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文系院卒移住者が、離島の放棄柑橘についてご説明したい件

アクセスありがとうございます!

放棄柑橘ってなんだ?って思っている方もいらっしゃるかもしれません。

放棄柑橘という言葉は、私が勝手にそう呼んでいるという節もあります(笑)

何はともあれ、ぜひ楽しんでお読みください!


放棄柑橘とは?

ざっというと

昔は誰かがお世話していたけれど、今もう放ったらかしの柑橘」

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こんな感じ。


もしかしたら、このような樹木については、ちゃんと学術的な名前がついているのかもしれませんが、私は勝手に「放棄柑橘」と呼んでいます。


この頃話題の「耕作放棄地」をもじった言葉です。


今のところ、柑橘は比較的利益率が高いからか、「放棄果樹園」という言葉を耳にすることはありません。


で!す!が!

柑橘類は別に果樹園にだけ生えているわけではございません!!

瀬戸内海に浮かぶ「さぬき広島」には果樹園でなくとも、民家の庭やちょっとした空き地に

夏みかん、橙、レモン、柚子などなど

が当たり前のように生えています。さすが瀬戸内。

もちろんちゃんとお手入れされている島民の方もいらっしゃいます。
とはいえ、島民が年々少なくなる今、柑橘は「放棄される」に向かうばかりなのではないかと。


「勝手に食べても、もう今は怒る人すらおらんわ」


この放棄柑橘を語る上で、一番今の状況を表す島民の発言があります。


人様の家の果物を勝手にとって食べていいとは思えません。基本的には。

ただ、

どうみても目の前の家は屋根が朽ち果てて、地面に落ちている。

みかんの木が生えているといっても、「空き地」という看板が立っている。


そのような光景を目にすると、

「もしかして、このみかん勝手に食べてもいいんじゃね」

と私の中の悪魔が話しかけてくるのです。


数ミリ程度、罪の意識がある私は、罪滅ぼしと言わんばかりに島民に一応許可を取ることにしました。

もはや共犯者を作らんと言わんばかりに(笑)


私「あの放ったらかしのみかんって、勝手に食べても大丈夫ですか?」


島民「勝手に獲っても、もう今や怒る人すらおらんわ」


要は食べていいんですけど、なんだか心の中に虚しさみたいなものが、、、、

本当に食べるべきか、、、、


まぁ、食べるんですけどね(笑)


放ったらかしでも味はピカイチ

たとえば、夏みかん

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確かにスーパーで見るみかんに比べると、見た目は悪いです。

でも、中身は

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むっちゃキレイで甘い!


これ、皆食べたら、驚くと思います。
本当に美味しい。


島にずっといる人は

「そんなにベタ褒めするようなもんでもないで。普通や」

と口を揃えるけれど

どうか島民の皆様、お気づきください。

普通じゃない!このみかんの味はピカイチです!


どうにかこれを活用できないか、とおやつにみかんを食べるたびに思うのです。


というわけで、とりあえずは


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生しぼり放棄柑橘サワーにしてみました。


これ大阪に居た僕なら、お金払いますね(笑)


ーー

そんなこんなで柑橘の季節は通り過ぎようとはしていますが、次の冬にはぜひ一度皆さんにも島の「放棄柑橘」を食べていただきたいです。


私の家でみなさんに「放棄柑橘」を楽しんでいただける方法を日々探してみようと思います。

それではお読みいただきましてありがとうございました!!
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