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ゲストハウスやホステルにオススメのボードゲームを選んでみた。

実はボードゲーム(カードゲーム)が大好き、ばしょうです。
10年くらい前からハマり始め、一時期は毎月ボードゲーム会を主催してました。当然、ゲームマーケットも毎年行ってます。

そんなわけで、ゲストハウスやホステルなどに置いたらいいんじゃないかと思うボードゲームをいくつか選定してみました。

今回、詳細なルールなどには触れず、紹介をメインとさせていただきますので詳しくは買ってからルールブックを見てください。笑

選定基準として重視したのは下記の3点
・手に入りやすい
・宿で盛り上がってるのが想像できる
・インスト(ルール説明)に時間がかかりすぎない

Amazonのリンクも貼っておきますので気になるものがあれば購入してみてください。

2人専用のゲーム

まずはカップル、友人、親子、夫婦でも楽しめる二人用のゲーム

1. ガイスター

戦術×はったり×駆け引きのある将棋のようなゲーム。

ゲームの概要
8×8マスのボード上に、それぞれ8体(相手からは色の見えない青4、赤4)のオバケを配置して、交互に一体のオバケを1コマずつ上下左右に動かしていき、相手のオバケのいるマスに自分のオバケを進めた時には相手のオバケを取ります。基本的にはこれだけ。

勝利条件
勝利条件は3つあり、いずれかの勝利条件を満たせば、そのプレイヤーの勝利です。
1. 相手の青いオバケを4つ取る
2. 相手に自分の赤いオバケを4つ取らせる
3. 相手陣内の隅にあるゴールから自分の青いオバケを外に出す

オススメポイント
「これ青でしょ?わかってんだからね。」と、相手の表情をみながらオバケを取り、(やられた!)と思ったら、相手はニヤニヤしてるみたいなゲームです。青かもしれないから取らないとゴールされちゃう、でも赤は既に3つ取ってしまってるからリーチだ。みたいな悩ましい展開もあったりします。
1ゲームは20分程度と手頃な時間で終わりますが、思わずもう1回!と再戦してしまうこと間違いなし。
二人用のゲームを探している人には必ず勧めてしまう大好きなゲームです。

 2. バトルライン
1-10までの数字の書かれた6色のカードを利用したポーカーと7並べを足したようなゲームです。

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ゲームの概要**
7つのポーン(コマ)を対面したプレイヤー間に横一列に並べ、交互に好きなコマの前に一枚ずつカードを配置(もしくは特殊カードの機能を使う)していき、3枚のカードで役をつくって、勝利したほうがポーンを獲得します。

列ごとの勝敗を決める役はポーカーみたいなもの。

強い順に
1. 同じ色の続き番号 (ストレートフラッシュ)
2. すべて同じ数字 (スリーカード)
3. すべて同じ色 (フラッシュ)
4. 色の違う続き番号 (ストレート)
5. 役なし

同じ役の場合は数字の大きいほう、または先に手を完成させたほうの勝利となります。同色の8,9,10を3枚おいた時点で、その役を上回る役がないため、その列の勝敗は決し、その列にカードを置くことはできません。
また、同じカードは存在しないため、相手の役に必要なカードを別のところで使うことで相手の役を潰し、列の勝敗を確定することもできます。
特殊な能力のあるカード10枚を足すアドバンスドルールでは、より高度な戦いもできますので、基本ルールになれたらそっちのプレイをオススメします。

勝利条件
列ごとに役で勝敗を決め、その列のポーンを獲得。
並んだ3つのポーンを獲得するか、合計5つのポーンを獲得したほうの勝利。

オススメポイント
結構、頭を使います。
2人用ゲームとしては僕が最も好きなゲームで、ボードゲーム会では人数調整の際のタイマンゲームとして良く行われてました。勝ちにこだわる人はきっとハマるはず。工夫すれば小さく持ち運べるので、2人で旅行する時に持っていくのもオススメです。
お互い脳みそフル回転して静かに盛り上がる感じのゲームです。

