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地方在住の17歳が描く、夢と未来

はじめに

私は今、高専に在学しながら"地域活性化"とかに取り組んでいる。
この時点で「高専」とかに突っ込みたくなると思うのだけれど、それは置いておいて。

具体的に述べると、今は2つの取り組みを軸に進めているところだ。1つは「農業を通じて、みんなが笑顔に」というビジョンを掲げる"GamifyAgri"の立ち上げ・開発。そしてもう1つが「地域と高齢者をつなぐデバイス」というコンセプトの"Project TSUBAME"。

全て今年から本格的に立ち上げたのだが、大晦日の今日、2020年の取り組みのまとめと、その振り返りも兼ね、今回は自身の取り組みを初noteとしてまとめてみたいと思う。

以下には簡単な要約と目次を用意した。本文中には太字も取り入れながら書いてみたので、疲れてきたら適当に飛ばしながら読み進めて欲しい。

➢3つにまとめると
・高専に在学しながら地域活性化などに取り組んでいる
・農業体験プラットフォーム"GamifyAgri"で、「農業からみんなを笑顔に」
・IoTデバイス開発プロジェクト"Project TSUBAME"から、「情報を通じて、豊かな世界を」創る


1. 農業から、みんなを笑顔に。

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事業イメージ(お世話になってる農家さんと、UIデザインのモックアップ)。

1つ目の"GamifyAgri"は、一言で言えば「農業体験を多くの人へ届けたい」

農業体験といっても既存のものとは色が違い、それを農業体験と形容していいのかはわからないが、具体的にはプラットフォームを提供して、その上に「地域の魅力が詰まった」農業体験を乗っけて、交流や出会いなどの"化学反応"を生み出しながら、地域に関わる人々、すなわち「ファン」や「交流人口」を増やしていきたい、というものだ。

そのために、今はWebアプリを開発したり、体験の試験的な実証を行ってみたり、ピッチをさせていただくなど様々な活動をに取り組んでいる。まずはテストマーケとして小規模な体験を提供しているが、将来的には(開発中の)プラットフォームを実展開し、様々な人と地域の出会いを生み出す場を創りたいと考えている。

1) 将来的な構想

このサービスの肝は「体験」。といっても(先に述べたとおり)普通の体験とは異なり、「地域に結びついた」一次産業らしさを最大限発揮できる方式のサービスを目指している。

だからこそ、これまでにない取り組みだからこその苦労、あるいは普及に向けた課題は山積しているだろう。協力者の問題だったり、あるいは人的リソースの問題だったり。あとは、簡単に誰もが体験を提供できるのか?なんて問題も。だからまずは、身近なところで検証を行いつつ、その拡張可能性を探っていく予定だ(ちょっとだけ既に実践している)。

そこでは多くの方からの支援・応援などをいただくことによって、実施することができている(この場を借りて御礼申し上げたい)。私たち(※1)はこうした多くの方からの支援ももらいながら、「農業を通じて、みんなが笑顔に」なる未来を実現するべく活動している。そして将来的には地域活性化や一次産業の再興、さらにその先にある"地域社会そのもの"のサスティナビリティ(持続可能性)の向上をも目指していきたい、そんなビジョンを掲げている。

2) この取り組みを通じて感じていること

プロジェクトが本格的に始動したのは昨年の4月ごろ。

"(農業に)魅力を感じている"からこそ事業アイデアを立て、応募して取り組み始めたのは勿論、と前置きした上で、最近その"魅力"を感じる機会は格段に増えた(と言うより感じるようになった)と思っている。

活動当初はちょうど例のウイルス(※2)の流行とも重なり、緊急事態宣言や他国でのロックダウンなど、1年前にはとても予見できなかった多くの出来事が起こり、これまでの予定や思惑、そのベースまでもが全てひっくり返ってしまった。

しかし偶然にも、緊急事態宣言下ではこれまで浸透しなかった「テレワーク」が一気に広まり、今や流行語として認識されるほどにもなった。これによって、場所を問わない働き方、さらには関連したトピックス(地方移住や、働き方改革、あるいは自己のライフワークバランスまで)などの機運は、あらゆる価値観も変化している真っ只中で格段に高まったと思う。

そうした中、ビジネスの流れとしては「これから上向きなんじゃないか?」と感じる部分もある。実際に「三密」回避の動きが相まって、市民農園のサービスは好調だ。

そして個人的にも、自らもリモート体制(学生なので"遠隔授業")になったことでその魅力を感じる、あるいは体感する機会が増えてきた。特にこうした活動へと取り組んでいることも相まって、これまでの頃とは違った立ち位置で見れるようになり、その視点が変わったことで地元に対しての「魅力」というのも感じるようになった。

3) 感じている"魅力"

