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「Blue Mantle」とアマビエに思うこと

昨日、inner STORYの4話目「Blue Mantle」をnotoにアップしました。

inner  STORYは、ご依頼主の方(個人)の潜在意識から、人間の集合意識に存在する物語とリンクし綴っています。

「Blue Mantle」の書きはじめたのは昨年の12月、私は珍しく風邪をひいて、熱にうなされながらも、青い鱗のイメージが頭から離れませんでした。

年末年始は療養期間となり、かなり時間をあけて、「Blue Mantle」の続きを書きはじめました。

「Blue Mantle」を書き終えて、いつもイラストを描いてくださる、HAYさんに物語を読んでもらうと、

「この主人公の女の人は、髪が長くて、魚の鱗のようなマントを纏っていて、五穀豊穣をもたらす舞を踊るとか、今話題のアマビエみたいですね。」

と感想をもらった。

私は、アマビエのことを知らず尋ねると、

アマビエの絵を見せてもらった。


江戸時代の後期に海から現れた半人、半魚の妖怪で、毎夜、海中に光る物体が出没していたため、役人が赴いたところ「当年より6ヶ年の間は諸国で豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ。」と言って、海の中に消えたという。

「このアマビエが、現代の新型コロナウイルスの蔓延にも効くのではと、イラストが出回っているんですよ。」

確かに、アマビエの説明を聞くと、「Blue Mantle」の物語に出てくる女と共通するものがあるなと興味がそそられた。

五穀豊穣(生命)と疫病(死)と、この二つを司る海からやって来る鱗をもつ女は、私たちの集合意識化では、何かつながり合っているものがあるのかもしれません。

ちなみに、inner STORY「Blue Mantle」の物語が象徴するテーマは、

・男性(性)の罪を赦す、浄化する。
・闇(恐れ)の真実を知る。

となっていて、

この男性(性)とは象徴であって、男の人のことだけではなく、社会性や国家ともとらえられます。
今回の新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちは働き方や、学び方、消費の仕方など個人の社会との繋がり方や、各国の国家のあり方も問われています。

また「Blue Mantle」では、女が自分のせいで、生命を滅ぼす力を人間たちの世界に芽吹かせてしまったと、ある存在たちに訴えますが、ある存在たちは女に、次の扉を開くためには必要なものだったと説いています。

「Blue Mantle」の物語が示すとおり、今皆が問われている問題に、それぞれが恐れず目を向けたその先に、新しい「扉」や真実が見つかることを、心から祈っています。

この物語をご依頼された方に感謝をこめて。

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