みんなでワイワイ盛り上がれるゲーム

3. コヨーテ
裏のまま配られた数字カードを(自分以外の)他の全員に見えるように額に当てたまま、全員の合計数を上回らないように前の人よりも大きな数字を順番にコールしていくゲームです。

ゲームの概要
配られた手札を見ずに額に当て、他の人に見えるようにします。プレイヤーは全員の合計数を超えないようにしながら前の手番の人よりも大きな数字をコールします。
前の人が合計数を超えたと思った場合は「コヨーテ!」とコール。

勝利条件
バーストしてしまった人はライフを失っていき、最後まで残った人の勝利。

オススメポイント
自分のカードが見えないことをいいことにハメようとしてくるプレイヤーが必ず現れるんですが、その本人が紛らわしいカード持ってたりして、仕掛けてるつもりの本人が一番周りを見えていない状況だったり、混乱してる人を見ながらリアクション合戦になったりします。
アイスブレイクにもオススメ。

4. エセ芸術家ニューヨークへ行く
お前の絵心を見せてくれ。

ゲーム概要
一つのお題をもとに芸術家達(プレイヤー)が順番に一筆ずつ書き足していくのですが、1人だけお題を知らないエセ芸術家が紛れています。

勝利条件
2週回った時点でエセ芸術家だと思う人間をみんなで投票して、エセ芸術家だとばれなければエセ芸術家の勝利。仮にエセ芸術家だとバレてしまっても絵のお題を当てればエセ芸術家の勝利です。

オススメポイント
お題を理解はしているけど、わかりにくいように表現する必要があるため、絵心のある人もそうでない人も、天然なのか狙いなのかがわかりにくい。
「ほうほう、なるほど。」、「あー、あれね」みたいな合間に、よくわからない変なラインとかが出てきた瞬間に抱腹絶倒。
このゲームでは何度か大爆笑した思い出があります。

5. ハゲタカのえじき
アイツは何を出してくるんだろう?ここで勝負か?ここは待ちか?な、競りゲーム

ゲーム概要
各プレイヤーは1〜15までの数値が書かれた手札を使って場に出たポイントカードを競り合います。
1番大きな数字を出した人がそのポイントを獲得するのですが、一度使ったカードは使えない、他の人と同じ数字を出してしまった時はその次に大きな数字を出した人がポイントをゲットするというルール。

勝利条件
15枚の手札を使い切った時点でより多くのポイントを獲得しているプレイヤーの勝利。

おすすめポイント
シンプルながら、読み合いとブラフの応酬になって盛り上がります。
掛け声で一斉にカードをめくるのですが、めくる前に何度もカード変えたり、表情見合ったりして思わず力が入ります。
10分程度で終わり、インストも簡単で3分あれば開始できるとにかく手頃なゲーム。ボードゲーム会では初めての参加者がいる時にアイスブレイクに使ったりしてます。

6. ニムト
七並べならぬ六並べ、ただし6枚目になってはイケナイ。

ゲームの概要
場に4枚のカードが縦に並べられ、プレイヤーは一斉に手札を出して低い数字から、場に並べられたカードの横に手札を並べて行く。
自分の出したカードがいずれかの段の6枚目のカードになってしまった場合は自分のカードを残し、その列のカード(マイナス点)を引き取らなければならない。

例:スタート時の場のカード
15
18
33
78

例:5人プレイで(17、25、36、53、92)が出された場合
15, 17
18, 25
33, 36, 53
78, 92

例:次に(38 、59、63、68、72)が出された場合
15, 17
18, 25, 38
33, 36, 53, 59 ,63, 68 (6枚目)
78, 92

この場合、68を出した人が6枚目となるため、前の5枚を引き取らなければならない。72を出した人は5枚が引き取られた後なのでセーフ。

15, 17
18, 25, 38
68, 72
78, 92

自分のカードが処理されるタイミングで、どこにも出せない場合は、自分の出したカードを置いて、任意の列を引き取る。

勝利条件
自分が引き取ってしまったカードの上下に書かれた牛の数をカウントし、マイナスポイントが一番小さい人の勝利

おすすめポイント
複雑なようで一度慣れてしまえばルールは簡単。
10人までプレイできるので大人数で遊ぶ時に便利。
説明しようとするとややこしくなりがちなので、インストもそこそこにして、さっさとゲームを始めてしまうのがよい。

7. ゴキブリポーカー
嘘を駆使して、嫌なものを押し付けろ!

