中で、GK・DFの連携ミスから失点。最後に決めたのは結局ラファエルエリアスでした。ノってる選手はああいうときにこぼれてくるのですよね。

そして後半。ガンバは動かず、京都は2枚替えで始まりました。

お互いにゴールポストに当たる惜しいシュートなどもある中で、カウンターから京都に仕留められました。ラファエルエリアスの2点目となりましたが、明らかなミスからの1失点目よりも、この2失点目の方がヤバい。中谷が出ている状況で福岡だけが相手FWと1対1になると厳しい。

ガンバはその後にようやく山田→坂本とスイッチしてポヤトス監督が動きましたが、遅かった気もします。

その後もチャンスはあれど得点出来ないまま時間が過ぎていき、82分には倉田とファン・アラーノを入れて美藤と山下を下げました。

今日のガンバはラスト10分の追い込みが浦和戦とは違いました。

87分、宇佐美のフリーキックを岸本が直接シュート、クソンユンがこぼしたボールを中谷が蹴り込んでついに同点に追いつきました。

さらに直後には同じくフリーキックから再び中谷が逆転ゴール!と思いきや、VARによってゴール取り消し。

さらにさらに、長いアディショナルタイムの中で京都のハンドによるPKゲット!と思いきや、こちらもVARによってPK取り消し。

2度の逆転チャンスをVARに取り消されたガンバは、またしても勝利ならず引き分けに終わりました。

試合全体としては試合運びにも采配にも選手のプレーにも不満はありますが、浦和戦よりはだいぶ改善されていたと思います。特にラスト10分の勝ち点をなんとかしてもぎ取ろうとする迫力は素晴らしかったです。

スタメンに入った美藤は良かったんじゃないでしょうか。無理が利くとガンバの選手の誰かが言っていましたが、確かに言わんとすることが分かります。ここでボールをキープできるのはありがたい、という場面がいくつもありました。次節も先発でも疑問には思いません。

主審についてはまあ……、なんというか、言いたいことは色々ありますけれど、終盤2つのVARについては、ある意味主審の独断ではないですし(最終決定は主審ですが)、そこはしょうがないところはあるでしょうけれど、むしろそれまでの試合中の判断の方がアレでした。

激しいプレーとラフプレーの区別が付いていないというか、ラファエルエリアスは警告出しててもおかしくないくらいラフなプレーしてたと思うんですけどね。ウェルトンがカードもらってラファエルエリアスが無罪なのは、なんというか忖度でもしてんのかと言いたくなります。

残り試合と勝ち点差、順位を考えると、リーグ優勝はほぼ無くなったと言っても良いでしょう。勝利は期待しますが、勝つだけではこの差は縮まりません。3位以内を目指すのが現実的ですが、上3つが抜けているのですよね。4位はどうあっても確保してほしいです。

すぐ下の6位に山見をレンタルで出している東京ヴェルディが上がってきたのがなんとも言いがたいところです。ガンバ本体はFW不足で苦しんでいるのにねえ。

そもそも今日の試合も、夏の補強で大成功した京都と、大失敗(というか何もしていない)したガンバという差が如実に表れたものでした。怪我の林大地の獲得だけで、唐山・中村をJ2熊本とJ3松本にレンタルしたのですから、単純に前線の選手の数が減り弱体化しています。

その唐山、中村と栃木にいる南野の3人が揃って今節ゴールを決めているのが皮肉どころではないですね。

この夏の補強が出来なかったのは結局資金不足なんでしょうか? 林大地の獲得は、シントトロイデンに完全移籍した山本理仁との事実上の交換でしょうし、シーズンオフの補強にお金を使い過ぎたのかと思ってしまいます。

次節は前述した6位東京ヴェルディとの試合です。負ければ6位転落となり、3位どころか上位も失いかねない大事な一戦となります。

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