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成果報酬型広告営業の面白さ

デジタルマーケティング業界での就職を目指す皆さんに、
バリューコマースの主要事業の1つであるアフィリエイト事業を通じて
私たちが考える『情報を正しく効率的につなぐ』ことの面白さについて知っていただきたく
ヤフー株式会社の広告事業にて代理店営業部門の本部長を経て、広告事業の責任者も務めた広告ビジネスのプロである取締役の田邉さんに成果報酬型広告営業の面白さを語ってもらいました。


田邉:若い社員や新卒採用の面接などで「マーケティングの専門家になりたい」とか「マーケティングのプロになりたい」と言う人がいます。すごく高い志で良いことだと思うんですが、マーケティングのプロってどういう人なのかを聞くと、色んな広告に詳しい人というイメージを持っている人が多いんですね。

デジタルマーケティングでいえば、成果報酬型広告をはじめ、Googleやヤフー、Facebookだったり、最近だとTikTokなど、それぞれ特性が異なるので違いを理解してプランニングすることは大事だと思います。ただ、それらに詳しければマーケティングのプロかと言われると、少し足りないように思います。

――具体的にどのあたりが不足していると思われるんですか?

田邉:マーケティングの教科書を読むと、最初の方に「4P」という言葉が出てきますよね。マーケティングにはProduct(製品)、Price(価格)、Place(販売チャネル)、Promotion(販売促進)という4つの要素がある。先ほどの広告メニューは4PでいうとPromotionでしかないため、まず残りの3つのPが不足しています。
これは仕方ない部分もあって、マーケティングの仕事をしている人が自由に企画・設計できるのがPromotionだけだという側面も確かにあります。

それに加えて、広告メニューに精通していることはPromotionのうちの一部でしかないと思うんです。ですので、それでマーケティングのプロなのか?と言われると少し違うのではないかと思います。

もちろん広告メニューに詳しいことは重要です。先ほども述べた通り、様々な広告メニューを組み合わせて、広告主の成果をどのようにアレンジしていくのかを考えるのは非常に楽しいと思います。
その意味では、バリューコマースのマーケティングソリューションズ事業は、今のところ自社の成果報酬型広告「バリューコマース アフィリエイト」のみを扱っているので、様々な広告メニューを扱う派手さはないですね。

――その派手さのないバリューコマースで働く面白さはどこにあるんですか?

田邉:
採用セミナーの資料にも記載されていますが、メディア運営者と一緒になって消費者と広告主である企業をつなぐことにあると思います。

他のデジタル広告もメディア面に広告を掲載するんですが、広告を配信する技術の進化(特にデータを活用したターゲティング技術の進化)もあり、メディアコンテンツの外側に設置された広告枠に、高度な配信技術を用いて広告を表示する、というテクノロジーの要素が大きくなっていますね。

成果報酬型広告はそうではなく、メディア運営者と一緒にメディアコンテンツを活用しながら、どのように消費者と広告主をつなぐかを考えなければいけません。商品のターゲットを明確化し、そのターゲットのどのような課題を解決するのかを定義し、競合商品との違いも含めて、訴求内容をコンテンツとして生成する。このプロセスをメディア運営者と一緒に考え、作っていくところが面白いと思います。これもマーケティングの要素の一部でしかありませんが、テクノロジーで解決できないが故に、泥臭く消費者理解をもとに企画していく、考え抜いていく点が面白さだと思います。

そこに魅力を感じてくれる人と働きたいなと思います。 


田邉 浩一郎(たなべ こういちろう)
取締役 マーケティングソリューションズ統括

2000年2月、ヤフー株式会社(現Zホールディングス株式会社)に入社。
広告事業のパートナー営業本部(広告代理店向け営業部門)の本部長を経て、
広告事業部門の責任者(執行役員)を務める。 2019年3月より現職