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人生大逆転を賭けて! 28歳フリーターがシンガポールで転職

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#アジア転職

第1話 28歳フリーターがシンガポールで転職するまでの話

第1話 28歳フリーターがシンガポールで転職するまでの話

はじめにこんにちは、ゆきのです。

私は26歳で通信制大学を卒業、フリーターになり、28歳で海外転職を決意。初めて行ったシンガポールで面接を受け続け、内定とビザをゲット。

そのまま3年半ほど住んで、また転職して日本に帰国。そして今は中国の深セン市に住んでいます。

「未経験で海外で働くなんて、絶対ムリ」

「日本で正社員になれないフリーターが、どうやって海外で内定もらうの」

海外で働く!と周り

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第2話 やっぱムリ! 初めてのシンガポール転職活動

第2話 やっぱムリ! 初めてのシンガポール転職活動

第1話からは↑から読めます

いきなりインド4日間の旅へこんばんは、ゆきのです。

ツイッターをご覧いただいている方はご存知かもしれませんが、いきなりインド4日間ひとり旅に行って帰ってきました。

人生初インド。ものすごくビビってるこころと、どうしても行ってみたいワクワクが頭の中をぐるぐると。

実際に行ってみると、危険なことは想像の99%オフ!

ヒンドゥー教の寺院や市場を散歩したり、ガンジス川

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第3話 運命の出会いはTwitter? ししもん流・アジア転職必勝法!

第3話 運命の出会いはTwitter? ししもん流・アジア転職必勝法!

捨てる神あれば拾う神あり※以下、前回の記事の続きです。

はじめてのシンガポール転職への第一歩としての問い合わせ。

「あなたに紹介する仕事はありません、ムリムリ」

ハイスペの対極・ロースキル28歳フリーターはばっさり全否定される。

超ショック!!!

―でもさ

寝て起きて、落ち着いた頭でよく考えてみた。

―当たり前だよね

日本人が日本で就職できてないんだから、外国人として海外で働こうな

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第4話 いよいよ現地へ! いきなり<内定>そして<辞退>

第4話 いよいよ現地へ! いきなり<内定>そして<辞退>

(※前回の記事の続きです)

どうしてもあきらめたくない。

挑戦したい。

挑戦して、ダメならしょうがない。その時はおとなしく実家に帰って頭下げて居候させてもらえばいい。

失うものはなにもないし、このままフリーター続けるのはなんかヤバい気がする。自分のできる全てを賭けて、人生逆転を狙わないと。

26歳で大学卒業、そのまま2年間フリーター。

この経歴はツッコミどころ満載で、まともな仕事に就け

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第5話 地雷だらけ? 現地での面接

第5話 地雷だらけ? 現地での面接

※マガジンで週刊連載の5回目です

いよいよ転職活動スタート!1 転職エージェントのウェブサイトに掲載されている求人情報を検索
2 応募したいものを見つけたら、準備した履歴書と職務経歴書を細かく修正
3 お問い合わせフォームから連絡
4 転職エージェントのオフィスに行って担当者のカウンセリングを受ける
5 担当者から連絡があり、面接の日程が決まったらひとりで行く

現地での転職活動は、だいたいこん

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第6話 連続不採用を乗り越えて! 念願の内定

第6話 連続不採用を乗り越えて! 念願の内定

※マガジンで週刊連載の6回目です。

理想の海外転職は実現不可能?底辺フリーターからの一発逆転を目指して海外就職を決意。2014年3月末に片道航空券でシンガポールへ飛んで、現地での就職活動。

4月と5月は面接を受けて、落ちて、泣いて、また受けてまた落ちての繰り返しだった。就職活動でよくある、「あんたなんかいらない」と自分の存在が全否定される感覚。これを絶望というのかな。

つらくてつらくて、全財

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第7話 いよいよシンガポールでお仕事はじめ! 研修期間はたった1日?

第7話 いよいよシンガポールでお仕事はじめ! 研修期間はたった1日?

