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アンダーグラウンド天神

大学連盟のダンスイベントが終わり、朝の電車に揺られ眠気覚ましにブログをポチポチ書いている訳だが、夜の天神は福岡の裏の顔が剥がれ出たようで個人的に好きだ。

飲み会でこの世の終わりのような会話を続けたかと思えば拗らせた恋愛の話で勝手に死にたくなり、なんやかんやでその子ともう一回会ってみれば良いじゃんという話にまで進み、連絡できたかと思えば「好きな人いるからやめとく」というお断りの常套句のような返信を喰らい、「うわぁあ〜こりゃもう世紀末です!」なんて友人とゲラゲラ笑いながらも多分もう絶交されたなと心の中で半べそかきそうになりながら街で煙草を吸った。もっとダンスの話すれば良かった。

そんなこんなで終電を逃し、人生で初めてネットカフェなるものに足を運んだのだが、シャワー無料で漫画も読めるこんな画期的な場所があるのかと大変感動した。この国、やばいです。

友達から10巻まで借りていた漫画の最終話まで読めた。
映画版エンドもいいけど漫画版エンドもよろし。


終電を逃したのは何も僕に限った話ではなく別のダンスナンバー(作品)で打ち上げをしていた友人も同じようで、24時間営業のラーメン屋に行こうかと言う話になり警固公園に向かった。
ここがなんとまぁ地獄たるや。地雷系と呼ばれるような服を着た女の子がふらふらとしたダンスを踊ったり走ったり、始発待ちの男の人たちが眠ったり或いはスマホを見ながら寝そべったり、タイトなスキニーを履いた人がそこらじゅうで煙草を蒸しゲラゲラと笑っていたり吐ききれなかった人達が己のゲロと対峙していたり… そりゃあ本当の地獄というのはもっとドギツイものなのだろうけれど、国も経済も辛うじて平和な安定しているこの国ではこれこそ地獄と僕は呼べるような気がしている。文章合ってますか?もう眠くて仕方ありません。

ただ所詮は公園。ラーメン屋への道中、細道は更に過激さを増していました。あたりは金髪のお兄さんで占領され、煙草の吸い殻なのか或いは紙切れなのかよくわからない小さなものがコンクリートを転々とし、タバコのカートンが入っていたであろう箱がゴミ箱として機能していたり…極め付けは瓶の破片の多さ。普通に危険。目の前でお兄さんがスミノフの瓶を地面に打ち付け踏み荒らしている様を横目に「喧嘩打ったら殺される…」なんてことを考え続けていた。

表裏一体とはこのこと。ただ彼らもいつか大人になってそんな飲み方すら忘れてしまうのかと思うと人は心身共に成長する生き物であり、そんな夜遅くを徘徊している自分もまた月日を経ることでこのアンダーグラウンドに見える街の見え方が少し変わっていくのかなぁと勝手にカス哲学が始まる。

そんなこんなで最寄り駅まであと少しとなりました。お酒沢山飲んだんで切り替えて色々頑張ります。
好きなことと嫌なことは必ずどちらも本気でしないと双方の示しがつかないのです。これまた表裏一体。合ってる?
あともう例の女の子には連絡しません。バイバイノスタルジア。あの子はもっと素敵な人と幸せになるべきなのですね。
しつこい男とは女々しく嫌悪されてしまうということですワ。社会勉強。
地元帰って猫撫でます。

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