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大好きな祭を未来へつなぐためにも、神社お寺の魅力を伝えたい。

こんにちは。
ホトカミインターン生の坂下です。

暖かい毎日が続き、藤や菖蒲が咲いているのを見ると5月の訪れを感じますね。
今月も、限定御朱印記事を書かせていただきました。
なかなか気軽に遠出することは叶いませんが、この記事で季節を感じていただけたら嬉しいです。

本来ならこの4月は、私の地元で祭が行われる季節でした。
そこで今回はタイトルの通り、「なぜ、祭をするのか。」について書いていきたいと思います。

自分も祭が大好き

私の地元には、「古川祭」という大きなお祭りがあります。

祭は毎年4月19日、20日。
地元の人は皆、祭が開催されることで、春の訪れと一年の始まりを感じます。

本当に幼い頃から祭が生活のすぐ側に息づいており、
周りの大人は皆、祭にでます。

そのため、幼い頃から本当に祭が大好きでした。(もちろん今も。)

理由は単純で、
・かっこいい
・大人の仲間入り
・楽しそう
といったものです。

魅力は、、
できれば、来年ぜひ来てご自身で感じていただけたらと思います。

しかし、昨年と今年は祭がありませんでした。

祭ができなくなって、改めてその大切さを考える

これまでは毎年、当たり前のように開催できていた祭が、
こんなに突然できなくなってしまうとは思ってもいませんでした。

人生80年と考えると、たったの60回しかできない貴重な祭の2回ができなかったのです。

そこで改めて、地域にとっての祭の重要さを考えさせられました。

地域の人が集う2日間

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祭の日や、それまでの練習で、地域の人は集まることになります。

そこは、
・最近は元気か
・あの人はどんな様子か(近所の人や共通の友人など)
・仕事の話
・祭の話
・昔話
など、たくさんの情報を共有する場になっています。

また、年間を通じて会議や飲み会などの集まりがあるので、お互いの安否確認や関係性を深める機会となっています。

地域経済を動かす祭

祭には、地域経済を大きく動かしている側面もあります。

献酒、衣装、食事などなど、、
本当にたくさんのお金が祭によって動きます。

私の地元飛騨のとある酒蔵では、昨年祭がなかったために、お酒が5000本も余ってしまうといった状況もあったと聞きます。

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また、古川祭もですが、
お隣の高山祭、全国では川越夜祭や三社祭、祇園祭などといった大きな祭では、もちろん大勢の観光客も訪れます。
そのため、交通業、宿泊業、飲食業なども大きく潤うことになります。

地域の経済にとっても大きな役割を担っているのが祭です。

心の支え

祭は、地域の人にとって大きな心の支えとなっています。

飛騨の人は、
「祭から1年が始まる」
というほど、祭が大好きです。

祭のために生きているといっても過言ではありません。

子供からお年寄りまで、本当に多くの人々の生きがいになっています。

生きる活力の源は、地域全体にいきいきとした雰囲気を作り出してくれます。
祭が熱い地域は、産業(仕事)や地域活動、教育、さまざまなことに一生懸命ではないかと思います。

「祭」の存在そのものが、地域全体を支える基礎になっているのです。

日常と非日常の程よい距離感

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祭が地域にあることで、
祭の日=非日常
それ以外の日=日常
の2つが、同時に地域に存在することになります。

私が進学で東京に行って思ったことは、「日常」が溢れすぎているということ。
(逆に、「非日常」が日常に紛れ込みすぎているのかもしれない。)

そのため、毎日本当に情報量が多くて疲れたり、別の場所に非日常を求めたりしてしまいます。

しかし、私の地元では日常は日常として、
そして祭というハレの日の非日常は非日常として、非常に近い距離感にあるけどギリギリで交わることのない距離感にあるのです。

そして、祭の訪れによって自分をリセットできたり、
季節の訪れを感じることができるという、側面もあります。

人口減少社会の祭

これまで挙げた点以外にも、祭の重要なポイントはたくさんあります。
しかし一方で、地方に限らず、日本の多くの地域で人口が減少しているという事実もあります。

「このままでは祭の存続どころか、そもそも神社お寺自体の存続も危うい。」

この想いを、日々強くしています。

そのために今できることは、
ホトカミを通して少しでも多くの方に神社お寺の魅力を知っていただいたり、
多くの参拝者や神社お寺の方の考えや想いを知り、
自分なりに神社お寺や祭のことを考えるといったことなのかなと思います。

これからも記事の執筆やSNSの運用などで、
少しでも多くの方に神社お寺の魅力を知っていただけるようがんばります!


今回は少し長くなってしまいましたが、
最後までご覧いただきありがとうございました。


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