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NY Day1 MOMAで釘付け

極寒だとみんなに脅されてたけど、今日は11℃の小雨がウェルカムシャワーのよう。雪も溶けてて時差調整も兼ねて早速MOMAに参拝。常設展示は昔の友人に会うみたいな感じで互いの生存確認

セザンヌにゴッホ、ゴーギャン、ピカソにマティス、モマのモ(2番目のM)を象徴するMODERN アートの巨匠たちのアイコニックな作品が並ぶ人気セクションの5階フロアー。平日の午前中なのに世界中の観光客で賑わってて改めてびっくり。アート人気のベースの違いを感じます。

ユニクロがMOMAの冠スポンサー

モマ唯一の冠スポンサーは、53rdストリートのご近所つながりでUNIQLO。企業イメージ戦略として素晴らしい。毎週金曜日の夕方から夜8時までは、UNIQLOフリーナイトと銘うって、通常25ドルの入場料がフリーに。

6階フロアーの特別展示はMarcel Broodthaers。卵の殻や、ムール貝の貝殻を大量に使った立体アートや、フランス語のコンセプチュアルアート。明らかにフランスっぽいシニカルな記号でフランス人かと思いきやベルギー人の作家でした。

ピカソの彫刻展が始まるらしく、設営で4階フロアーは完全クローズ中。コンテンポラリーセクションは、戦後アートの中心がヨーロッパからNYに移った象徴でもあるポロックの作品が初期の作品から代表作まで充実。アブストラクトエクスプレッショニズム(抽象表現主義)のデクニーングの太った怒ったピンクな女に、吸い込まれて取り込まれそうなロスコーにニューマン、クライン。ここまではすでに伝説で頭の中の美術史と記憶合わせタイム。

アートがカルチャーになった時代

それからバスキア、ウォーホール、サイトンブリィ、ジョーンズ、ラウシェーバーグ、リキテンシュタイン、60年代〜80年代の馴染みと勢いのあるポップアートにグラフィティアートへ。

現代美術に興味を持ったのもきっかけはアンディウォーホールのソニーのTVcm。アートが美術館の壁にかかるうやうやしいハイアートとしてだけではなく、生活空間、音楽やファッション、広告に入り込んできたこの頃が突然アートが身近になった。けどもう歴史の中ですね。

21世紀のアートは映像系にシフト?

で、今回一番目が釘付けになったのは、21世紀の、まさに今のアート。展示の最後のコーナーのビデオアート作品。(表題トップの写真)ヒゲづらの美女がニュースキャスター風にセクシーポーズを決めるのを、色々な角度からとらえた映像。何故か画面にはMoMAのウォーターマークが。

アート体験がスマホに断絶される

白い壁に整然とかざられるアートから、立体アート、インスタレーションへ。さらには、ビデオアートへアート表現手法が変わっていくのは必然かと。撮影オッケーで、写真撮ってすぐSNSに上げる人、美術館にいるのに椅子に座って携帯を見続ける人。アートと対峙する自分の集中力がだんだん短くなり、思考と身体体験が手に持ったスマホに断絶される。
興味が続かない。

そこに飛び込んできたのが、DISのビデオアート作品。ドラグクィーンのコンチータブルスト(昨年7月に来日)のジェンダーやセクシャリティや美の基準、著作権の問題まで、揺さぶりかける作品。

今日は時差調整、かつ、小雨は嵐に変わりびしょ濡れで、ホテルにもどり寝る、、

サンダンス映画祭で話題になったスパイクリー監督のマイケルジャクソンのドキュメンタリーがSHOW TIMEでかかるのに契約してないらしくみれない、、泣。

To be continued.... 明日はミュージカル2本と何しよう?





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