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オーガニック、自然栽培の未来を大学生が考える

オーガニックという言葉は認知度が高まり、自然栽培もまたイベント化するほど広がってきました。そんな中で若者視点で見たこれからこれらに必要なことを考察していこうと思います。

この先も高品質な商品を提供してほしい

最近この界隈でこんなことが起きています

・イオンがオーガニックワインを500円で売り出した

・オーガニックでより生産を大量かつ低コストで儲けるために認定の肥料農薬をバンバン使う。

・自然栽培(本来の定義は無肥料無農薬)に法律などの認定がないためか、自然に栽培していれば自然栽培と言って肥料を使っている農家が見受けられる


自然栽培やオーガニックが広がるにつれて、低価格品やマーケティング色が強い商品が増えてきつつあるのが現状だと感じます。


僕はそれに疑問を投げかけます。

・その500円のオーガニックワインは本当に持続可能な社会に貢献しているのか?

・オーガニックの良さは価格以外で感じられる商品であるか?

・自然栽培の定義を広げすぎて、消費者を混乱させていないか?


こんなことを思います。

マーケティングに意識がいくと

本来のオーガニックや自然栽培のあるべき姿、

つまり持続可能な農業や、安心して食べられる商品といったコンセプトが失われてしまうのではないでしょうか?

だから僕は既に半分オーガニックに失望してきてます。安全でかつ、環境への負荷が小さいと言えるかどうか疑問だからです。

留学先のニュージーランドはまさにそれでした。

スーパーのあちらこちらにオーガニック商品はあるものの、別に美味しくない、そして大量生産低価格。これで実際環境に配慮できているのか真実がわかりません。

ニュージーランドのようにはなって欲しくないので、まだ発展途上の日本では高品質なものを提供してほしいものです



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商品の価格について

オーガニックをみんなに食べて欲しい気持ちはありますが

僕はわざわざ価格を下げてまで広げる必要はないと思います。

これによって価格競争に陥って、商品のクオリティーが落ちては本末転倒ですし、何より農家の利益が減るということが1番の問題です。

利益が減れば出来るだけ大量生産に向かおうとして、肥料農薬を使う農家も少なからず出て来るはずです。

オーガニックや自然栽培は

環境と生産者の持続可能性の上で成り立つものだと僕は思います


だから自然栽培関連の方々がよくいう

「価格を下げてもっと多くの人に届けたい」

という考えは結果的に不幸の循環が生まれるのではないかと思ってます。だから僕は反対です


最後に、やはり一人一人が自然栽培やオーガニックについて改めて考えるべきだと思います。

決して欧米と比べることなく、日本のやり方があると思います。それを今回伝えられたら幸いです。

長文読んでいただきありがとうございます。




ただ今、食と持続性のある社会を伝えられるお店を計画中です この一人の大学生の取り組みに共感していただけたら幸いです