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英語習得で、どのレベルを目指すか!?

子供の英語習得を考えるにあたって、どのレベルを目指すか?なかなか明確な答えがないですよね。

子供の英語習得においては、親が明確なゴール設定をする事が非常に重要です。

まずは分かりやすく「サッカー」を例にとって説明してみますね。サッカーが好きで頑張る子供のゴールが、ワールドカップ出場なのか、Jリーガーなのか、リフレッシュの為なのかで、親としてどうサポートするか大きく変わってきますよね。

それぞれのゴールで共通している点は、最低限のサッカーのルールを理解して、ボールをコントロールする基礎を習得することです。そこからシュート力を鍛えたり、持久力を高めたりすることで、どこまで上を目指せるかが変わってきます。サッカーを始めて週2回程練習すれば半年もすれば多くの子供がサッカーをを楽しんでプレイできます。

英語習得も同じように、少し英語を習えば、あとは熟度の違いのように感じるかもしれませんが、サッカーでいう基本の部分が非常に複雑で、挨拶程度の英語、中学・高校で習う程度の英語では英語がカタコトで話すのも危うい状態です。

もし子供に習得させたい英語のレベルが、挨拶程度や大学受験で必要な英語なら、焦らずに義務教育に沿ってやればいけます。もし海外でも通用する英語力をゴールとする場合は完全に日本の英語教育と一線を画した英語を身につけさせる必要があります。

リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの力を伸ばしていく必要がありますし、また英語習得を中途半端な状態で終わってしまっては、子供は英語を完全に忘れてしまいます。

英語習得はロケットが大気圏から宇宙空間に抜け出すのと同じです。一定の英語力を身につければ、あとは自由に習得したものをベースに学びを継続できますが、中途半端にやめてしまうと、ロケットが大気圏を抜けれずに落ちてしまうのと同じでゼロに近い状態になります。

実際の事例で、幼稚園3年を海外で過ごした子供は英語が不自由なく話せるようになりますが、その後日本に帰ってきて数年後には全く英語が理解できなくなったという話を聞いたりします。それは英語学習が中途半端な状態でやめてしまった事が原因です。

まずは英語習得で何を目指すかゴール設定をした方が良いです。特に子供の英語習得にあたっては、親が主導する形になるので明確なゴールがあった方が良いでしょう。ちなみに私は子供の英語力を下記のレベルに持っていこうとゴールを設定しました。

『世界で活躍できる英語力』

世界で活躍できる英語力とは何なのか明確な指標がないのでわかりにくですが明確なイメージがあります。それは子供が自分で英語をツールとして使いこなし、英語を使って何かを学んだりできる状態を考えています。

もっと具体的に分かりやすいテストに当てはめると「CEFR B2レベル(英検準1級)」に合格する程度のレベルです。テストに合格する事が目的ではないですが、CEFR B2レベル(英検準1級)に通れば確実にそのレベルに達している事が分かります。子供が中学、高校生でCEFR B2レベル(英検準1級)に達成できていればゴールかと思っています。

そのレベルに達していれば、子供が興味を持った事を英語で不自由なく学んでいくことができます。ちなみに英語をそのレベルまでインターナショナルスクール等に通わずに持っていく事は可能です。方法はただ一つ、親が英語習得の環境を整えてあげることです。簡単ではないですが、少なくても、8〜10年程度の学習が必要になってきます。

1日あたりで考えると大した時間ではないので普通に日本語で生活して学校に行っていても十分に可能です。

具体的などう進めていくか等は別の機会に記事にしたいですが、まずは親がきちんとゴールを決めて、もしそのゴールが海外でも通用する英語力なら10年程度かかる事を理解してから進めていく必要があります。



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