Nao Horiuchi @YOUTRUSTInc
20代で家族の病気を支えながら働くということ
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンについては、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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20代で家族の病気を支えながら働くということ

Nao Horiuchi @YOUTRUSTInc

卒業時に読んだ答辞の記事ぶりにnoteを書きます。
YOUTRUSTの堀内です。(今見るととても恥ずかしい)

今回は、タイトルの件について、「同じ境遇の方に届けたい」「YOUTRUSTの真の意味での”働きやすさ”について伝えたい」という思いでnoteを書いてます。

私には、要介護の祖母と、統合失調症の母がいます。
母の病気は、私が生まれる前からずっと長い付き合いで、健康な時もあれば、症状が出てしまうこともあり、という状態がこれまで続いています。
祖母の状態は、祖父と叔父の死によるうつ病と、コロナ禍による認知症をきっかけに始まり、ここ2年ほどで急に加速しました。

私はそんな母と祖母のサポートをしながら、今YOUTRUSTで働いています。
…という風に書くと、さもなんの問題もなく働いてきたように聞こえてしまうかもしれないのですが、当然そんなことはなく、何度も何度も介護と仕事の両立について悩んできました。

そして、今も悩んでいます。

とはいえ、母と祖母のサポートを続けていくうちに、どうやって折り合いをつけていけばいいのかを何となく理解してきて、ようやく大変な中でも元気に過ごしていける感覚をつかめてきました。

なので、本記事では特に、下記の方に向けて書こうと考えています。

・(20代で)親や祖父母の介護をしながらも仕事を頑張りたい方
・親や祖父母の精神疾患をサポートしながら生活している方
・YOUTRUSTの福利厚生について気になっている方

(ちょっと長いです!ここから5,000文字程度あるので、ご注意ください。)

母と祖母の病気

まずは、母と祖母の状態について詳しく説明します。

ここについてあまり興味のない方は「仕事との両立」パートまで吹っ飛ばしていただいて大丈夫です。(そしてちょっと人を選ぶ表現をするので、今心が弱っている方はまたの機会に読んでいただいた方が良いかもしれません。)

まず、母の病気については、ここ数年で特に悩んだというよりは、ずーーーーっと前から悩んでいます。症状が出てしまったときは本当に心がすり減る思いで、どうか症状が出ないようにという思いで毎日を過ごしています。

突然ですが、皆さんは統合失調症という病気をご存知でしょうか?

昨今、うつ病やパニック障害など、有名な方々も公表していたりと、何となく精神疾患について知る方も増えているのではないかと思います。
ただ、統合失調症はあまり知っている方は少ないのでは?と感じています。なぜなら、自分自身が何か頼れるものはないかと調べた時に、圧倒的に参考になる情報が少なかったからです。

統合失調症には、幻覚と妄想を主とする陽性症状と、意欲や感情表現の低下を主とする陰性症状があります。(厚生労働省

母に関しては、陽性症状が発症してしまうと、幻覚・幻聴により父をはじめとした一部の人間が敵に見えてしまいます。そのため、一人っ子の私は、母の症状が悪化すると、私一人で何とか解決しないといけないという状況でした。
幼い頃は祖母に頼っていたものの、祖母が高齢になってからは身近に頼れる人がいませんでした。

細かい話はまたどこかでできたらいいなと思うのですが、私はこれまで、母が自殺しようとしている場面を何度か目撃していたり、警察のお世話になったりすることが何度もありました。

そのため、症状が出ると仕事どころではなくなります。引き継ぎの準備もなく、急にぽっかりと休みをもらわなくてはならないことが多々ありました。もちろん今に始まった事ではないので、学生の頃から部活の顧問や研究室の教授に無理を言って色々と配慮してもらうこともありました。(理解してくれた先生方や友人、会社のメンバーには感謝しかありません。)

