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2021年のふりかえり

 そんなこんなしているうちに 2021 年も終わり。

 今年激動の年でした。

 今年自分は何を得て、何を失ったのかをまとめつつ、来年の野望について語ってみたいと思います。

■ 2020 年の悩み

 働くことができるのはあと 30 年くらい、私は何をやりたかったんだっけ?ということをぽつぽつ考えるようになったのが 2020 年の秋頃。新卒の頃から「自分の作った仕組みで人に喜んでもらいたい」と思い続けてはや 20 年、私はきちんとやれているだろうか…と悩んでいたその時の状況は正直、手も足も何も出せず、ぱちゃぱちゃと底なし沼でもがいていたようなものだったのです。

 これまで 5 回ほど転職をし、この年になってなお、会社で働くことが難しいと感じています。もしかしたら私は会社という「組織」で勤めることが自体が苦手なのかな。いっそ辞めちゃおうか?いやだがしかし…いやそれもいい…などと悶々と悩んでいました。

 悩みの果てに、とにもかくにも動かなければ何も変わらない、自分がやりたいことができる環境を自ら作ろう、そうだ、経営者やその近くに直接リーチできるなにかを武器に、IT を用いた仕組化組織化も請け負えたらやりたいことできるようになるじゃんよ…ということで、行政書士資格に目をつけ、試験への挑戦が始まったというわけです。

■ 動いたこと1:行政書士への挑戦

 LEC 仙台校の皆様には本当に良くしていただきました。結果的には落ちた(はずな)のだけど、学びは本当に大きかったです。こんなにも身近なのに遠いように感じていた世界があったなんてねえ(しみじみ)。

 システム開発に置いても、社内外へのサービス展開に置いても、総務業務ひとつとっても。全くなんの基礎知識もない状態で見たときとそうでないときと、物の見方が大きく変わりました。ある意味「何かをやる前に制約的に物事を見てしまう」という観点が強化されてはしまいましたが、それは必要な観点。立ち止まれるポイントが増えたということです。

 勉強するにあたっては、朝の時間を活用しました。0530 くらいに起きて0615 時くらいに出発して 0700-0800 まで勉強…という習慣をつけることができたのも、今年の動きとしては特徴的でした。

■ 動いたこと2:早起き

 私の場合、公共交通機関で出勤しても、車で出勤してもコストがほぼ変わらない状態でした。が、車といえばつきものなのが渋滞。公共交通機関で行く場合より 30 分~ 1 時間のロスになってしまいます、が、朝早く出るなら別です。ドアtoドアなら確実に車のほうが速くつきます。

 勉強時間をなるべくロスなく確保するという意味でも早起きの習慣がついたのはとてもいいことでしたね。ただまあ、コストが変わらないとは言っても日々の駐車場料金はかなり高いのです。なんとかお安くできる方法はないものか…とたどり着いたのが、バイクで通勤すること。

 おかげさまで年 20 万程度のコストダウンができる計算だったのですけど…楽しいとなるとこう、その先を見てしまうのが私の悪い癖。

■ 動いたこと3:バイクの免許取得

 125cc のバイクなら、制限速度も二段階右折制限も緩和される ― ということで取得しました。これならもう1段階上の中型免許でも良かったかなーと言うあっさり具合でした。

 そして、ざっくり 40 万円くらいのバイクを購入。コストダウンのつもりがコストアップ…とはならず。愛用のロードバイクや乗っていたカブを売ったりして資金を調達。コストダウンできた位の値段で手に入れることができたので、プラスマイナスゼロ(?)です。

 投資した効果ももちろんありました。早朝の通勤路を軽快に走ることができるのは、時間確保やストレス解消の観点からも、それはもう有意義でした。ちなみに今度の愛車の名前は「ぱややーん号」(タイ語で"がんばる"という意味)です。

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 早朝、あるいは帰りの通勤路をぶんぶん走りながら考えていたのは、7 月頃に誘われたとあるお話。どういうカタチで関わっていくべきか…。

■ 動いたこと4:複業という道を模索

 当時の会社は揺れに揺れていました。一月のうち半分は、パソコンやスマートフォンのリセットとキッティングをやっていたような気がします。

 通常の返却をしてくる方もいれば、明らかに汚したり壊したりして返す人。デスクトップの真ん中に会社を批判する文書を仕込んでくる人。いろいろな人がいました。

 それらを直し、リセットし、新たに入社する人用にセッティングし直すというのは、賽の河原で石を積み上げるような行為でもありました。こういうの、結構精神的に参るのですよ…。

 いろいろな施策を打とうとしても打てず「おくりびと」のような生活を続ける中でふと考えてしまったのは「スキルのサビつき」でした。Intune や Jamf を使えばできる作業をひとりで黙々とやっている間にも、時代は進みます。その間にスキルのキャッチアップをする機会も、経験をする機会も失われてしまうわけです。そういうことを活かせるカタチ…副業というのはできないものかと模索してみました。

 何社かとは少しお仕事させていただきました。その経験は大変に素晴らしく、行政書士業デビューして、食いっぱぐれたら、複数の副業で複業をするという生き方もいいな…と少し手ごたえを得ることができました。

 そのひとつとして、お誘いを受けていたと思っていた企業さんと話をするうちに、もう一回だけチャレンジしたくなったのです ― 企業人として生きていけるのかということを。

■ 動いたこと5:転職

 お互いにじゃあ顧問契約結んで副業というカタチでお願いしますとまとまりかけた合意を、私のほうからひっくり返しました。大筋、私がどういうことを思っていて、どういう気持でいるかは話していました。それでも、もう一度、正社員として全力で取り組んでみたいとお話したところ快諾をいただき、再び「会社に所属する」という道を選ばせていただきました。

 入社から1ヶ月経ちました。ふらふらさんは「あれ、10 年前からいましたよね」というくらい馴染んでいるそうです。いろいろ吹っ切って、裏表をつくらないようにしたせいでしょうかね。

 それとも、素敵な仲間が周りにいてくれるからでしょうか。おそらくどっちもです。おかげで今年、2021 年は穏やかな気持で終えることができました。

■ これから動くこと

 年末らしく1年を振り返ってみましたが…まあ、過去のことはもういいのです。これから先、2022 年は何をやっていきましょうね。アレも作らなくちゃだし、コレも確立しなくっちゃ、アノ準備をしておいて、後半に花開くといいな ― などとやりたいことはてんこもり。

 それらを一言でいうと「ふらふらがいなくても回るようにする」です。

 私ひとりが楽しくなっても仕方がないですからね。もっと若い人たちが、情シスのマインドの良いところを引き継いで、不要なところパージしながら成長していってくれるフィールドを作っていくのが、畢竟、私の仕事だと思っています。

 仕組みを入れるよ・つくるよ、自動化を進めるよ、セキュリティを高めるよということの旗振りをするのは私の仕事の一側面でしか無いのです。

 うまく言えませんが、自分、あるいは、自分が参考にしている人の考え方や文化が自社の組織と文化と融合して、次の、新しいステージに進んでいく ― そのための踏み台になりたいということです。

 踏み台がしっかりと立つための土台を、来年は作っていこうと思います。


今年は本当に皆様にお世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします。


自宅にて、大掃除をサボりながら ふらふら 拝

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