場所がかわると価値観もかわる。
日本の盆栽が、人気です。
ここ数年ずっとBonsaiやってるという人もいるし、
盆栽がローカルマーケットで売られていたりするし、
盆栽教室とかも普通にある。
日本でもこんなに盆栽ってフューチャーされてたっけ??
変だけどおもしろいなー、と思っていた所
たまたま通っていた学校の同級生が
「自分の趣味?Bonsaiだよ!」と言ってて、正直吹きました。
その男の子は、20歳にもならないティーンエイジャーで、
バリバリ現代っ子っていう出で立ちだったからです。
なのに趣味が盆栽!
じじいか!
しかし、こういう事って結構あるんですね。
日本で盆栽が趣味って聞くと、「リタイヤした老人(男)の趣味」っていう
イメージしかないけど、そんな先入観がない海外では老若男女、年齢関係なく趣味、Bonsai ! っていう現象が起きてます。
先入観がないって、すごいなー。
こっちの想像力を軽々飛び越える。
日本に盆栽なんて何百年もあったと思うんだけど、
そんな幅広い年齢の人がやる趣味じゃないでしょ?
って世間の思い込みのおかげで思いっきりマーケットが限られてたのに、
海外に行ったとたんに何故か「アート」として幅広い人に受け入れられたという…。日本にいても成し遂げられなかった偉業ですね。
日本の盆栽業界の人も、相当びっくりしたと思う。
盆栽イベントが外国人に人気とか、意味分からなかったと思う。
あと一つ上げるなら、私が単にSMエロ系のジャンルだと思っていた
縄による「緊縛」が、「Shibari」単独でアートとして認識されている。
エロじゃなくて、アートなんだ!っていうびっくり。
美意識がずれてるのか、それとも私のイメージの縛りが単にエロだったのか。
そういう捉え方あるのかー、はああ、とイメージを覆されるのは不思議で面白いです。
先入観があると、色んな人が入ってこなくなって
同じグループで同じ事の繰り返しになるんですよね。
それで現場が固くなる。
もう何でそこにあるのかもわからないルールとかも、
誰も手を付けないもんだからほったらかしにされてる。
使わない不要なモノだけふえて、動きが遅くなる。
やわらかい現場っていうのは、もっと柔軟で開けている。
別ジャンルの人が先入観無しにやってきて、「ここおかしくないですか?」
「こうした方がいいですよ」って意見してくれるから、外から見て変なところはどんどん改善される。
どんどんいい方向に転がる。
先入観をなくしたとたんに、思わぬ所から人気が沸騰することって結構ある。
洋服のリバイバルが必ずおこるのも、「古くさい」という先入観のある柄が、一定のときを経て、そんなもの見た事もないという若い子が入ってきて
「新しい!」と再発見するからだと思う。
言わずと知れた韓国スターのペヨンジュンも、本国では「誰?」って
くらい無名で人気のない俳優だったらしいし、(韓国人の友達が言ってた)
ポテンシャルってわからないものですね。
ここではウケないけど、むこうにいけばウケるかも?
と思った人はどんどん移動して、世界を広げていけば自分だけの
マーケットが見つかるかも。
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