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50代のOkinawa surfing life |星野リゾートの働き方

サーフィンとの出会い

あれは忘れもしない8年前、42歳の夏。
生まれて初めて参加したサーフィンスクールは地獄でした。
何も出来ず海の上に漂い、後ろから押してもらってかろうじて立てたのはたったの一回。その後ギックリ腰になって、死にそうになりながらビーチに戻ったのを覚えています。

サーフィンってこんなにしんどいの?

それもそのはず。社会人になって何十年も運動なんてした事も無かったし、不健康の極みで体重も100キロ近くあったので出来なくて当たり前。
ただ若かりし頃は運動神経も良く、何にでも要領がよくできただけにショックでした。
「俺にはサーフィンは無理」と諦めていた時に、ふとみた動画がこちら↓

「こんなやつ(失礼ですが笑)がサーフィンできる様になるなら、俺も出来る!人生を変えよう!」と心に決めました。
それから毎日の様に海に通い続け始め、何百何千回も波にもまれました。
今思うと、小太りの中年のおじさんが鼻水垂らしながら練習する姿はさぞかし滑稽だったと思います。

落ちる時も笑顔
だめだぁ〜
あぁ〜もう。笑

ただ、それでも続けられたのは、
波に巻かれる度に、心に溜まったゴミを波が洗い流してくれるような気がして気持ちが良かったから。

確かに波に巻かれると海の中でグルグル回って息も出来ないので多少は苦しいですが、ものの数秒です。それより、水面に顔を出して息を吸えた時「気持ちいいイィ!」って心の底から思えるのです。同時に、改めて「俺はこの世に生きている!」と実感する事で天から与えられた自分の生命(いのち)への感謝の気持ちが芽生えるのです。


初めて波に乗れた時の感動

練習を始めて三ヶ月ほどが過ぎた夏のある日、初めて波をキャッチして立った時の感動は忘れません。(たまたま出来たという表現の方が近いですが)

この時の感動は色あせる事なく、今でも目を閉じれば
眩い夏の日差しや、波しぶきの音、顔についた海水のしょっぱい感じ、キラキラと光る波しぶきの合間から見える海から見た景色・・・今でもありありと思い出すことができます。
この体験はまさに自分だけのQuiet Luxuryでした。

Photo by Happy surfing Okinawa
少しづつ乗れる様に

サーフィンライフと星野リゾートの働き方

あれから8年。
まだまだ自分の目指すサーフスタイルは程遠いですが、それでも以前に比べて良い笑顔でサーフィンが出来る様になったのではと思っています。

仕事終わりのSurf session
いい波に乗れるようになってきました

この8年の間には星野リゾートへの転職やコロナ、そして結婚&子育てと様々なライフイベントがありましたが、サーフィンは良い距離を保ちながら続けて来ることが出来ました。
特に仕事とサーフインの両立という点では、転職後の【星野リゾートの働き方】がとてもマッチした様に思いますので、少しご紹介したいと思います。

星野リゾートで働く上で大切な【6つの価値観】というものがあり、そのうちのひとつ「社員へのコミットメント」にはこう書かれています。

社員へのコミットメント
人生は時間であります。星野リゾートで働くということは、貴重
な時間をこの組織への貢献に当てるということでもあるのです。だ
から、星野リゾートは、社員各人の人生の価値に寄与できる組織に
なりたいと考えています。いつか私たちが会社を辞める時に、この
会社にいて良かったと思ってもらいたい。一つ一つの経営判断をす
る時に、この経営の目的を忘れないで欲しいと思っています。

星野リゾート 価値観

この価値観の示す通り、我々は全力で仕事をすると同様に、全力でプライベートを楽しむ為の「しっかりと休みを取れるシステム」があります。これは観光旅行産業業界の中ではトップクラスではないかと個人的には思っています。
昨今の企業では当たり前の事かも知れませんが、私のような「ザ・昭和世代」で休みを取ることを悪とされた時代を生き抜いてきた者にとっては衝撃的でした。

そんな私の働く職場はこちら↓


終わりに

サーフィンライフを振り返った時、もちろん良いことばかりではなく、嫌な事や挫折しそうになった時期もありました。
それでも、一度でも波に乗ってしまうと後戻りできないのがサーフィンの魅力なのです。

あまり過去はお見せしたくはありませんが…笑

体重の変化と共に見た目も大きく変わりましたが、何よりもポジティブ思考になった事が番の大きな変化かもしれません。それは、幾度となく打ち寄せる波に何度も何度も挑んでいくうちに培われたのかも知れません。

そして、この変化をきっかけに人生はもっと大きく大きく変わっていくのでした。

24歳差結婚の話は、また次回に。

50歳で結婚するとは夢にも思わなかった。

それではまた!
Hugoでした。


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