私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その79
一月一日、元日に馬に会う
馬を飼ってから初めて迎える正月は、正直「ちょっとしんどいなぁ」というイメージを持っていました。
そして迎えた初めての元日。
大晦日から高齢の両親宅に家族とともに泊まり込み、まだ夜の明けない内に飼料とお湯を持って馬場へ向かいます。
まだ暗い内に餌やりと一連の作業を済ませ、両親が起きてくる前に戻ります。
そしてまた元日の午後、馬場へと向かいます。
しかし、予想外に悪くないのです。
何故なら、まず車が圧倒的に少ないので、ほぼストレス・フリーで馬場と行き来できます。
正月にはほぞ全ての学校と企業が休んでいますし、飲酒をしている人も多いでしょうから、当然と言えば当然です。
そして、馬場の周りにひと気が無く、非常に静かです。
聞こえてくるのは、鳥や木々のざわめきだけです。
それがよいのです。
静かな世界の中で馬と自分だけ。
聞こえるのは鳥の声と馬が草をはむ音だけ。
静寂よりも静かな世界がそこにあります。
こんな日は、元日以外にはまず無いのですから。
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