アイデアの着想時と比較すれば、活発に活動する今では"必然と"農家さんだったり、あるいは地域の第一線で活躍する人とのコラボレーションが増えた。そうして接点が増えるうち、個人的に(これまでも)感じていた農業への「可能性」というのは、なお一層強く感じるようになっていった。

一次産業は、地域・地方と密接な関係がある。土地や気候に合わせた栽培形態を取っているのはご存知の通りだと思うが、そこから生まれる「営み」や「文化」、さらにはその土地の自然環境とも持ちつ持たれつの関係性(里山)が生み出されている。

そして、そこにあるのは、想いを込めて野菜を育てている「生産者」の姿。でも、そんな境地とは無縁に近い状態で日々を過ごす人も多い。そんな状態を私は「もったいない」と思ったのだ。

例えば地方であれば、野菜を農家さんから直接買ったり、あるいは「お裾分け」で貰ったり。いろいろなことをきっかけに「思いを馳せる」瞬間が訪れることは多くある。しかし一方で、今の社会で食卓で「XXさんのお野菜はおいしいね」なんて会話をしたり、空間を持てる家庭というのは、おそらく地方だけではないか。

その「ありがたさ」や「大切さ」というのを、いろいろなタイミングが重なった今だからこそ噛み締める機会は多い。

いまだ埋もれたままの「現場」ならではの価値。
その一部を少しでも垣間見れたり、生産者の想いを感受できる機会、あるいはそもそもの「営み」という私たちにとっての"異日常"が、刺激や支えとなるのではないか、そんな可能性を感じている。

4) この取り組みの今後

最近では産直ECだったり、あるいはその他のAgriTechなどの分野でも多くのベンチャーが立ち上がり、この産業の構図には少しずつ変化すら生まれる気配を感じる。またさらに、最近ではメディアなどで「儲かる農業」などが取り上げられるケースもある。

どの取り組みも、これから農業の「当たり前」を変化させるのか、それともごく一部の先進的な農家さんに対して変革を促すものかは分からない。しかし特に「ビジネス的な視点」を持って農業に参入する人々が増えており、それが変化につながる可能性は大きいと思う。そんな中で、自身の取り組みにおいてもブラッシュアップを加速させながら、事業化や実用化を目指し開発に取り組んでいる最中だ。

が、これからは人的リソースがもしかしたら不足するかもしれないし(少なくとも1人では無理そう、という問題だったり)、あるいは資金やユーザー数の問題など様々な課題も予見される。その課題をも乗り越えながら、私たちはこのサービスを事業化まで進めるべく、これからも活動を続けて行きたいと思う。

2.情報を通じて、豊かな未来を創る。

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コロナ禍なのでミーティングもリモート(近況写真)

もう一つの"Project TSUBAME"。
こちらは主に高齢者に向けたデバイス開発である。

このプロジェクトを始めるきっかけは、昨年千葉県を襲った台風15号だ。身近な地域も被害を受ける中、ボランティアとして活動する機会をいただき、そこであった様々な出会いや体験が、活動へと駆り立てる原動力に繋がった。

そこで生まれた「何かできることがないか」という思いは、インタビューやフィールドワークなどの活動へと結びついた。その活動を重ねる中で、私たちは様々な課題へと触れてきた。

その中でも大きいのは「情報の収集・発信」という課題だった。そこでは停電や台風被害によっていつもの手段が使えなくなってしまった"災害時"の課題や、調査を進めていくうちに"平時"においてもお年寄りなどの皆さんにとっては情報の収集・発信に対しての厳しい側面があることが判明した。

その課題を解決すべく、私たちは「手軽に使えるIoTかわら版」(と呼んでいるデバイス)の開発に着手している。

1) 活動について

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本プロジェクトのきっかけは、先述の通り台風15号だった。

個人的な発起の経緯としては、先述の通りであるが、まずはプロジェクトとして本格的に始動するにあたって、仲間集めに着手することとした。

放課後に知人へプレゼンしたり、興味を持ってくれた友人と一緒にアイデアを組み立てながら、構想を練り上げる日々を繰り返していた。その中では、フィールドワークやだったりも設けながら、最終的な「何をするか」ということだったり、あるいはどの課題を解決するかを固めていく、いわば初期段階のサイクルを繰り返して行った。

そして"積み重ねては崩し"、を繰り返した上で行き着いたのは「IoTかわら板」の構想であった。そこからは好調に進行し、高校生だったり大学生を支援するプログラムに応募して、活動の元手となる資金の確保に努めた。そして無事にコンテストで採択され、現在はその環境をフル活用しながら、デバイスの実証へと漕ぎ着けようとしている。

なので、これからPoC,PoVを迎える段階であるから、正直なところ「やってみないと分からない」というところもある。しかしその一方、取り組みの将来設計については様々な可能性も感じている。妄想すれば妄想するほど、様々な活路を考え出すことができるのだ。例えば、デバイスが地域コミュニティのハブとして機能する未来だったり、あるいは少子高齢化で、衰退の進む地方部において新しい"公共インフラ"として活路を見出す未来など...

