見出し画像

ヒカキン流成功術の動画を現役YouTuberが見て思ったこと

MacBook Proのレビュー動画を見ていると、HIKAKINの動画が回ってきた。

彼が成功術を語るのは珍しい。どちらかといえばキッズ向けの動画が多く、難しいことは語らないからだ。

おそらく近年の子供向け広告のパーソナライズ中止の流れから、色々と試しているんだと思う。

YouTubeに公開するコンテンツが「子ども向けに制作されたものかどうか」申告することが、全クリエイターの義務となりました。加えて、2020年からは「子ども向けコンテンツ」にはパーソナライズド広告が表示されなくなります。

引用:ねとらぼ

HIKAKINいわく、成功術として大切なのは

・トップの人と同じ道具を使う
・一流の人たちじゃなくあくまでトップ1人
・同じものを使えば体験から学ぶことがたくさんある

私の経験としてもこれは納得するところが大きい。トップは道具にもこだわる。きっとそれを使った理由が今の私たちには見えないところにある。

動画では「同じモノを使うこと」という主旨だったが、方向性や戦略を真似しようと思った人もいると思う。それはちょっと気をつけたほうがいい。


盲目的に1位の人のみに注目しすぎてはいけない理由

結論から言えば、1位の人に再現性が弱い場合がある。

たとえば、「めちゃくちゃ戦略を組んでやりました!そのおかげです!」と言っている人が半端じゃないほどのイケメンor美女だった場合。そしてそれが業界的に有利に働く場合。(エンタメ系YouTuberなんてその典型)

同じ戦略をとっても、同程度の容姿を持っていなければ意味がない。しかもその戦略の中に、容姿が燃料となっていることがある。その場合はもう最悪。再現性の前提に容姿が良いことが入ってくるので、ほとんどの人が脱落してしまう。


業界的に成熟していない場合も注意

たとえばYouTuberという世界で考えてみよう。

いまや飽和状態と言われるYouTubeだが、現役のYouTuberから言わせていただくと、飽和状態と言っている人は地図が全く見えてない。

正しくは、専門性のないエンタメ系は飽和状態に近い程度である。エンタメ系でも「エンタメx〇〇」によってまだいくらでも穴はある。エンタメ系以外なら、むしろブルーオーシャン中のブルーオーシャンだ。需要に対して供給が少なすぎる上に、参入のハードルが圧倒的に高い世界なので。

このように、YouTuberのような世界では、トップの行動が参考にならないことが多い。

・先行者だっただけ
・長く続けているだけ

配信ジャンルがニッチになればなるほど、競争が少ないのでトップが参考にならない場合が多い。特にYouTuberは戦略的にやっている人が少ない世界。

その人の戦略性の再現性はどうか?ここを大切に業界全体を俯瞰しながら見ていきたい。




サポートより、SNSでシェアしてもらったほうが嬉しいです!ww