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【馬との会話】繊細で静かな交流

馬との交流する4つの基本は、
「観察する」、「感じる」、「察する」、「伝える」です。

1.観察する。
馬の目、耳、鼻など、顔の表情。前足、後足、しっぽ、体の向きなど、馬体の動き。
注意深く観る。でも、凝視はいけません。
凝視されて気持ちのいい人は少ないでしょう。馬も警戒しますよ。

2.感じる。
目に見える顔の表情や馬体の動き。
ウマの呼吸の音、ダドウ音。目に見えない馬の心を、心で感じる。
心で感じるときに「邪魔」をするのは何でしょう。
それは、感じたことをすぐに「言葉」にしようとすることです。
ただ感じるままのひとときがとても大切です。
静かな気持ちで感じたことを信じます。

3.察する。
馬の心を感じ、情動を察する。
お腹が減ってるの?もうすぐ飼いをつけるよ。
走りたい? おう!走ろう!!
あ、今はそっとしておいてほしい?

でも、人に固定観念や先入観があると、馬にとってはた迷惑なことに。
いつも人の心を「固くする」のが固定観念。狭くするのが「思い込み」

これらは感じるときも邪魔ですが、察するときも邪魔です。
誤解と偏見に満ちた交流になってしまいますから要注意ですね。

4.伝える。
馬に意志を伝える時には、観察し、感じ、察したことの延長線上にあるものを「静かに」、「穏やか」に「温かく」。つまり「優しく」伝えたいです。

そっと手のひらを馬体に当てる。
優しい瞳で見つめる。
いつでも静かに、呼吸する。

引用:ホースハーモニー読本(©株式会社葉山ハーモニーガーデン)


深い呼吸で、肩の力を抜いて、全身が静かになったとき、
深い呼吸で、心が今、この瞬間を静かに感じるとき、

あ、今なら静かに静かにウマに向き合える!という気持ちが
心の底からわき上がる瞬間がありますよ。
ウマはそれを待っています。(^^)


余談ですが、「ウマ」という言葉を「赤ちゃん」に置き換えてみて下さい。
赤ちゃんのイメージが変わって、楽しいですよ。(^^)

馬に訊いてみよう!目次はこちら。

ルーカスの目


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