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教壇に立ち続ける 62 今週の反省【note限定記事】

定期テストの作問が修羅場の様相を呈しています。しかし日常的に原稿に追われる生活をしている桃ちゃんには通じない。どうも星野です。今週の火曜日に更新できなかったので、今日2本アップロードします。ひとつめは「今週の反省」です。定期更新日は火・金・土です。いいなと思って頂けたらサポートをお願いします。今月だけで10人以上の諭吉さんが討ち死にを果たしたのでなにとぞよろしくお願い致します。minneとFantiaにも新作をアップしたので覗いてみてください。全国一律送料無料、即日発送可。夏らしい作品に仕上がっています。

今週はなぜ更新できなかったかというと、先輩教師に相談事をしたら一笑に付されるというメンタルブレイク案件が発生したためです。
私は持病(精神疾患)があり、通勤にも時間がかかるため、最初は賃金の低い非常勤として働く道を選びましたが、それが自分では少しだけ負い目というか許せないところになっていて、いずれ常勤になりたい、ゆくゆくは専任に、とも思っていたのです。しかし今の職場でそれができるかと言われるとかなり難しいなと感じています。
その理由は、生徒と同僚・先輩などの人間関係にあります。まず生徒は私のことを外様扱いするので、まだ信頼関係が築けていません(まあ、現在高校3年生なのでもう卒業してしまうのですが、今の高校1年生を引き続き担当出来たらといいなとは思います)。そしていわゆる「体育会系のノリ」が強いので、なかなか私も心を開けていません。そんな双方警戒中のなかで1学期を終えようとしていることが悔しいですし、自分に柔軟性がないという劣等感を生みました。また、同僚も良心的な人が多いとは言えど、パワハラまがいの言動をしたり、同調圧力の強さに押しつぶされそうになったり、今回の直接のきっかけも先輩とのやり取りだったので、こういう人たちのいる職場で長く働くのは嫌だな、と思ってしまったのでした。
私はいまのところ気ままな非常勤ライフを満喫していますが、福利厚生がしっかりしている常勤以上になりたいという願望はあります。しかし人間関係を築くのが下手で、部活もろくに指導できず、軸がぶれやすいから生徒を不安にさせてしまう私が、担任を持っていいとはどうしても思えないです。だからまだ非常勤暮らしが続くのかな、とぼんやり考えています。その待遇の悪さ(立場の危うさ)を何とかしたいと思うのですが、様々な困難を抱えていて現状では無理そうだな、というところで自分の気持ちも落ち着きました。それがあって火曜日の更新が途絶えてしまいました、本当にすみません。仕事の波って怖いですね、メンタルを切り刻んでゆく。今は復活しているので、ここからはまともに振り返りをしたいと思います。

今回発覚した私の弱点が「ぶれやすい」ことでした。生徒の発言に流されやすい、とでも言えばいいのでしょうか。自分に自信がないから、生徒に甘える隙を与えてしまうようなのです。実際、授業態度の悪いクラスでは、生徒からの不満をいちいち真正面から受け止めてしまって、それでキャパオーバーしてしまったところもありました。そのため今後は、「話半分に聞く」ことをやっていこうというふうに決めました。
生徒は私より年下であり、経験は私の方が少しだけ多いこと、そして彼らは私が教え諭して指導するべき存在であること。
生徒の要望にはもちろん応えるけれど、「これは譲らない」という線引きを明確にする。
これを意識しながらやったほうが、きっと軸がぶれないだろうなと思いました。生徒は私がまごついていると調子に乗るので、毅然とした対応をしていきます。
学級経営などにも活かせると思ったので、弱さと向き合えたのは良い経験でした。

また、「忘れっぽい」のも弱点だなと感じました。
自分が何を発問したかを管理しきれていないところがあって、どうしてもとんちんかんなやり取りをしてしまったな、と反省しています。
こまめにメモを取って、何を訊いたか忘れないようにすること、そして話さなければならない内容を正確におさえることを徹底していきます。

今週の私ですが、週の前半ではガチガチに緊張して、後半では肩の力が抜けて納得のいく授業ができる、という感じでした。
仕事量の多さに息継ぎできない状況が続いていますが、それでも授業は楽しいですし、新たな発見もありました。旧帝大レベルの過去問題集から引用した文章を定時で読ませたのですが、かなり良い意見が出ましたし、意欲的に活動してくれました。やはり「この子たちはできない」と思っているとだめですね、まずは生徒を信じて、レベルを下げないようにしないと下流へと押し流されていくことを痛感しました。
定時でも全日でも、生徒は「できない子」扱いされています。圧倒的に褒められた経験がありません。だからこそ私は、生徒を認め、ほめて伸ばしていきたい。そう思いながら課題にコメントをつけています。この課題でもひと悶着あって、生徒が復習や深い学習を厭う傾向にあり、面倒がる発言が目立つようになってきたのです。それは私がきっちり「評価対象だから」「学力を身につけるのが学校の役目だから」と指導しなければならないところなので、強気に論破していこうと思います。
板書に図を入れたり(私はこれが致命的に苦手なのです)、様々な実践例を取り入れて活動を組み立てたり、トークの間も適切に取れるようになるなど、確実に授業の腕は去年よりましになってきました。それを踏まえて今後は「知的に負荷のかかる授業」をさらに追求していきたいです。
旧帝大レベルの問題に関する実践については、次の記事にて。

最後に写真を貼り付けておきます。それでは、また。

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