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green days

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エッセイを集めたマガジンです。
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#エッセイ

不安を手放す

不安を手放す

最近、不安にかられたときに「すぐ深呼吸して、メタ認知して、手放す」ができるようになりたいなあと思っています。

もともと、心配性で不安になりやすい性格。でも「こんな年中すぐ不安になって、ストレスかかってばかりいたら、病気になっちゃうよ?」と思うことがありまして。

なので、まずふーっと息を吸って、吐く。このとき、悪いイメージも一緒に吐き出してしまうようにつとめる。

そして、メタ認知をする。

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小学6年生のあの日、自由の香りをかいだ

小学6年生のあの日、自由の香りをかいだ

12歳の私が、あの日々でかぎとったものは、たしかな「自由」の香りだったのではないかと思う。

私は石川県の能登地方で生まれた。小学生のときは、ひと学年にクラスが3つ。6年1組、6年2組、6年3組に分けられていた。ひとクラスの人数はうろ覚えだが、30人前後ではなかったかと思う。

私はぼんやりした子どもだったけど、小学6年生の時期だけ、比較的鮮明に記憶している。

担任の先生が、とても面白い人だった

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飲めないのに、居酒屋ものが好き

飲めないのに、居酒屋ものが好き

居酒屋にじっさいに足を踏み入れたのは、もうだいぶ前のことになるように思う。少なくともコロナ禍がはじまってからは一度も行っていないし、その以前であっても、夫婦ともに飲まないし飲めないので「よし、居酒屋いくべ」的展開にはならない。

けれど、私は居酒屋ものの番組、居酒屋を紹介したエッセイ、居酒屋ものの漫画がとても好きなのだ。自分がお酒がてんでだめだからこそ、憧れるし、何より番組や写真のなかでずらりと壁

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四月、部屋には花を飾りたい

四月、部屋には花を飾りたい

四月上旬に、家族の転勤によって北陸内で引っ越しをした。日当たりがいいという理由で選んだ三階の部屋は、とてもすっきりと気持ちがいい。晴れた日には、窓から山さえくっきりと見える。そして、私にしてはめずらしく、夫のワイシャツや私のTシャツを、ベランダで干している。

もともと立派なサンルームがついているのにベランダで干す理由は、たんにサンルームに物干しざおのようなものがついてなく、さおを置く場所がなかっ

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がんばりのあとは、ご自愛で

がんばりのあとは、ご自愛で

こんばんは、上田です!
秋から短期のお仕事に、11月~12月と、1月後半~3月上旬と行っていたのですが、無事今日すべておさまりました。3月後半にちょっと大きい予定があるので、ひとまず小休憩します。

昨日の晩は寝付きが悪くて、ほぼ今日は寝てない状態で行ったのですが(だめだろ)、振られたお仕事をなんとかちゃんとこなすことができてほっとしました。これからも、小説を書くかたわら外でも働いていこうと思って

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子供時代、風邪の日を何度も過ごした

子供時代、風邪の日を何度も過ごした

一ヶ月前のことですが、私8度ちょっとの熱を出しまして。いきなりスパーンと高熱になったのです。前日寒い外を移動したので「これはいま流行りのアレか?」と戦々恐々として病院に行ったのですが、コロナもインフルも陰性で、熱は数日で下がって元通り元気になったのでほっとしたことがあったのです。

能登の親からは段ボール一杯の支援物資が届き、冷凍ハンバーグやらお惣菜のパックやらお菓子やらりんごやらが詰め合わされて

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Tverで見ている番組いろいろ

Tverで見ている番組いろいろ

おはようございます、上田です。
今日はnoteで「読みもの」になるような分量で、何かしらを書きたいなあと思っています。

noteの方向性を「小説」「フードエッセイ」「本紹介」の3本柱(あと、告知とか)に定めてからは、普通の読みものとしてのエッセイをあまり書かなくなっていました。

でも、少々心境にも変化がありまして、日々感じたこと思ったことを、読みものとしてまとめられる力もつけたいという思いが出

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「PHPくらしラク~る♪」12月号から連載「わたしの暮らしを支える、この一冊」を担当します

「PHPくらしラク~る♪」12月号から連載「わたしの暮らしを支える、この一冊」を担当します

こんにちは、上田です。
今日はお知らせです!