母はストレスが蓄積すると発症しやすくなる傾向にあるので、普段からいかに母がストレスを溜めないように生活できるかをサポートしながら、私は生活しています。

続いて、祖母の病気については、まず7年ほど前に夫と息子(私にとって祖父と叔父)を一気に亡くしたことからうつ病が始まりました。祖父は癌でしたが、叔父は私の母と同じ統合失調症を抱えており、自殺で亡くなりました。

私も母もその当時は今後どうしていけばいいだろうと大きなショックを受けたのですが、(当たり前ですが)祖母は特にその影響が大きく、その頃からサポートが始まりました。

そしてコロナ禍になった2年ほど前から、家の中での生活が加速し、認知症が始まり、体も衰え、癌も見つかり、本格的な介護が始まりました。

具体的には、ほぼ寝たきりの生活なので、食事や排泄、移動などのサポートはもちろんですが、認知症やうつ病により、名前を叫び続けてしまうことがあるので、そのサポートを、母とともにやっています。

ただし、前述の通り母も病気を抱えているので、「祖母のサポートをしながら、祖母のサポートをしている母のサポートもしている」というのが正確な状況です。

仕事との両立

じゃあ、実際それらのサポートをしながらどうやって働いているのか?について、ここから書いていきます。

結論から言うと、とにかく「頼る」ことを決めて、行動してきました。

ただ、ここまで来るのには本当に悩みました。

今私は社会人4年目ですが、正直若手の頃は仕事にどれだけの時間を捧げられるかが今後に関わってくると思っていたので、家族のことでぽっかり1,2週間会社を休ませてもらったりするたびに、本当に悔しかったですし、たくさん泣いてきました。

家族のことも大事にしたいけど仕事も頑張りたい。仕事も頑張りたいけど家族も大事にしたい。の永遠ループで、誰も何も悪くない状態で、どこにこの気持ちをぶつければいいのかと何度も思いました。

そして特に悩ましかったのは「介護と仕事の両立」「精神疾患を抱える家族をサポートしながらの仕事」などの事例が少ないこと。特に、「20代で介護をする」という事例は調べても全く出てきませんでした。

最近、スタートアップ界隈では、弊社の代表岩﨑をはじめとして育児をしながら仕事をしている人が多くいます。とても素敵なことで、私もそれらの方々の生き方を見て勉強させてもらっています。が、やはり育児と介護は別物なので、なかなか参考にできない部分も多くありました。

そんな中で辿り着いたのが「頼る」という選択です。
具体的には、地域のサポートと、会社のサポートを頼りました。それぞれ、下記で詳しく書いていきます。
(ただし、ここからの内容は、あくまで病を抱える本人が既にきちんと通院しており、きちんと薬を飲んでいるという前提です。地域や会社のサポートに頼る前に、まずは診察を受けていることは何よりも重要だと思っています。)

地域のサポート

母の病気に関しては、いつも保健所の方にお世話になっています。もちろん通院中の病院との連携も必要な前提ではあるのですが、保健所の方は本当に親身になって相談に乗ってくださり、現実的な助言を下さる唯一の存在と言っても過言ではないです。
正直な話、私自身、保健所に頼ればいいと知ったのはここ5年くらいで意外と最近です。「困ったら保健所に相談して良い」と教わったこともなければ、私の調べ方が悪かったのか検索で辿り着くこともできなかった中で、Twitterで知り合ったオタクのフォロワーに教えてもらって初めて知りました。(嵐が繋いでくれた縁に感謝。)
昨今はコロナ禍で保健所への相談等が話題になっている部分はありますが、精神疾患に関しても保健所に相談して良いと知ってる人って意外と少ないのではないかと思っています。
また、先程「まずは診察を受けていることは何よりも重要」と記載しましたが、地域のサポートには、その前から支えてもらえる可能性も高いです。精神疾患や認知症の場合、本人に病識がなく病院に連れて行くこと自体が困難になることが多いですが、そういった時に保健所の方が第三者の目線からサポートしてくださいます。

