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いまの東京ってどんな馬場??

皆さん、こんにちは😄

今年の秋開催は、開幕して間もない頃から天候に恵まれることが少なく、非常に馬場が悪くなっています。

特に東京コースに関しては、内埒沿いの芝が剥げ、ボコボコしているのが顕著に見られるかと思います。

例年に比べて、非常にタフなコンディションですよね。

しかしですねぇ、この"タフ"という言葉が厄介でもあります。

というのも、近年、東京の秋開催の馬場は

「あまりに速すぎた」

そう、2年前のジャパンカップでアーモンドアイが、スーパーレコードを叩き出すなど、異常なまでに時計が速かったんですよね。

それを思えば、今の東京コースの時計くらいが普通なんだな、とも感じます。

ここからは、時計のお話。
ようやく良馬場で開催出来た天皇賞(秋)、そして先週行われた東スポ杯2歳S。この2レースのラップを昨年と比較してみたいと思います。

◆天皇賞(秋)

【前半3F】
・昨年 12.5ー11.4ー11.5 (35.4)
・今年 12.7ー11.7ー12.1 (36.3)

【中盤4F】
・昨年 11.6ー11.7ー11.6ー11.3 (46.2)
・今年 12.1ー11.9ー12.0ー11.7 (47.7)

【上がり3F】
・昨年 11.1ー11.3ー11.9 (34.3)
・今年 10.9ー11.1ー11.6 (33.6)

昨年と比べると、前半から緩やかなペース。
最初の3Fで1秒近く遅く、中盤では1.5秒も遅いラップです。
その分、上がり3Fは昨年より0.7秒速い。
アエロリットは「等速ラップ」を踏みますから、持続力勝負になりましたが、今年逃げたダノンプレミアムのラップを見ると、ラスト3F目に一気に加速しているとおり、完全な瞬発力勝負となりましたね。
勝ち時計が遅くなったのは、どちらかといえば前半のペースが遅かったからと言えます。
それにしても、馬場はお世辞にもキレイとはいえなかったですし、上位3頭が抜けて強かったことがよく分かります。
ダノンプレミアムを基準に考えれば、アーモンドアイとの差だけで見れば昨年よりコンマ1秒縮んでいるものの、この2頭の間に割って入ったフィエールマンとクロノジェネシスも相当な強さです。
一昨年のキセキが5着ですから、天皇賞(秋)のレースレベルとしては、一昨年より昨年、昨年より今年のほうが高かったのではないかと思います。

◆東スポ杯2歳S

【前半3F】
・昨年 12.9ー11.0ー11.4 (35.3)
・今年 13.1ー11.2ー11.5 (35.8)

【中盤3F】
・昨年 11.8ー11.7ー11.8 (35.3)
・今年 12.2ー12.5ー12.7 (37.4)

【上がり3F】
・昨年 11.7ー10.8ー11.4 (33.9)
・今年 11.9ー11.0ー11.4 (34.3)

こちらも、昨年は序盤から坦々と刻み、中盤までの緩みがほぼ少ないラップ推移をしており、ペース判定的には「スロー」ですが、2歳馬としてはかなりキツかったハズ。
その中でコントレイルは5馬身差、コンマ8秒も突き抜け、上がり3Fはダントツの33秒1をマーク。速い馬場だったことを考慮しても、過去の2歳重賞の中では史上最高レベルの強い競馬をしてしまったわけです。
話は逸れましたが、今年に関しては天皇賞(秋)と同様、序盤からペースはそれほど流れませんでした。
この2レースの共通点として「逃げ馬不在」という点も左右したでしょう。上がりに関して言えば昨年より掛かっています。
ただし、先ほども言いましたように、コントレイルが強すぎただけとも感じられます。
恐らくですが、昨年も今年と同等のメンバーであれば、上がりも同等以上掛かっていたと推測され、逆に昨年のメンバーが今年の馬場で走っていたとするなら、もう少しレース上がりも速くなった可能性は高いと思います。

出走馬「上がりの速さ」の割合

◆天皇賞(秋)   昨年  今年
・32秒後半   ーーー 16.7%
・33秒前半   ーーー 16.7%
・33秒後半   12.5% 16.7%
・34秒前半   31.3% 41.7%
・34秒後半~  56.3% 16.7%

◆東スポ杯2歳  昨年  今年
・33秒前半   12.5% 10.0%
・33秒後半   12.5% 30.0%
・34秒前半   12.5% 30.0%
・34秒後半~  62.5% 30.0%

これを見て頂ければお分かりのとおり、各馬の上がりとしては、昨年より全体的に速いです。
それは何故か?
そう、ペースが緩んだからです。

即ち今の東京の馬場は

「荒れ馬場でタフなコンディション」

例年に比べれば、多少パワーが必要ではあるものの

「上がりがめちゃくちゃ掛かるわけではない」

スピードも必要になってくるということです。

そういえば、某血統評論家さんがジャパンカップの血統傾向についてこんなことを言っていました。

・「3歳馬」や「牝馬」はスピード血統。
・「牡馬の古馬」はパワー血統。

なるほどな、と思いました。
確かに、一般的に牡馬は加齢とともにスピードが衰えやすいと言われがちですし、元々スピード型の血統よりもパワー型の血統を、というわけか。
今年に関しては、特に馬場が荒れてますので、より重要になってくるかもしれませんね。
まあ、血統に詳しいわけじゃないので、あまり豪語すると怒られちゃいますけど、今年の古馬牡馬でいえば、特にユーキャンスマイルとかマカヒキがスピード型の血統かな?

あれれ、なぜか血統の話になってきちゃった

例によって脱線してすいません。話を戻します(笑)

昨年のジャパンカップほど馬場が悪くなれば

パワー!モアパワー!!

となるんでしょうけど、上がりはそれなりに出ますからね。
例年に比べれば「スピードの上限値」は若干下がるでしょうけど、見た目ほどヤバイ馬場では無いのかなと思います。

「この馬に本命打ちたい!でも今年の馬場じゃ不安……」と、馬場を気にされてる方も居るかと思いますけど、そこまで気にしなくてもいいんじゃないでしょうか。

逆に、今年の馬場だからこそ本命!と考えてる方はそれはそれでいいと思いますし、何せメンバーが豪華ですからね。
思い思いの馬を買ってレースを楽しみましょう。

あなたの夢はどの馬ですか?

私の夢は………すいません、まだ悩んでます(笑)

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