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セルフトーク=心の中のひとりごと

 心の中で普段、どんな「ひとりごと」を言っていますか?たとえば、相手を不快にさせる発言をしてしまった時に心の中でつぶやく「しまった」、すっきり家事を片付けた時に「よし、おわった」。大きな刺激があった時はもちろん、日常のほんのささいなことに対しても、人は何らかの感想を持ち、心の中でつぶやいています。

 この頭の中で発する「ひとりごと」は無意識に表出する「自分の本音」でありセルフトークと言います。

自分のセルフトークに気づこう!
①少しだけセルフトークに意識して過ごす
②気がついたセルフトークは、メモに書き留めていく
③1日分のセルフトークのうち、後ろ向きなものをまとめて見てみる

 「どうせ私なんか「いつも失敗ばかり」という落ち込みがちな言葉や「なんで他の人は」「もっと◯◯だったらいいのに」といったネガティブな「ひとりごと」が多い人は、時にはポジティブな「セルフトーク」に変えて言い聞かせてみましょう。

例1)
ネガティブなセルフトーク
「またうまくいかなかった…」
ポジティブなセルフトーク
「くよくよ考えても仕方ない、次に生かそう」

例2)
ネガティブなセルフトーク
「自分なんて役にたたない」
ポジティブなセルフトーク
「苦手なこともあるけど、得意だと言ってもらえることもある」

 私たちは1日に4万〜6万回ものセルフトークをしているそうです。
 ネガティブな気分になっている時は「どうせ私なんか」「自分はダメだ」と繰り返し自分に言い聞かせているような状況です。1日6満開もネガティブな声掛けを自分にしていたら、落ち込むのも仕方ありません。
 逆に『あなたのそういうところ、本当にすごいと思うわ!!』と褒められると、意識しなくても心の中で何度もリピートして、気分も良くなりますよね。

 ポジティブな「セルフトーク」が増えると気分も楽になり、日々の生活も変わってくるかもしれません。


 ほっと岡山では、臨床心理士の野﨑詩織先生に相談員として来ていただいています。
 「悩みや困りごとはあるけど、病院に行って相談するのはちょっと…」「こんな悩みを相談してもいいのだろうか…」など、相談内容は何でも構いません。おひとりで悩まずに、お気軽にご相談ください。