夏の名残を感じながら佐久そるんさん「氷と蜜」を読んだ
上田です!過ごしやすくなりましたね。
今日の本紹介は佐久そるん先生の「氷と蜜」です。小学館「おいしい小説文庫」のうちの1冊として出されたこの小説のテーマは、かき氷。まだ9月初旬だというのに急に夏が行ってしまったかのように涼しいですが、夏を惜しみつつ、ご紹介しようと思います!
物語は、主人公の陶子が母と驚くほど美味しいかき氷、その名も『日進月歩』を、奈良のひむろかざはな祭というかき氷のお祭りで食べるシーンから始まります。
かき氷といって、赤や青のカラフルなシロップをかけた