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コラム「離島で遠吠え」

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疑問や提案を離島から「遠吠え」でお届けします!
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#コラム

「移動」しない旅を楽しむ ~お伊勢参りというヒント~

江戸時代のお伊勢参りでは、旅の思い出を披露する会が開かれたそうな。 そこに「移動」しない…

”編集”ばかりの世の中じゃ、地域の価値なんて生まれない

「地域の素敵なものを沢山集めて」 「誰かと誰かを繋ぐ」 最近こうした声に耳を傾けることに…

バルタン星人は「難民」だった

「バルタン星人って、かわいそうなんだよ」 と小学5年生の男の子が私に教えてくれた。バルタ…

ウルトラマン、全裸説

最近ふと「ウルトラマンって全裸なんじゃないか?」という疑問が湧いてきた。 もし仮に全裸だ…

「家庭料理のプロ」は矛盾しているのか?

「だとすると、おばちゃんは家庭料理のプロですね」 絶品の家庭料理農家民宿であるウチの宿で…

銭湯料金には「優しさ」が詰まってるー現代日本に唯一残る物価統制と銭湯

銭湯がこの社会に存続し続けていること自体を、私は「優しさ」と呼びたい 銭湯の料金表を見上…

比較の「寂しさ」

「あれ、私って何が好きなんだっけ?」 日本語には綺麗な言葉が沢山?小学生6年生の頃だったか、おそらくテレビで「花冷え」という言葉に出会った。花冷えとは桜が咲くころの寒の戻りを指す言葉だ。すなわち、桜が咲くほど暖かくなったのにもかかわらず、寒い状況を示している。 この出会いを母に話してみた。すると母は、 絶対的な価値を認められない症候群とはならなかった。語りかけられて、一番最初に思ったのは以下の通りだ。 今思えば愛想もクソもない感想である。ただ案外、このような性格は大き

文章は「欠け」ても「書け」ない

文章は文字を増やすよりも、減らす方が難しい。 古い新聞は小さく、多い先日、近所の人から古…

分かりやすさ至上主義の時代だからこそ、「トゥース!」と叫んでみないか?

「トゥース!」と叫ばれても、正直意味もメッセージも何もかも理解できない。 「分かりやすさ…

比較の「寂しさ」

「あれ、私って何が好きなんだっけ?」 日本語には綺麗な言葉が沢山?小学生6年生の頃だった…

ぼくなりの 小(こ) 話(ばなし)、BKBヒィーア!【書くことを続けるために②】

昨日↓に引き続き、振り返りその② ざっと概略を申し上げますと、「鬱屈とした気持ちがだいぶ…

鬱屈が晴れたら何を書けばいい?【書くことを続けるために①】

いわゆる「振り返り」を2回に分けて投稿しようかなと。超自分語りですが、よければ読んでやっ…

海へポーン!アサリを袋に入れるそのワケは?【瀬戸内・香川の離島小話】

島の漁師のおっちゃんに誘われ、アサリを浜にポーン。 昔は死ぬほどいたアサリ島(丸亀市・讃…

「論文なんて誰が読むねん」と思ったあの日から 

私の日々の記事には裏テーマがありまして。 「学術研究を翻訳する」 #読書の秋2021受賞に寄せて 誰が読むねんやっぱり思った。 一年以上前から思っていたけれど、やはり思う。 「誰が読むねん」 一所懸命に調査して、自分なりに感動みたいなものも得て、先生・先輩そして調査先で出会った方々に力を貸していただいて。 にもかかわらず、この文章はとある大学院の図書室にポンと置かれるとそれで終い。一応、学位記(観光学修士)なるものを渡されはしたけれど。 学生と院生しか読まない論