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シャニマス備忘録1.アイドルという偶像

私はアイドルが好きだ。アイドルに夢を見ている。特に「ファンが何を求めているか」を理解しているアイドルのパフォーマンスを見ると尊さで涙が止まらない。好きだなぁ、もっと沢山応援したいなぁ、と思う。

そんな自分の、ここ最近の思考の半分以上を占めているのが「アイドルマスター シャイニーカラーズ」である。

アイマス自体は大好きで、今までもアイドルをプロデュースしたり、現地に参加してきたが、シャニマスはリリース時にインストールと初回のガチャだけ回して止まっていた。ゲーム性が難しく距離を置いてしまったのだ。今思うととてももったいないことをした。そのため、プロデュース歴自体は1ヶ月ほどの超初心者Pである。そんな初心者が今、黛冬優子のTRUEエンドをクリアし、いてもたってもいられず、「シャニマスのアイドルってすごい!!」を書き残すことにした。ゲーム性についてはここでは触れず、コミュを見て感じたことを記す。

1.そもそもアイドルとは?

アイドルとはいったい何か。

アイドルとは、「偶像」「崇拝される人や物」「あこがれの的」「熱狂的なファンをもつ人」を指す。英語(idol)に由来する語。(出典:Wikipedia)

語源としては、英語のidol=「偶像」であり、現在ではビジネスやひとつのジャンルの括りとしての意味合いを強くもつようになったようだ。

個人の考えとしては、私(=ファン)にとってのアイドルは夢を見せてくれる人(=偶像)であるが、私(=プロデューサー)にとってのアイドルは良きパートナーであり、ともに成長していく仲間だと思っている。

シャニマスはその《アイドル》という存在に対する向き合い方が人それぞれで、様々な《アイドル》の形が存在する。それ故にアイドル同士の衝突もあるが、そこがシャイニーカラーズのドラマであり、惹かれるところだと感じる。

2.シャニマスにおけるアイドル像

シャニマスは一人一人が真剣に自分と向き合い、グループの仲間と向き合い、自分なりの《アイドル像》を確立していく。芸能界で生きるために、彼女たちは各々「どんなアイドルになりたいのか」について考えているのである。私はプロデューサーとしてアイドル達をプロデュースしているので、ファンには見えない裏側で、努力し、壁にぶつかり、芸能界や社会の大きな力と戦う彼女たちを見ることになる。

ありのままを好きになってもらいたい、完璧を目指したい、トップになりたい、ダンスを頑張りたい、歌を頑張りたい、など、色々な思いを抱いているアイドルたち。

その中でも、アイドル=偶像を体現している人物がいる。

3.黛冬優子

この備忘録を書くきっかけになったアイドルである。アイドルは偶像という意味があるが、その偶像を彼女は自分自身で作り上げ、常に背負って人と接している。彼女をプロデュースしていくと、偶像である冬優子の時は「こうあるべき」いう考えをもとに、本音を隠しながらも上手く自分を表現している。しかし、プロデューサーから「どんなアイドルになりたいか?」と聞かれると、逆に「ふゆは、どんなアイドルになれると思いますか?」と聞き返すのである。

ほんとのふゆを知ったら、みんな嫌いになるくせに!!

本当の冬優子ではなく、理想のふゆ。それは偶像であって虚像ではない。だからその場で繕わずに、自分なりに「どんなアイドルになりたいのか」を真剣に考えて、後日答えを出すのである

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自分に対して客観視ができ、本来の自分への自己肯定感が低い。それ故に他人に厳しく、自分にも厳しい冬優子。その彼女の理想のアイドル像が《自分が胸を張れるアイドル》である。

いつか本当に、心から、胸を張って冬優子が自分を褒められる日が来ることを願っている。

4.シャニマスってすごいのよ!

シャニマスは文学。と言われている所以が、プロデュースをして初めてわかった。

イラストでもコミュでも、物語の中の余韻を感じられる。多くを語らず、考察する余地があるのだ。じっくり、じっくり味わいながら中身を反芻して噛み砕いていく。そういった余韻がシャニマスにはある。

私は始めたばかりなので、アイドル一人一人ひついて、まだまだ知らない物語が沢山ある。プロデュースをすることで、アイドルの考えや生き方に触れ、一緒に成長していける気がする。これからもっといろいろなアイドルたちをプロデュースしていきたい。

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