「朝ごはん食べた?」から始まる朝2014年5月下旬。就労許可の通知がシンガポール政府から届いたと荻野さんからメールが。

明日は9時に、面接の時の店舗に出勤してね。
時間厳守で。
仕事についてはジュノから聞いて。

会社支給のiPhoneにポポポーンと荻野さんからのメッセージが立て続けに。面接以降、荻野さんとは顔を合わせることはなく、必要な時だけメッセージのやりとりをするだけだった。

ラクっちゃ

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第8話 マリーナ・ベイ・サンズの屋上で直面する【訴訟問題】

第8話 マリーナ・ベイ・サンズの屋上で直面する【訴訟問題】

勤務3日目で追いつめられるぼーっとしてんじゃねえよ

君って人をイライラさせる才能があるってよく言われない? ねえそうでしょ? 聞いてんだろうが!

うちはゼロベース思考で仕事するって最初に言ったよね。いちいち聞かないで

はあ? なんでそんな重要なこと言わないんだよ! ボケ!

電話でもメッセージでも、荻野さんの罵倒はやまない。
もっと仕事がんばらないと。そしたらこんな言葉をぶつけられることもき

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第9話 【訴訟問題】をきっかけに決意

第9話 【訴訟問題】をきっかけに決意

週刊連載の第9話です。

悩みが尽きない新人エリアマネージャーマリーナ・ベイ・サンズできらめく夜景を見下ろしたその翌日。一気に現実に引き戻されてクラクラする。

会社行きたくない、働きたくない、なにもしたくない、行きたくない…

頭の中では全否定しているのに、しょぼい責任感から逃れられない。のろのろと朝の支度を済ませて、ホステルを後にする。今日も暑いな。
ホステルからバス停まで5分くらい歩いただけ

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第11話 強くてニューゲーム! 2回目の転職活動

第11話 強くてニューゲーム! 2回目の転職活動

週刊連載の第11話です。

順調すぎる2回目の転職活動気分転換のつもりで、仕事の合間に転職活動を再開した。

転職エージェントでカウンセリングを30分受ければ、その後はメールのやりとりだけで進めることができるので、移動中にさっと済ませることができた。

これはオフィス勤務や店舗に常駐する仕事ではできなかったので、店舗を巡回しながら働くエリアマネージャーという役割を与えられて本当にラッキーだったと思

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第12話 面接は続くどこまでも

第12話 面接は続くどこまでも

※週刊連載の12回目です。

エリアマネージャーはツラいよ転職活動で転職エージェントのオフィスやジムに行ったりして気分転換をしているのは、1日のうちの束の間で。

毎日9時から9時まで、帰宅しても休日でも、電話やメッセージがきたら深夜まで対応というブラックな環境で働き続けていた。
お給料をもらっているから、仕事だから、と回ってきた仕事をせっせと片付けていたら、ローカルスタッフたちがあからさまにだら

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第13話 いざ、退職届

第13話 いざ、退職届

https://note.com/hoshinoyuki/m/m003e7f057cad

※週刊連載の13回目です。

『おめでとうございます! 内定の通知が届きました!』

転職エージェントの担当者からの、2回目の転職活動の内定の知らせ。メールを開いたのがホステルに帰り着いた23時ごろだったけど、夕方には届いていたらしい。

月曜日に一次、水曜日に最終面接、そして内定をもらったのが金曜日。

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第14話 やっと実現した理想の働き方

第14話 やっと実現した理想の働き方

※未経験からシンガポール現地採用として働く実体験エッセイの連載14話です。

勤務当初のことを今でも思い出す。

「シンガポールで働く!」と無謀にも日本を飛び出して、やっと内定と就労ビザをもらえた職場は過酷な労働環境で、それでもあきらめきれずに在職期間わずか40日で転職が決まった。

シンガポール2社目の企業はそれはとにかく快適で、さんざんだった1社目と比べるとなにもかもが輝いていた。

厳しくも

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第15話 多文化多民族国家と異文化オンチ

第15話 多文化多民族国家と異文化オンチ

※未経験からシンガポール現地採用として働く実体験エッセイの連載14話です。

シンガポールで働き始めてから、私の世界はどんどん広がった。広がった、なんてカワイイモノじゃなくて、両手をガボンとつっこまれて、ぐいーんと枠をひっぱって伸ばされたような。

それがいきなりすぎて豪快すぎて、痛いって、もうちょっと優しくしてよ、と誰かに向かって言いたくなることもあったけど、変化と刺激という点においてはビシバシ

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