電気モビリティが外部電源なしで動く時代

シャープが、高効率な太陽電池を積んだ電気バン「e-NV200」を用いて、移動体への太陽電池搭載の実証実験を行うという。

e-NV200の屋根上に取り付けられた1kWを超える定格発電出力を誇るソーラーパネルが、e-NV200の走行用バッテリーに大電力を供給することで、条件次第では1年間外部電源からの電力供給を受けることなく走行することができる可能性があるという。

このことがこの実験によって実証されれば、他の電動モビリティにもソーラーパネルを積むことが一般化していくことが十分に考えられる。

例えば、JR東日本やJR九州では現在、蓄電池を搭載し、電化区間で充電を行うことで非電化区間でも化石燃料を消費せずに走行する鉄道車両が運用されている。

これは私の知り合いの請け売りなのだが、このタイプの車両に高効率のソーラーパネルを積むことで、走行用電力の一部または全部を自前で賄うことができる鉄道車両ができる可能性がある。

私の知り合いが何年も前にそのような鉄道車両の構想を語ったとき、当時のソーラーパネルの出力がまだまだ低かったこともあり、そんなバカなと思っていた部分があった。しかし、技術の発展により1年間無給電で自動車を動かすことができる可能性が示されてくると、本当にできるのではないかという思いがしてきた。

シャープのソーラーパネルがどれほどのポテンシャルを秘めているのか、大変に注目である。

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