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しぶしししぶしちょうしぶし

昼の宮崎駅に控えめな装いで入線してくる単行の汽車、数少ない宮崎から志布志まで通しで走る列車の快速日南マリーン号です。
愛称こそ付いていますが実態はなんの変哲もないキハ40の単行、日南マリーンという名前に少し期待していただけに若干の残念感がしてしまいます。

車内は意外にも外国人や旅行客で立席が出るほどには混雑していました。こんなご時世でもお盆休みだったことを実感します(乗車は8月15日)。
年配の運転士さんが案内を済ませて宮崎を発車、次の南宮崎から更に人が乗ってきて窮屈な車内に、乗車率がいいのは喜ばしいことですが、せめて快速なんだし2両は欲しかった...w

日向灘に沿う車窓は実に素晴らしいです

窓が薄汚れているので中から撮ると残念な感じになりますがw

賑やかな車内も青島駅で終わりを告げて、ここからは少ない地元の乗客と同業と思われるヲタ達を乗せてのんびりゆっくりと志布志を目指していきます。

途中日南と油津で再び多めの乗車が入りましたが、結局殆どは南郷までに降車、南郷以遠の存続が危ぶまれているのを実感する利用実態です。

南郷からは山間部を走り抜け、2時間半の旅路を終えて志布志に到着。盲腸線ですが末端の一部だけは鹿児島県に入ります。

この志布志も以前は志布志線や大隅線に接続するターミナル駅だったそうで、駅前を発着する鹿児島交通バスの行き先がその名残を残しています。

本当はここでの待ち時間を生かして志布志で有名なラーメン屋に行こうと画策していたのですが、酷暑に命の危険を察してコンビニに避難し断念。

戻ってきたはいいもののこちらもろくに冷房や待合室などないローカル線の終着駅、残りの待ち時間に耐えられず観光案内所にお願いして休憩させてもらいました。この時期に親切に休ませてくださったおばちゃんに感謝です。

志布志からは国鉄志布志線の代替バスで都城へ、やって来たのは京王バスからの中古なチョロQRN、以前は鉄道があったなんてとても想像できないような車です。

実際、この車でも席は全く埋まらず最大5名の乗客でした。バス自体も1日2~3往復という有様ですし、このままだと代替バスすら消滅しかねないですね...

90分ほどかけて都城に到着して、鹿児島回りで帰路に就きました。この時点で17時半なんですがもうここから大分方面に抜けるのがほぼ不可能なんですね...