もちろん、その実現に向けて乗り越えなければならない"壁"というのは決して低くない。しかし、そこに挑戦する価値というのは十二分にあると考えている。こちらも同様に、人的リソースだったり、あるいは将来的にどう進めていくか、というのが悩みの種ではあるが(笑)

総括すると、まずはPoCに向けた開発を頑張る、というのが直近のゴールではあるが、その先や明るい未来を目指しながら、現在開発を進めている段階である。

2) "このご時世"を乗り越えて

そんな中、本来であればフィールドワークを重視した活動へ取り組みたかったが、例のウイルスが想定以上に拡大している現状、なかなか思うようには動けていない。さらに学校自体もリモートで、意識的にコミュニケーションの機会を持たなければ意思疎通も確認できない、直接相手の制作環境に首を突っ込んで触れることができない... そんな「難しさ」も相まって、影響は予想以上に及んでいる。

プロジェクトの「これから」を考えれば、より細やかな検証を進め、拡大を図っていきたいという思いの反面、しかし例のウイルスの影響下で"人的交流"はあまり望ましくない、そんな中で、まだ進め方の"最適解"を見出すまでには至っていないのが実情だ。

しかしその一方で、私には「今だからこそできること」で乗り越えたい、そんな思いもある。例のウイルスによって受けた影響は私たちにとっても少なくないだろうし、それ以上に影響を受けた方も多くいることだと思う。そのことを理由にすれば、いくらでも影響は挙げられるし、逃げ口もある。

しかしそれを嘆いたとしても、残念ながら今の環境は変わらない。

だからこそ、私は「できなかった」のではなく「今だからこそできることに転換する」という意識を念頭に置いている。これも口にするのだけは簡単だが、これまで対面で計画していたユーザーインタビューやテストを取ってみても、それをリモートで実施するのは相当に困難だ(特に知見が浅い身分であれば尚更)。

しかし、それを工夫によって乗り越えることこそが、今できる最善の手立てだと思う。少しでもその体制を改善し、PDCAを回しながら、私たちは日々活動に取り組んでいる。

3) 着地点はどこにある?

あと、先の"GamifyAgri"にも絡まる部分ではあるが、プロジェクトの着地点についてだけ話しておきたい。

僕は、正直なところ起業にはこだわっていない。より正確にいうならば、起業が全てだとは思わないのだ。よく口にするワードだから執着していると思われるのだが...

もちろんビジネスとして考えると、法人格を持つことは一定の信用になったり、あるいは何らかのゴールとして起業を設定することもあるだろう。しかし自分は、結果的に、起業は"手段"であると思うし、これは多くの人もその認識ではないだろうか。

本格的に取り組む上で、あくまでも組織として法人を立ち上げたりすることはあると思う。しかしその"外側"を詰めるのは、"中身"が煮詰まってからだというスタンスを取りたいと思っている。とはいえ、現実的なタイミング等で"外側"から創ろうかな、という自分もいるのだが...(苦笑)

あくまでも、ゴールとしてはビジョンの実現だったり、あるいは短期的な目標達成の繰り返しだと思う。もちろん、ビジョンも詰まるところは"理想"であって、ゴールではないのかもしれないが(例えば起業だったら上場を目標にするとかというのがゴールだとは思う)、敢えていうならば「限界を定めずに」日々取り組んでいる(※3)と言っても過言ではないだろう。


さいごに

今回は、自身の2つの取り組みを軸に、自身の考えだったり、特徴的な部分について紹介した。たった2つの取り組みだけど、書いていると思わず熱が入ってしまいボリューミーな記事になった(笑)。ここまで長く書いてしまったので、高専の話だったり、あるいは個人的な地方に対する意見などはまた違う機会で述べることができればと思う。

どちらのプロジェクトも、これから拡大を図ろうとしている段階である。特に最近、エンジニアリングからビジネスまでを一貫して一人で完結させることの難しさも感じており、開発方式の変更やチームの組成なども考えているため、もし良ければアドバイスなどもいただけると幸いだ。

まだ法人登記等はしていないので、形式だった組織として動いている...というわけではないのだが、もし興味が湧いた方がいれば、コメントでも、SNSでも、コンタクトページからでもぜひ感想や意見を送って欲しい。





最後に、Twitterも最近始めたばかりなので、もし良ければフォローいただけると嬉しいです(飛んで喜びます)。
https://twitter.com/hrd_sora

※1: 一人プロジェクトですが、支援いただく方々や応援いただく方々を含めて"私たち"と複数人称でいつも書いています
※2: アレのことです(警告回避のためぼかしています)
※3: 実はある方からいただいた言葉です








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