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「PHPくらしラク~る♪」6月号にて「わたしの暮らしを支える、この一冊」担当回となっております

みなさまおはようございます、上田です。
PHP研究所の月刊誌「PHPくらしラク~る♪」6月号(5/10発売号)にて、本の紹介のエッセイ連載「わたしの暮らしを支える、この一冊」担当回となっております!

12月号、3月号に引き続き書かせてもらってます。

今回のラク~る♪の特徴は「少ないモノですっきり暮らす! 運とお金はたっぷりゲット」です。

モノを減らして、家の中を快適にするというのはとても大事とわかりつつ、なかなか減らせない私なので、この特集を参考にして不要なものと要るものを分けるところから、暮らしをまず整えたいと思いました。

くらしラク~る♪ですが、生活に必要な知恵がたっぷりつまった雑誌なので、そういう暮らし分野が好きな方はぜひ追いかけてみてくださいね。私も今号にじっくり目を通したいと思います。

さて、連載「わたしの暮らしを支える、この一冊」ですが、6月号では斉須政雄さんの「調理場という戦場――『コート・ドール』斉須政雄の仕事論」(幻冬舎文庫)を取り上げております。

フランス料理のシェフ、斉須政雄さんの自伝といえる一冊で、若き日の斉須さんが日本からフランスに渡り、現地のフランス料理店厨房で修業した日々のことがつづられています。

この本に出会ったのは、私が大学生だったころ。本屋でたまたま手に取り、その内容に深く感銘を受けて、それからずっとずっと、ことあるごとに読み返し、ページをめくっているとても大切な一冊です。

どういうときに読むかというと、壁にぶつかっているときが多いかも。この本に寄せられた糸井重里さんのコピーをご紹介します。

料理人とグルメだけが読むのは、
もったいない本です。
熱くて深くて、火が出るような言葉が
盛りつけられます。

どんな年齢の人が、
どんな職業の人が読んでも、
身体の奥底から、
勇気が沸きおこってくるでしょう。(糸井重里)

私はこの本を読むと、いつも初心に帰るといいますか。やりたいことがあるのに、まだぜんぜん気持ちも努力も、足りなかったな!とハッとさせられて、また頑張る気力がわいてきます。どんなときでも、この本をめくると必ず。だから、私にとって一生読み続たいと思える、ずっとそばにおきたい、そんな本です。

本紹介エッセイのタイトルは「人生へ漕ぎ出す人の必読書」としました。この言葉にピンときた方は、ぜひお手元に置いてみて下さい。この本が最初に発売されたのは二〇〇二年(朝日出版社から単行本として)ですが、時代をどんなに重ねても残っていく力を本自体から感じます。

だから今の若い人にも、どんどん手に取ってほしいなと思ったので、今回ご紹介しました。

「PHPくらしラク~る♪」6月号ですが、全国のコンビニや書店に置かれるほか(その地域や店舗によります)ネット書店でもご購入ができます。

ぜひぜひ「調理場という戦場」ともども読んでみてくださいね。




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