作品を作るということ

こんにちは、ほしです。

実は今新幹線で京都から東京へ帰ってる途中です(知らんわって感じですよねすいません)

この土日、Circus Osakaで開催されたpotluck lab というDTM神☆イベントに参加してきました。沢山のトラックメイカーの曲を聴き、会話していくなかで、学生時代から思っていたことをふと思い出したので、書いてみようかなと思って投稿した次第です。


唐突ですが、私は作品を作る事が好きです。

ここにおいての作品は、自分自身で制作した成果物とします。作品の幅はちゃんとしたものからガラクタみたいなくだらないものまであります。デザインやアート、最近は音楽も作りはじめて、とにかく自分で何か創造して表現していくことがとても好きなのです。

そして、人の作品を見るのも大好きです。

学生の時から興味のある作家の展示をチェックしていて、日常的に作品鑑賞は行っている方だと思います。何かにつけて、誰かの作ったものを見たくなります。多分それは、学生の時から自他共に作品を作り続ける環境にあったのが大きいのかもしれません。

(でも、作品を作ることの何が好きなんだろう、、と、最近漠然と考えていました。自己表現がしたいからとかそういう理由もあるけど、なんだったっけなーってもんもんと、、、)


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今回参加したpotluck labというイベントは、講義後に2部に渡って楽曲持ち込み音楽視聴会があります。参加者が自身の楽曲を提出し、それを会場でかけて皆に聴いてもらえるというコーナーです。無名のトラックメイカーにとっては、誰かに楽曲を聴いてもらえる貴重な機会です。

イベント終了後の懇親会では、初対面の参加者同士がお互いの曲を聴きあって感想を述べたり、質問したりということが普通に起こります。お互いの作品を共有したからこそです。

住んでる場所も環境も違う、普段の世界線では出会うはずのない人たちが楽曲を通して出会う。これって結構凄いことだなと思いました。

自分もその中に混ざり多くの人の楽曲に触れることで、私は作品を通してコミュニケーションすることが好きなんだということを思い出しました。


私は美術大学で4年間を過ごしました。

美大の日々で感じたこと、それはコミュニケーションの軸が2つあるということです。

ひとつは普段の生活でのコミュニケーション、もうひとつが作品を通してのコミュニケーション。この2つがある環境はとても、かなり、居心地がいいものでした。

普段の生活でコミュニケーションが苦手な人、会話をしないような人でも、作品を通して不思議とその人のことがわかるのです。普段のノリや会話だけではわからない、表面的には見えない作り手の思想や思考が作品から感じられます。それは作品を通して普段言えないこと、何かしら表現したいことを伝えたいという気持ちがあるからでしょうか。

会話がなくたって、コミュニケーションが苦手だって、お互いがお互いの作品を通して心を通わせることができる。これは普段の生活では絶対に交わらないかもしれない人とコミュニケーションをとるきっかけになったりします。そんな光景をpotluck labでも沢山目にしました。

しかも、自分が作った作品をみせるのって、ある種パンツ一丁になるくらい恥ずかしいことじゃないですか。相当な勇気ですよね。作品は自分に正直にならないと作れません。そのままの自分をうつします。一生懸命作るから、人に見てもらうときに火が出るほど恥ずかしい....でも、見てもらいたい....みたいな複雑な気持ち。。

そんな気持ちを超えて人に見てもらえたとき、意見をもらえたとき、かなり清々しいし、お互いに見せ合えた日なんかはもう、超仲良しになれちゃう気がします。

社会人になって、自分の作品を作る機会が減ってしまって、組織の中でどのように自分自身が働きかければいいのかということにいっぱいいっぱいになって、この感覚を忘れていたなぁ...と思いました。(もちろん組織でどう立ち回るかを考えることも本当に大切なことだと思いますが)

今後も色んな人と、作品を通してコミュニケーションし続けられたらいいなぁと思いました。そのためにもっと作品を作りたい!!と、久々に震える気持ちになりました。

そして最後に、毎度毎度potluck labを開催してくだっているアリムラさん、太郎さん、そして登壇者の皆様、気さくに話してくれたトラックメイカーたち、本当にありがとうございました。今後もこの良き会が続きますように....


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