「最後」｜３年 澁谷錬【Members' voice #10】

法政大学バスケ部の澁谷錬です。
拙い文章ではありますが読んでいただけると幸いです。

私は小学2年からバスケットを始め、今まで全力でバスケットに取り組んできました。私は、バスケットをする中で常に大切にしている目標があります。

それは「楽しむ」ことです。

私がバスケットを始めたきっかけは楽しかったからであり、その初心を忘れていたら、続けることすらできていなかったと思います。
しかし、小学生、中学生、高校生、大学生と、成長していくにつれ、バスケットを楽しむという意識が薄れていっていると感じました。レベルが上がるにつれて、練習も厳しくなり、楽しむ気持ちが薄れていました。そして大学に入学し、学生最後のバスケットへのカウントダウンが始まりました。

大学に入学し1年目は1部でリーグ戦を戦い、自分自身少しではあったのですが、試合に出ることができていました。１年目から実際に1部の試合を経験することができ、自分の中でも大きな経験になりました。

2年目になると、新型コロナウイルスが拡大し、大会も開催することができず、部活動としての活動もできない時期がほとんどでした。制限がある中、自分自身、できることを探し、行動していました。しかし、ベンチ入りすることはできても、試合に主力として出場することができませんでした。

3年目は、自分自身今までの行動や考えを見つめ直し、食事制限から筋力トレーニングなど、自分がより良くなるために努力してきました。結果、春の大会ではスターティングメンバーとして試合に出場することができました。しかし、リーグ戦になるとスターティングメンバーではなく、ベンチからの出場になり、プレイタイムも少なくなっていきました。

そして4年目に入ろうとしている来シーズン、いよいよ学生最後のバスケットが始まります。
振り返ってみると、今まで、たくさんの方々に支えられ、応援されてきたのだと、改めて実感しました。その中でも家族には精神面、体力面、経済面など、様々なところで多くの支援をしてもらいました。本当に感謝しかないです。その感謝の想いを伝えるためにも、家族だけでなく、支え、応援していただいた方々に恩返しができるよう、最後の1年、全力を尽くし、かっこいい姿を見せたいと思います。

そして「楽しむ」ことも忘れずに。

澁谷錬（しぶやれん）
学年：3年
学部学科：法学部政治学科
出身校：洛南高等学校​