PHP研究所の月刊誌「PHPくらしラク~る♪」の2021年12月号、2022年3月号、2022年6月号、2020年9月号の4回にわたって、誌面コーナー「わたしの暮らしを支える、この一冊」で、本のご紹介をすることになりました。

他の月については、私のほかにあと2名の書き手さんがつとめられるそうです。自分の暮らしを支えている本を、全四回の連載で読者のみ

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エッセイって記憶力と観察力なのだな

エッセイって記憶力と観察力なのだな

Twitterから離れて、紙の本を読んでいます。Twitterはとても楽しいし、宣伝もできるし、人と交流もできるし、情報収集としても適しているのだけれど、一回投稿すると反応がついつい気になるし、すぐに💗がどれだけついているか確認したくなるし、リプをもらったら返す手間も要るわけで、まだ駆け出しの作家の身としては、ちょっとそこに割く時間がもったいなく思えてきました。

(もちろん、Twitterを楽

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「助ける側」「助けられる側」を両方経験することはすごく大切なんじゃないか

図書館で借りてきた湯浅誠さんの「つながり続けるこども食堂」を読んでいる。全国のこども食堂を立ち上げた発起人と、その人たちが作ったこども食堂の実際の姿を追ったルポタージュ。とても面白く読んでいる。

のっけから私の個人的な話で恐縮だが、聞いてほしい。Twitterのほうにも書いたが、病気をきっかけに15年くらい本を読んでも頭に入らない、目がすべる、刺激が得られないという状態が続いていた。もちろん15

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ずっと苦手だったテレビと仲良くなった

ずっと苦手だったテレビと仲良くなった

テレビや映画など、映像ものを見るのが子どもの頃から苦手だった。動くものはなんだかこわい、というあんまりな理由だ。本やマンガに比べて刺激が強く、どう受け取っていいのかを最近までわからなかったのだ。

でも、youtubeの視聴から慣れ、最近テレビを見たらいきなり「どう見たら面白いのか」がわかった。映像の見方は本の読み方と通じるところがある。いちどわかったら、テレビをものすごく楽しく見ることができるよ

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引っ越し終わったら六月になってた

引っ越し終わったら六月になってた

今日から六月ですね!
私は五月引っ越しにかかりきりだったのでやっと新居に落ち着けて嬉しいです。これでいろいろなことが順調にいくといいなあ。

今回の引っ越しでおもしろかったのはですね、お願いした引っ越し業者さんが引っ越しトラックと一緒にクレーン車を用意してくれて、冷蔵庫や食器棚など重たいものを上げ下ろしするときにクレーンを使っていたことです!

いままでずっと、階段なども直接冷蔵庫や洗濯機を手で運

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「PHPくらしラク~る♪」6月号にてリレーエッセイ「わたしの思い出ごはん」を寄稿しました!

「PHPくらしラク~る♪」6月号にてリレーエッセイ「わたしの思い出ごはん」を寄稿しました!

おはようございます!上田です。
みなさまもお元気でお過ごしのことでしょうか?

告知です。
「PHPくらしラク~る♪6月号」で、私のエッセイが載っています!
〈リレーエッセイ〉わたしの思い出ごはんというお題の企画ですが、私は「おばちゃんが運んできた味」という文章を寄稿しました。

私の地元である石川県輪島市には、いまも振り売りの行商文化が残っていて、漁師を家族に持つ女性が、リヤカーを引いて魚を売り

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「家族扱い」する人が人生にときどきいること

「家族扱い」する人が人生にときどきいること

こんばんは!上田です。

実家に祖母の介護の手伝いにGW中だけ来ていて、トイレや食事の介助をしたりしています。明日にはもう福井へ帰ってしまうのですが、少しでも母を手伝ったことで、貴重な経験ができました。もう少し、祖母がなんとか持ってくれたらいいのですが。

先月末「やさしい嘘からはじまるふたり」という原稿用紙200枚以上の小説をnoteで連載を無事終えることができてほっとしています。たくさんの人に

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