マガジンのカバー画像

コラム「離島で遠吠え」

158
疑問や提案を離島から「遠吠え」でお届けします!
運営しているクリエイター

#旅

「移動」しない旅を楽しむ ~お伊勢参りというヒント~

江戸時代のお伊勢参りでは、旅の思い出を披露する会が開かれたそうな。 そこに「移動」しない…

お客様は神様ではないけれど、主人公ではある

お客様が神様なら、私自身が相手に向って施すことは何もない。 なぜなら、私などよりも神様の…

香川の離島の若手農家、「らっきょう」観察始めました

「らっきょうを商品作物として育てられるか」 というちょっと真面目なお話と、写真を少々。 …

器という立体のストーリーは、極めて立体的でありました【瀬戸内の離島・手島】

ペンやパソコンって、ほぼ毎日使うけど、時には手に取らない日も。 ただお皿やコップって、ど…

食べないと人生を半分損する可能性のある料理3選 in 札幌・小樽

この主張には2つの意味がある。 「半分損する可能性」が2つあつまると100%人生を損するという…

私たちはもうマルコ・ポーロにはなれない ~旅で視野が狭くなる?~

旅人を自称する人ほど、観光という言葉を嫌う癖があるように思う。 マルコ・ポーロと現代の大…

営利と人情

どうもカネと人情は相性が悪い。 「お金儲けしようと思ってやっているわけじゃないんよ」 どこかの県の食堂のおばちゃんがテレビのインタビューを受けていた。圧倒的な低価格でボリューム満点。なんならお土産のお野菜までついてくる。 サービスを体現したような店を切り盛りするそんなおばちゃんを 人情派 と呼ぶらしい。 私も最もそんな人情派なおばちゃんがいる店に行きたいし、足しげく通えばラーメンを大盛りにしてくれるような店が好きな質である。 他方で私がいま一人の個人事業主として、

「元」まちに住む私が暮らしたい未来のまち #暮らしたい未来のまち

まちが、まちでなくなる未来はもうそこまで来ている。 ★★★ 島にもどうやら「まち」があっ…

名探偵のコナン君も、きっと島では事件を解決できない

日々記事を投稿しているが、最近改めて気づく。 「全然、島のこと書いてない」 そりゃ畑や宿…

新聞写真が私と師匠の最初で最後の一枚かもしれない

思い出をたくさん記録するのもいいけれど、一枚の写真からたくさんの思い出を呼び起こすのも悪…

旅では嘘もホントになる

嘘を嘘だと指摘するのは野暮だったりもする おじさんの知恵「冬場の雨は、天然の肥料になるん…

私の「働く」は、暇つぶしに過ぎないのか?~働かないを哲学するために~

何のために働くのか。この問いはいつまで続くのだろう。 いま、私は個人事業主である。 その…

可愛い子には計算をさせよ?

人間という非合理で、もはや不条理な存在は淘汰されていくのだろうか? 152+49=?あなたは…

言葉を積む 〜観光学との向き合い方が私に教えてくれたこと〜

積み方が変われば、山道の起伏、そして山の形さえもが常に変わっていくはずなのだ。 掘ること何かを極めようと志すとき、私たちは常に「掘って」はいないだろうか。より厳密に言えば、堀り下げてはいないだろうか。 無論、掘り下げることは極めることであろう。それを職業としている人として、研究者が居る。 たとえば、歴史学者の中には、鎌倉時代の書について異様に詳しい人がいる。また数学者には、なぜか√(ルート)に心奪われている人がいる。私からすれば、彼らは迷いなく掘り下げる人々である。