哲学者名無しその8

 4日の休みを挟んでまた野球の練習試合が再開したようだ。バファローズの試合をみていると、昨日の初日こそはアダムジョーンズも休み明けで全然動けていないように見えたが、今日はしっかり腐っても「元MLBプレイヤー」のプライドを見せつけてくれている。相変わらずブルペンには不安が残るが、山岡田嶋の先発陣は安定しているし、開幕が楽しみだ。

 さて今日の読書感想文はこちら。『GIVE&TAKE 与える人こそ成功する時代』。内容をかいつまんで述べる。世の中には他人の利益のために行動する人(ギバー)と自分の利益のために行動する人(テイカー)、そしてその両者をうまくつりあわせている人(マッチャー)がいる。それぞれの性質を持つ人がどれくらい成功しているかを調べると、テイカーよりもギバーの方が上位にきていることがわかった。
 しかしギバーなら全員が成功するわけではなく、他人に気を使いすぎるがあまり階層の最底辺に沈んでしまう人も一定数存在するらしい。成功するギバーと失敗するギバーの違いを説明しながら、テイカーやマッチャーとの接し方について説いた本である。

 マッチャーに関してはある程度は自分にもギブしてくれるのでそこまで問題はないのだが、テイカーを相手にしたときの振る舞いがギバーとして生きていくには重要なのだ。そもそもギバーは相手に対して信頼や共感を寄せられる強みがあるのだが、これを使いすぎると見かけを繕ったテイカーにいいように使われたり、相手の感情を慮るあまり自分の主張ができなくなるといった不利益を自らに降らせてしまう。ではテイカーになればいいのかといえばそうではなく、テイカーだということが相手にバレると社会的に噂話が流れることで印象操作が行われ、結局成功の可能性が低くなってしまう。

 自分をすり減らすことの多いギバーだが、その対策としては「相手を信用しすぎない」「相手の気持ちではなく思考を推察する」「交渉時は身近な人の代理人になった気持ちで臨む」といったことが挙げられている。共通することは世の中を限られたパイを奪い合うゼロサムゲームではなく、パイそのものを大きくしていく思考である。事実として他者への志向性を持ったギバーが大成功している。
 ギブアンドテイクのあり方は1つではないし、とりあえず人に親切にしてみるところから始まっていくのかなあと思ったり。

 これを読んで感じたこと。テイカーへの嫌悪感が言語化されたような気がする。具体例をだすと、コンサルティング系の仕事とかいわゆる「意識高い系」と呼ばれる層に対して、彼らをテイカーだと思い込んでいるところがあった気がする。後者は「いいところに就職したい」という欲を隠して社会問題に切り込むことなくカンボジアに学校を建てたりしているからそのイメージは間違っていないのだろうが、前者に関してはただ解決策を提示して金を巻き上げるのではなく、真に相手のためを思って行動する成果として産業が成り立っているんだと思う。誰でもなれるからピンキリではあるんだろうけど。

 タスクが立て込んできたので読書ペースが落ちてきた。頑張って週1は保ちたいところ。タイムスケジュール表で時間を管理しようとしたがいれる予定に必然性がないので結局だらけることがわかってしまった。いい方法あれば教えてください。

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