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本講座への私たちの想い

講座の発案と企画に至るまで

親と子の成長の場として立ち上がった子育ちサークルプレイセンターほしのおうちが、活動を始めてようやく一年。

プレイセンターって何?と思った方はこちらの記事をどうぞ。

新しくメンバーも加わり、1歳〜3歳までの子どもたちが揃いました。見ていると、それぞれの発達段階があるから面白い。
1歳児は親の側で繰り返し遊び、3歳児はファンタジーいっぱいに遊びこむ、2歳児はその3歳児の遊びを見よう見まねでやってみる。

特にこの0〜3歳までは、たった数ヶ月の差で子どもの様子が全然違います。数ヶ月前にできなかったことがある日突然できるようになったり、興味もどんどん変わっていくし、この時期の子どもの成長のスピードには本当に驚かされます。親の方もどんな風に子どもに接するかやどんな環境を整えてあげるかその都度考えていかなければいけないので大変です。
特に劇的に変化する2歳児の親御さんは大変苦労されておられます。

子どもの成長は待ってはくれません。その上、親は忙しい。その都度その都度子どもに適切なアプローチをするのは至難の技です。

もし、

● 親が前もって子どもの成長や発達のことを知っていたらどうだろうか?
● 子育ての見通しが立ったら少しは心に余裕ができないだろうか?
● 親が現在子育てで困っていることがクリアになれば、日々の子育てが少しでも楽にならないだろうか?

そんなことから、この子育て講座の企画が持ち上がりました。

また、同じ頃、ほしのおうちが活動場所を提供していただいているわかやまシュタイナー学園の乳幼児クラス担任の山西眞理子先生からもありがたいことに子育て講座のお話をいただき、講座開催の運びとなりました。

シュタイナー教育について知りたい方はコチラ

子育てを頑張る方にエールを!

子育てで四苦八苦しているのは私たちだけではないはず。世の中の乳幼児を抱えるお父さんお母さんは、このコロナ禍でどうしてるだろうか?家にこもって子育てしているのだろうか?親や子ども同士の繋がりが希薄になりがち、そこにワンオペ育児。そんな現状でも子どもは待ったなしで成長していく。

寝ない、食べない、遊ばない。子どもが小さいうちは慣れない家事と日々のお世話に心配事ばかり。どうしてウチの子は…?と思っている所にイヤイヤも加わって、親はてんてこまい。
頼みの綱のネットや本ではなかなか必要とする情報が得られない。そのように、ほんの少しの手助けや必要な手立てが得られないまま誰にも相談できず孤独な子育てをしている方もいるのでは?
そんな考えがふとよぎりました。

じゃあ、そんな人が受けられるようにオープンな講座にしよう!もちろん無料で!

本講座が自分の子育ての課題をどう乗り越えていくか考える手立てになれば、また明日から子育てを頑張ろう!お父さんお母さんがそんな風に元気になれば良いな、ほしのおうちの企画が少しでも社会的な役割を担うことができたら良いなと思うのです。

子どもはみんな「今」を生きている

ほしのおうちで子どもを見ていて思うのは、子どもというのはいつも「今」を生きているということ。大人は今日はここで遊んで、それから帰ったら着替えさせて、昼ごはんの用意をしてお布団敷いて、あ、洗濯物もまだだった、などなど、子どものそばにいても先々の見通しや段取りのことを考えています。

でも、子どもは目の前のことにいつも一生懸命です。生まれたばかりの赤ちゃんもおっぱいが上手に飲めるように練習し始めるし、子どもたちは誰に言われることなく、その時その時の自分の課題を見据え、それと向き合い乗り越えようとしています。

そうやって子どもが何か達成した瞬間、例えば初めての寝返りや最初の一歩を踏み出した瞬間に、まるで自分のことのように誇らしく喜ばしい気持ちになった親御さんも多いのではないでしょうか?

けれど、親はいつも忙しい。いつも子どもの成長に立ち会いそれを味わうことはなかなか難しいです。時には、子どもが自分の足かせになっているように感じたり邪魔ばかりしてくるように思える時もあります。
その辺のせめぎ合いがあるのが現代の子育ての難しいところです。

難しいけれど、色々な可能性があるのが子育て

でも、子どもは親を困らせたいのではありません。

どの子も子どもは本質的に親に寄り添いたいという気持ちを持っています。3ヶ月の赤ちゃんですら、オムツ替えの時、足を開いてじっと替えてもらうのを待っています。

そしてもう一方で、どの子も健やかに成長したいと願っています。自分の課題に十分に向き合うことができた子どもというのは本当に素直です。

親が子どもの発達や成長を知り心を寄せて子育てできたら、親と子が信頼して共に歩んでいけたら、子育てを通して親も成長できたら…
難しいけれど、理想かもしれないけれど、でもそのような色々な可能性があるのが子育てです。

もしそのような時間が子育てで持てたのなら、それは一生のうちでもかけがえのないとてもとても幸せな時間になるのではないでしょうか。

親が親でいられるのは、子どもが子どもでいるからです。親が子どもの健やかに育ちたいという願いをきちんと受け取って成長と発達に見合った環境を作り、適切な関わりをする。そうしてその日一日子どもがご機嫌で満たされているなと感じられたら、その時親はどんな風に感じるでしょうか?
きっと親にも不思議な満足感が湧いてくることでしょう。

現代は、子育て世代にも子どもにも厳しい環境ではありますが、親も子どももどちらも「幸せだ」と思えるような幸せな子育てができることを願ってやみません。

そして、この私たちの小さな一歩が少しでも子育てしやすい社会への大きな一歩になることを願っています。

ただの親である私たちほしのおうちにできることはささやかですが、本講座が少しでも子育てを頑張る方の明日のエネルギーになれば幸いです。

(プレイセンターほしのおうち保護者一同)

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