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この先noteで文芸も拾われるようになっていくといいなあ

note公式さんからクリエイター支援プログラムの新たな参画出版社の発表がありましたね。

私は、このラインナップを見て、noteからもいずれ文芸作品が世に出ていくと、ふつうに思います。(私の作品ガー、とはそんなに思ってないけど・笑)

いまのところ、文芸のみで注目されてnoteから出版した方はたぶんいないし、どうしても小説オンリーの他サイトさんから華々しくデビューされていく方を横目で見てしまうけど、やっぱり、小説オンリーサイトさんと比べたら、小説の母数も少ないわけで。

あと多分、noteの中で本当に話題になるくらいの力のある作品であれば、きっと、目に留めてくれる出版社さんはあると思います。

2ch創設者のひろゆきさんの著書「働き方 完全無双」を先日読んでいたのですが、こんな一節がありました。

・世の中、何が当たるかはわからない

・何か新しいサービスの上にいる人は、「そこにたまたまいる」というだけで突然、ゲタを履ける時期があるのです(ニコニコ動画の歌い手さんからプロデビューが出てきたように)

・ネット上のサービスに登録をするのは誰でも無料でできる時代。それをちょくちょくしているうちに、何かがワンチャンで跳ねる可能性がある

・ベストセラー「銃・病原菌・鉄」を読んでわかったことは、ヨーロッパの国々が歴史的勝者になれたのは「個人の才能」ではなく「地理的環境」が要因だった。たまたまその大陸にいたから勝てた。だからウェブサービスでも、たまたまそこにいることが必要。だから何にでも首をつっこんでおこう

先日「年金制度の事実的崩壊」や「大企業の45歳以上リストラ」が発表されました。私たち若者世代は、たぶん年金制度にはあずかれず、一生働くこととなるでしょう。

そんな中、何かひとつでも、仕事につながる手駒を増やしておくことは、これからの時代すごく大切になってくると思います。

今の仕事をしているときに、昔やったあのことが役だったり、ひとつ二つ前の仕事で培った経験が生きることってありますよね。

私は、作家や小説家という職業についても、一生それだけを続けるロールモデルというのは、一部のベストセラー作家さんを除いて、成り立たなくなっていくようにも思います。

だから、今のうちに、いろいろ役立ちそうなスキルを身に着けておくことはいいことだろうなと感じます。

たとえば、楽器が趣味の人がいたら、上達するまでをブログに載せるとか、youtubeにアップするとかもできますよね。

ハンドメイドにしても、料理にしても、minneやインスタで、拡散できる。

SNSで広がることがすべてだとは思わないし、苦手な人もいてかまわないです。ただ、インターネットのおかげで、いままで仕事につながらなかったただの趣味が、仕事になる可能性があります。

いまはあまり上手ではなくても、ブログや動画を運営するスキルも、今のうちから趣味の上達と同時に身に着けておくと、それが10年後、20年後に何かに化ける、跳ねる可能性もあると思います。

私は、お金の話は正直あまり好きではありません。趣味とお金の話を結びつけることもしたくありません。

でもこういうことをいうのは「好きなことでキラキラ輝いている自分でいたいからぁ☆」というアピールをしたいわけではなくて、実際今の日本の現状を鑑みるに、個人で貯蓄をしておかないと、生活していくのもままならない状況に追い込まれていくと思うからです。

もちろん、ワンチャンで得たお仕事や収入が、ずっと続くとも思っていないですが、それでもいまの生活費のプラスアルファとなることは間違いないわけで。

私も実際、ここnoteで書いていて、お声がけいただき、ライターとして月1ほどで記事を書かせていただいていますが、そのお金は大切に口座に入れました。

で、話を戻すと、たぶんいろんなウェブサービスで、自分に合うものを見つけて、そこに作品ストックを置いていくというのは、なかなかいいことだと思うわけです。

私は小説サイトいくつかに自小説を上げていますが、もちろん他サイトをなるべくたくさん網羅することも大切なのですが、逆に一本にしぼってフォロワーさんを増やしていくこともそれはそれでよいな、と思いました。

3つのサイトにまめに更新するというのは、なかなか労力がいるし、エネルギーも分散されてしまうからです。

だから、ひろゆきさんの言うように、無料ウェブサービスにはとりあえず首つっこんどけ、というのもよくわかりますが、同時に、これと決めたサイトで更新を続けていくのも大切だと思います。

noteはいまとても勢いがありますね。私が始めた2014年頃は、本当にほのぼのとしていましたが。

ビジネス書や実用書の方が、先陣を切ってはいますが、きっとnoteで文芸をやる人も、これから外の世界へ漕ぎ出していく未来になっていくと私は思います。

みんなで本、出したいね。

がんばっていきましょう。

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