ゲーム概要
ゴキブリ、サソリ、クモ、ハエ、コウモリ、カエル、カメムシなど嫌われ者が描かれた手札を相手に押し付けるカードゲームです。

手札を裏向きのまま、任意の誰かに「これはゴキブリです」とカードを差し出し、差し出されたほうはカードを確認したあと、他の誰かに同じようにカードを差し出すか、「これはゴキブリではありません。」といってカードを公開するかの2つのアクションが選べます。

公開した場合、カードが正しいもの(この場合はゴキブリ)であれば、『ゴキブリではありません』とカードを公開したほうのマイナスポイント。

そのカードがゴキブリでなかった場合には、それを偽って差し出したほうのマイナスポイントになります。
マイナスポイントは他のプレイヤーにわかるように自分の前に並べていき、
全ての嫌われ者カードが揃うか、同じカードが4枚たまるとその人の負けとなります。
『これはゴキブリです。』と回ってきたカードを確認したあとに、『これはカメムシです。』と変えて他のプレイヤーに差し出しても構いません。

勝利条件
基本的に一人負けのゲームです

オススメポイント
普段真面目そうな人がしれっと嘘ついて来たり、いやらしいプレイをしてきたりするのが面白い。3枚でリーチになってる時に畳み掛けてくるヤツとか『怖っ。』てなりますからね。

一人負けなので罰ゲーム決めるためのゲームとしても向いてるかもしれません。
※罰ゲームはほどほどに。

8. おばけキャッチ

反射神経がものをいう、カルタのようなゲーム。

ゲーム概要
『白いオバケ』、『灰色のネズミ』、『赤い椅子』、『緑のボトル』、『青い本』の5つのコマがあり、山札からめくられたカードに描かれたものがあれば、それを最初に取った人がそのお題のカードを獲得します。
お題カードに正しいものが描かれていない場合は、そこに描かれていないものを取ります。
例:『灰色のおばけ』と『赤い本』が描かれていた場合は、『緑のボトル』を取ります。

勝利条件
最終的にお題カードを沢山獲得していたプレイヤーの勝利

オススメポイント
判断力と瞬発力が勝負のアクションゲームなので、じっくり考えるのが苦手な人でもめちゃくちゃ強かったりします。
キッズにボロ負けして泣かないように。笑

9. お邪魔者
金塊見つけっぞー。誰だ邪魔してんのは?

ゲーム概要
プレイヤーは金鉱堀として協力して金塊を探します。
十字やT字、カーブや一本道の描かれた手札を手番のプレイヤーは順番に道が続くように並べていきます。
しかし、金鉱堀の中には何人かのお邪魔者が隠れていて、金鉱堀りのフリをして金塊から遠ざかったり、使い勝手のいいカードをバレないように捨てたり、ゴールに近づくとあからさまに妨害してきたりします。
金塊にたどり着ければ金鉱堀の勝利、妨害できればお邪魔者の勝利です。

勝利条件
山札がなくなるまでに金塊までたどり着けば、金鉱堀りの勝利で金塊を山分け、ゴールまで辿りつけなかった場合はお邪魔者の勝利となります。
毎回、役割を変えながら、3ラウンドで合計獲得ポイントの高いプレイヤーの勝利。

オススメポイント
10人までプレイ可能なので大人数のときに便利。

少人数でじっくり遊ぶ

3-5人程度でじっくり遊ぶためのゲームです。
手頃なゲームを中心に紹介するとは言ったものの、いわゆる箱物も紹介しないとボードゲーム感が薄くなってしまうので3つだけ紹介。
インストもプレイ時間も長めとなりますので、全員が途中で離脱しない前提で秋の夜長などにどうぞ。

