「先生」だけど「お友達」

こんばんは
今日は、いつものADHDの話とは少し違う保育士としてのお話です。
ズバリ、「叱り方」について…
今年で3年目になる、まだ下っ端の私は子どもに舐められることもしばしば…
そんな私が3年かけて今のところたどり着いた方法はは…
「1番のお友達」であり、「大人の先生」という立場を使い分けるということ。
特に私が3歳未満児の担任を多くしてきたという経験も影響しています。

0〜2歳までは身体の発達に加えて、言葉も増えてきます。でも、精神的な発達はまだまだ。だから、「周りにお友達がいる」という事を0歳から知らせていき、「お友達と関わる楽しさ」を1〜2歳にかけて遊ぶ経験の中で感じながら、「お友達との関わり方」(主に「かして」「いいよ」のやりとり)を伝えていきます。
でも、2〜3歳まではまだまだ自己中心的な思考の子ども達。「かして」が言えてもなかなか「いいよ」に結びつきません…
回数を重ねるうちに、いつかは「いいよ」「ちょっと待っててね」と伝えられる様になるんですが、そこに到達するまでに
(なんとか「かして」のやり取りで成功体験が積めれないか…)

と考えた挙句、たどり着いたのが
先生とお友達の様に遊ぶ中で、「かして」「いいよ」のやり取りをする
という事です。
砂場で一緒にお山を作っているとき、無意識にスコップを子どもに取られても(まあいいか…)と流しがちでしたが、ある日「これ、先生が使ってるの。かしてって言って欲しいな」と伝えてみました。子どもが自分なりに頑張って「かして」って言えたら、すぐに「いいよ!」といってしっかり褒める。
この時だけ、大人のプライドを捨てて子どもに戻って「お友達」になります。笑

逆に、「叱る」時の場合。
普段「お友達には痛いことしない」「おもちゃを投げない」という事をしっかり伝えているのですが、ついつい先生に対しては気が緩んでしまうお友達。

今日、「お片付けの時間だよ」の声かけに「やだ〜」と答える子がいました。
そこまではいつものことなんで気にしないのですが…
「やだ〜」と言いながら、私におままごとのおもちゃをポーイと投げてそっぽを向いてしまいました。
一瞬、「大人として叱るべき?」と迷いましたが、ここで1番伝わるのは「お友達が悲しむというシチュエーションだろう」と思いました。

「○○ちゃん、おもちゃを投げる子だったの?先生、○○ちゃんと一緒におままごと出来て楽しかったのに、そんな悲しい事する子だったの?先生だって、おもちゃ投げられたら嫌だよ。もう○○ちゃんと遊びたくないって思っちゃうよ。」

これが、その子には効果が抜群過ぎたのか、嘔吐くほど大泣きしてしまい…

途中で部屋に帰ってきた先輩先生はそりゃビックリしますよね
「こういう理由で泣いちゃったんです」と報告するのですが、口下手な私が言葉にしていると、なんだか「私のせいで泣いた訳じゃないんですよ」みたいな言い訳をしている様な気分になっちゃうのであまり好きじゃないんです…(いや現状報告は必要なんですが)

普段は「イエーーーイ☆」みたいなはっちゃけている先生をしている分、叱る時にギャップを感じるのでしょうか…
私が叱るとよく泣く子が出てくるので

「え…あれ…厳しくしちゃった…??」と不安になります。
よく、虐待とかニュースになる時、加害者の大人は「しつけのつもりだった」っていう決まり文句を言うため、私も無意識のうちに厳しくしていないか怖いです。

今日も長々とした文章になってしまいすみません。
皆さんの子供との関わり方や叱り方で心がけていることがあれば、ぜひコメントで教えてください!

それでは!

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