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名前を変えたかったら変えちゃえって話

オーストラリアでは公的書類に名前を記入する時、
「今まで他の名前で知られていた事はありますか?」という質問がある。

というのも、こっちでは名前を変えるのが結構当たり前に行われているから。
下の名前だけじゃなくて、名字も簡単に変えられる(!!)らしい。


以前メールが来て、知らない名前だなあ…と思ったら後日その人から
「あ、ごめん名前かえたんだ〜」と言われた事もある。


名前を変える理由は人それぞれ。



• 本名だと発音が難しすぎて日常生活に支障をきたす人。

• 体と心の性が一致してないから、男性名から女性名(もしくはその逆)
  に変える人。

• 以前に犯罪などの事件にまきこまれた人や裁判の重要な証人になった人 
  が、追跡されないようにと名前を変えるパターン。


「でも名前を変えるのはやっぱりそれなりの理由がいるんじゃない?」
と思ったら、


「今の名前が嫌だから」

「こっちの名前の方が自分に合ってると思うから」

白人だけど、英語名からアメリカンインディアンの名前にしたりサンスクリット語の名前にしたり、みんな自由に楽しんでいる。

あんまり名前っぽくない名前とか、あまりにもできすぎな名前
(出来杉 英才みたいな)を名乗ってる人もいる。自由!


子供に両親の名前をどっちもつけたいから、ファーストネームが父親の性、ミドルネームが母親の性…などなど、なんでもありだ。



この記事を書いてる最中、タイムリーに選択制夫婦別姓に関する
この記事を見て「そうそう」と頷いた。



名前って自分の所有物のはずなのに、自分の自由にできないのはおかしい。


名前は私の一部で、他の誰でもなく自分にとって一番大事なものなのに、
赤の他人から「変えちゃ駄目」なんて口出しされるのは不思議だと、
ずっと思ってた。

結婚するのもしないのも自由なら、名前を変えるのも変えないのも
自由じゃないの?





別にオーストラリアマンセーをしたいわけでもないし、
日本をディスりたいわけでもないけど

「名前を変えるのが自由なところは、みんなが不自由なく楽しんでるよ」

と伝えたいです。

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