10. カタン
ボードゲームの王様と言ってもいいくらい有名。いわゆる拡大再生産と言われる類のゲームです。

ルール
自分の領土から得られる木材、石、レンガ、麦、羊などの資源を手に入れたり、他のプレイヤーと交渉して資源のやり取りをしながら、それらの資源をもとに領土を拡大していきます。

勝利条件
任意に設定したポイントを最初に獲得したプレイヤーの勝利。

オススメポイント
ボードゲーム好きなら誰もがとおる定番ゲームなので、ルールを知っている人も多いでしょうし、置いてあれば「カタンあるじゃん、やろっか?」ってなるかも。トランプ、UNO、オセロ、カタンみたいな?

11. ノイシュバンシュタイン城
自分好みのお城を作ろう。

ゲーム概要
場に出された様々な間取りのタイルを、親が並び替えて値付けし、それをプレイヤーが順番に落札していき、自分のお城に繋げ、自分のお城を拡張していきます。

勝利条件
プレイヤー数に応じて用意したタイルがなくなるタイミングで得点を集計し、一番獲得ポイントが多いプレイヤーの勝利。

オススメポイント
ゲストハウスってオーナーにとっては自分の城みたいな所があるんじゃないかと思うんですよね。ノイシュバンシュタイン城は様々な間取りのパーツを組み上げて自分好みの城を作るゲームで勝利条件は一応ありますが、そんなことは関係なく、各々が理想のお城を作りながら、それぞれのお城拝見みたいな感じで、「オタクのお城いいじゃない。」とか「変な間取りだなぁー笑」みたいな感じでイジりあいながらプレイするのも楽しいもんです。

定期的にやりたくなるとても好きなゲームです。
※現在在庫切れのため、値段高騰中

12. チケット・トゥ・ライド
電車がテーマのゲーム

ゲーム概要
最初に配られた行き先チケットで指定された区間(都市と都市)を列車のコマを使って繋いでいく。
都市間には色のついたマス目があり、そのマス目の数の色のカードを集め、自分の手番の時に手札と引き換えて列車を配置します。

勝利条件
誰かの車両が残り2両になったターンで終了。
車両を置いた時に都度加算されるポイントと、最終的に行き先チケットの区間を達成できていれば加算、未達成の場合は減算してポイントを集計。最多得点プレイヤーの勝利。

オススメポイント
ルールはシンプルなので、インストにそこまで時間がかからない。
いろんな土地のバージョンが出ているので、その土地の地理に強くなったり、その土地に滞在したことのある人とプレイすれば、体験談などの小ネタが出て来たりもしますので、宿には良さそう。

おまけ: ワイナリーの四季
赤にする?白にする?それとも、ロ・ゼ?
ワイン農家になってブドウを育てワインを作って出荷するゲームです。
そこそこインストにもプレイにも時間が必要ですが、好きな人多そうなので無理やり紹介。

ゲームの概要
ターン毎に自分のやりたいアクション(植樹、収穫、熟成、出荷など)を行うのですが、季節毎に出来ることと、そのアクションをできるプレイヤー数も限られています。
他のプレイヤーの動きを見ながら、ワインを出荷するために奔走する。

勝利条件
ワインを出荷するなどして得たポイントが最も高いプレイヤーの勝利。

オススメポイント
ゲーム時間もインストも少し長くなりますが、少人数でじっくり楽しむならオススメのゲーム。ちょっと重めな中量級ゲームですが、好きな人は多そう。

さいごに

箱から出して写真を撮るのが面倒なので、文字だけで済ませてしまいました。気になったものがあれば画像検索してみてください。
どれもオススメのゲームなのでぜひトライしてみてほしいです。

ボードゲームは一時的に在庫がなくなることがあり、転売屋が定価の2倍とか3倍の高値で出品したりしていますが、少し待てば在庫復活することが多いので、在庫がない場合は焦らずに他のゲームを購入することをオススメします。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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ばしょう(@hostelmanager_b)でした。


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