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映画が映画館にもどるまで。

映画と映画館を支えてくださっているみなさんへ。
Save The Cinema「ミニシアターを救え!」プロジェクトChange.Orgでご署名くださったみなさま、ほんとうにありがとうございます。こんなことになり、小規模劇場の脆さを実感しています。署名がまだの方で映画を救いたいという方はリンク先を開いて〈政府への要望書全文〉を読んでいただきご署名くださるとうれしいです。またお知り合いにお伝えくださるとありがたいです。

コロナウイルスの感染拡大により全国の映画館は休館しているところがほとんどです。緊急事態宣言の段階的な解除が発表され、全国ではすこしずつですが上映を再開した劇場もあります。ほとり座、旧フォルツァ総曲輪跡に開館予定の新ほとり座、そして街なかにあるシネコンJ-Maxシアターとやま(5月19日に営業再開)で映画を鑑賞することができなくなってかなり長い時間が経ちました。
感染防止の観点から休館したミニシアターと呼ばれる小規模映画館はすぐに困難に直面し、何の経済的補償がない中での休館はもしかしたらこの夏を前に閉館してしまう劇場もあるのではないかと想像してしまいます。劇場を存続させるために必要な経費、たとえ劇場を再開させることができても感染予防対策にかかる経費、間隔をとっての座席の確保を考えると環境を維持するために必要な経費と観客動員数の見込みのバランスはかなり不安定になると予測されます。緊急支援策として立ち上げられたミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金では目標金額の1億円を国内最速3日で突破、昨夜終了した時点で3億円以上の金額を達成しました。映画ってすごいなーーーー!と、心の底からうれしく、しみじみしたひと時はいつぶりでしょう。寄付してくださった方、情報を伝えてくださった方、ほんとうにありがとうございます。

ほとり座、新ほとり座は再開、新規オープンにむけて着々と準備をすすめております。それぞれの劇場が持つ個性的な窓を大きく開き、多様な世界へと橋渡しできるよう、お客さまをお迎えすることができる映画館は劇場をいっしょにまわしていくスタッフはもちろん、映画を配給してくださる映画会社(配給会社)とともに動いています。さまざまなジャンルの国内をはじめとした遠くの国で製作された映画がわたしたちの暮らす小さな町の小さな劇場にに届いているのは数人規模で経営されている配給会社さんの努力があるからこそ。映画館が大変ということは配給会社も大変なのです。そこで発足した独立系配給会社が緊急プロジェクト「Help!The配給会社」(一番上にあるイメージ画像)を発足、新旧名作見放題パックを提供配信することを発表されました。リンク先にある〈ステイトメント〉をお読みいただけれると、映画がわたしたちが日頃利用している劇場に届くまでの配給会社さんの努力を感じることができると思います。そして、そのラインナップに驚愕しているのですが、ちらりとのぞいてみてください。えっ!これも観られるの!?ああ、見逃がしたあれだ!家でなら観られるかも!とにかくすごいラインナップです。
支援のお願いばかりですみませんが引き続きどうぞよろしくお願いいいたします。
また劇場で偶然お会いできる日を楽しみにしております。

ゆちこ




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