見出し画像

「感謝」|1年 堤玲太【Members' voice #4】


法政大学バスケ部1年の堤 玲太です。
自分のことを文字に起こして考えたことがないので緊張します。
わかりやすく伝えられるように頑張ります。

私は幼稚園から小学6年生まで空手をしていました。中学でも続けるつもりだったのですが、友達から誘われ地元福岡でバスケを始めました。
私の中学校は勝つことを目標にしていたことはもちろんでしたが、それ以上に楽しむことや人間的に成長することを重視していた部活でした。

最終的な結果は県大会にも行けずに引退。高校ではバスケではなくもう一度空手の道に進もうと思っていました。 
しかし、当時熊本で連覇していた九州学院高校から声をかけていただき、熊本でバスケを続けることに決めました。

画像4
中学校の卒業式



入学しての第一印象は


こんな練習についていけるのか、3年間続けられるのか

という不安でした。


中学とは一転、勝つことを目標にしていたため、平日は4、5時間、休日はほとんど1日練習とバスケに入り浸りの生活でした。
楽しさはほとんど無く1年生の時は毎日のように「辞めたい」と思っていました。バスケの知識がほとんどなかった私は練習や試合でよく怒られました。何について怒られているのかも分からず、ただただ先輩や先生に言われた通りにするだけのバスケでした。
走ることをしていなかった私はランメニューでは他の人よりも1、2周遅れでした。試合に出ると体力切れで他の人に迷惑をかけてしまう。
そのせいで先輩や先生に怒られるの繰り返しで、試合に出るのが嫌でした。


画像4


2年生では、試合にスタートで出させてもらい、県大会の優勝や全国大会を経験させてもらいました。
この頃にはある程度のバスケの知識が付き、なぜ怒られているのか、何がダメだったのかを考えることができるようになっていました。

考え方も変わり

言われた通りにしかしていないから楽しくない、
楽しくなるように自分で考えよう

と思うようになっていました。
自分がどうしたら上達するのか、先輩や先生に「なぜ?」と聞かれた時に答えられるようになろうと思いました。
自分自身の意思を持ち、言うことで間違っていたとしても、何が違うのか、どこで間違えたのかが明確になり、より早く理解でき、成長できると気付きました。
1つ上の先輩が引退になった時に、今まで教えてくれていた先輩やチームを引っ張ってくれていた先輩がいなくなるという不安と自分達が最上級生になり、先輩にしてもらったように後輩に伝えることができるのかという不安が大きくありました。と同時に

自分がやらないといけない

という自覚も生まれました。


画像4


3年生になり、芽生えた自覚を持って練習に励もうとした矢先にコロナウイルスにより2ヶ月間部活動ができませんでした。
インターハイもなくなり、モチベーションはゼロにちかい状態でした。練習は再開したものの、大会が遠いことや3年生(自分たち)の実力不足でチームはいい状態とは言えませんでした。
初めはチームでの連携も取れず、練習試合でも全然勝てないことがありました。どうしたら勝てるかを考え、先生に怒られながら少しずつだけど勝てるようになりました。それが大きな「自信」に繋がりました。
3年生だけのミーティングやチーム全体のミーティングをたくさん重ね、チームで同じ方向を見て練習に励むことができました。


迎えた自分達の代での唯一の全国大会(ウィンターカップ)ではベスト16という結果だったけど後悔はなかったです。



大学はもっと高いレベルでバスケをしたいと思い法政大学に進学することを決めました。
今シーズンではあまり試合に絡むことがなかったのですが、自分にできること、できないことを見つめ直す時間になり、今後の成長に必要な時間だったと思います。
来年はチームの目標に向けてより一層努力するので応援お願いします。


私は高校の3年間で、何度も挫折を経験しました。それでも今バスケを続けていられるのは間違いなく周りの方々のおかげだと思います。
選手の保護者様はもちろん、応援してくださった方々、ケアをしてくださったトレーナーやコーチ、何もできなかった私を試合で使い続けてくださった先生。他にもたくさんの方々の支えがあってこそ今があると思います。


周りの方への「感謝」を忘れずにこれからも頑張ります。


堤玲太(つつみれいた)
学年:1年
学部学科:文学部英文学科
出身校:九州学院高等学校

画像4


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?