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読書で磨かれる3つの能力

宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。そして何よりも、宝を毎日味わうことができる。
ウォルト・ディズニー

本を読むのは良いぞ!
そんなのすでに知っているという人も多いでしょう。しかし、ちょっと待ってください。読書がどう良いのかをあなたは言えるでしょうか?

今回は読書によって具体的にどんな能力が磨かれるのか。それについてお話しようと思います。

読書で磨かれる能力は大きく分けて3つです。

1.知性
2.読解力
3.雑談力

それでは、それぞれについて解説していきましょう。

1.知性

まずは、当然ながら知性が磨かれます。人間の寿命は徐々に伸びており、今の若い人は100年生きると言われています。長く生きる上で「生涯勉強し続ける」という能力が重要視されています。

今までの時代では、若いときに詰め込み教育をして、社会人になってからはアウトプットをし続ける、といった流れが普通でした。しかしこれからの時代では、技術も急速に発達する上に寿命も長いので、歳を重ねると若いときの知識が役に立たなくなってしまいます。

そこで生涯学習が必須のスキルになってきますが、生涯学習のためも最も良い方法が、読書です。学校に行かずとも、自分のペースで能力を伸ばしていけます。年配の方でも読書であれば、他人の目を気にせずに自己啓発に取り組めるでしょう。

2.読解力

テクノロジーの進歩とともに、テキストメッセージが多くなりました。最近の子は本を読まないと悲観されがちですが、TwitterやFacebookなど多くのSNSではテキストベースで会話が行われます。

時代とともに電話が減って、テキストベースで多くの会話が行われるようになりました。コミュニケーションの方法が変わるとともに、これからの時代で必要なスキルも変わってきます。今までの声色や表情を読み解くスキルから、少しずつ読解力のスキルが重要視されてきます。

仕事相手や友人との連絡で誤読をしないようにする必要があります。また逆に特に上司などとのデリケートな会話のときは、文章を正しく書く必要があります。

こういったこれからの時代に備えるという意味でも、読書は大事と言えるでしょう。

3.雑談力

読書で雑談力が鍛えられるかというと、疑問に思われるかもしれません。しかし、確実に読書で雑談力は鍛えられます。

まず、知識が豊富であるため、相手の話についていきやすくなります。雑談で自分の好きなことが語れる相手がいると楽しいですよね。知識を備えることで、多くの人の専門分野に通ずるようになります。

意外ですが、読書には共感力を高めるという効果があることもわかっています。小説やストーリーを読むことで、登場人物と自分の気持ちを重ねる体験をしているのでしょう。そういった理由で、小説などの娯楽系の読書も知らない間に能力を伸ばしているということになります。

仕事のスキマ時間におけるちょっとした雑談が、会社の生産性を高めるという研究もあり、雑談スキルは徐々に注目され始めています。小説で楽しみながらスキルを伸ばせると考えると、一石二鳥ですね。

今回は、読書が与える良い効果についてお話しました。その効果は大きく分けて3つあり、知性・読解力・雑談力でした。これからの時代でますます重要になってくるスキルであり、今からでも遅くはありません。ぜひ今日からでも読書習慣をつけてみてはどうでしょうか?

参考 頭は「本の読み方」で磨かれる 茂木健一郎

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