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Room No.202 Hideyuki Nakayama

ルームデザイナー:中山 英之  デザイナープロフィール:Hideyuki Nakayama 建築家、東京藝術大学准教授。東京藝術大学建築学科卒業、同大学の大学院修士課程修了後、伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て中山英之建築設計事務所を設立。第23回吉岡賞など様々な賞を受賞。

こんにちは。京都の御所南のホテル、THE SCREENのShinです。
今回は、建築家の中山英之先生がデザインしてくださったRoom No.202をご紹介させていただきます。
このお部屋のコンセプトは

「nowhere garden(どこにもない庭) 京都のどこかにある架空の庭に見立てられた部屋。一日の余韻が頭の中に描き出す、実際には存在しない、けれどもどこかで見たような風景のなかで、次の一日への期待を静かに膨らませる空間」

 壁には水墨画の質感の風景画が描かれています。ソファに座ると景色の想像が膨らむお部屋です。
壁面クロスや絨毯、ソファや家具に至るまで、すべて中山英之先生が計算され厳選された配置となっています。
個人的な印象は、幻想的でカッコいい部屋、ですね。デスクのランプも月が表現されいて素敵です。
ベッドスペースも段上になっていて上質感も漂っています。
このお部屋はTHE SCREENでも最も広いルームカテゴリーExecutive Suiteで、広さは72㎡となっています。

new_202_019(レタッチ済)

ベッドスペースはハリウッドキングサイズのベッドが壇上に設置されていて、背景には存在感を示す松が描かれています。

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そして、デスクスペースは、

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計算され尽くした風景の配置と、家具とのマッチング。
先ほど紹介したとおりランプが月を表現していて、お部屋の壁面がすべて連続した景観を想像できるようにデザインされています。

中山英之先生は、東京藝術大学准教授をされていて教鞭を執られています。
これまでにたくさんの作品を創出されておられます。
一目見て、美しい、と印象強く感じたのは多摩美術大学図書館です。

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写真:© View Pictures Lt/SuperStock

中山英之先生がデザインされた事務所兼自宅の作品【弦と弧】も、とても素敵な作品で、個人的に機会があれば伺ってみたい!と思った作品です。
LIXILさんが公表されている写真付きの記事がありましたので紹介させていただきます。

新建築住宅特集2017年6月号で【 弦と弧】が紹介されていて、動画が公開されていましたので、そちらも紹介させていただきます。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
中山先生の繊細で計算深いデザイン美を楽しみに、是非、THE SCREENにいらしてください。



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