祖母の介護に関しては、地域包括支援センターのケアマネージャーさんを中心に、訪問診療、訪問介護、訪問リハビリ、ショートステイなどなど様々なサポートを利用させてもらっています。
よくある話だと思うのですが、「家族の介護は家族でやらなきゃ」と思ってなかなか外に頼りに行きづらいという方がまだまだいると思っていて、実際私も母もそう思っていました。ただ、そんなことは全くなくて、本当に早く頼ればよかったと思っています。
頼らせてもらうと、もちろん「自分たちのサポートが減るので楽だ」というのもありますが、自分たちにはない知識を看護師さんや介護士さんをはじめとした皆さんが教えてくださるので、自分たちの対処方法のノウハウも増え、普段の生活から助けられている部分が多くあります。
もちろん、身体的・心理的な負担が減っただけでなく、介護保険等の金銭的な面でも助けられています。

なので、家族の介護や精神疾患のサポートに悩んでいる方がいたら、もちろんかかりつけ医がいるのであればそこから薬をもらったりすることが一番であるという前提ではありますが、地域のサポートを検索して相談するということをお勧めしたいです。

会社のサポート

改めて、私はYOUTRUSTという会社で働いています。新卒からずっとこの会社にいます。

なぜ新卒でYOUTRUSTを選んだのかについては、また別の記事で書きたいなと思っているのですが、私はYOUTRUSTにいるからこそ、今の働き方ができていると思っています。

具体的にどんなサポートに助けられているのか、下記にて4つご紹介します。

(1) 職種問わず、フルリモート勤務が可能であること

YOUTRUSTのメンバーは、北海道から九州まで様々な場所から仕事をしています。
実際にどんな工夫をしてフルリモートワークが実現しているのかは、弊社の門野の記事を読んでいただけたらと思うのですが、日々家族のサポートをしている私にとって、本当に有難い働き方です。

急な家族の状態の変化に対応できることは、介護だけでなく育児においても共通する重要な要素だと思っています。

(2) フレックスタイム制を導入していること

フレックスタイム制度は、エンジニアやデザイナーなどの職種の方々向けにはよく展開されている制度だと思うのですが、YOUTRUSTではビジネス職のメンバーにも展開されています。
具体的には、コアタイムを10:00-17:00として、5:00-22:00までの間で働き方を変えることができます。
そのため、私の場合は家族の食事などの日常生活のサポートのため、朝や夕方に一度離席するなどの働き方をしています。
これも、1と同様、育児においても助かる働き方だと思います(子供の送り迎え対応など)。それだけでなく、朝型・夜型など、自分が一番パフォームする時間を選ぶことができるので、とても助かる制度です。

(3) ファミリーサポート休暇(有給)があること

法定休暇の1つ「介護休暇」は、対象家族1人で年5日まで、2人以上で年10日まで取得できる休暇です。(厚生労働省
YOUTRUSTではその休暇を有給で取得することができます。(法定休暇通りの会社では無給です。)
介護休暇以外にも、子の看護休暇や子供以外の家族(ペット等も含む)の看護休暇も有給なので、こちらも介護・育児問わず、家族の時間を取りたい方にとって助かるサポートです。
また、私の場合は、介護休暇だけでなく介護休業も利用したことがあります。介護休業は、国から給付金がもらえて長期的にお休みをもらえる制度なので、家族と仕事の両立をできる体制を整えるために利用すべき制度だと思います。
実際に私は、ちょうど1年ほど前に3週間お休みをいただき、介護用に自宅のリフォームを実施したり、利用する制度の各種手続きをしたり、自分の働く環境を整えたりする時間を過ごしました。

(4) VIVAケーション(有給)があること

何やら面白い名前ですが、これはYOUTRUST独自の、目的を問わず取得できる特別有給休暇です。VIVA + バケーションを文字っており、他社さんでいうところの「リフレッシュ休暇」に近しいものと思っていただければと。
私の場合は、この休暇を取って本当に自分のための時間を作っています。
私自身、祖母の介護が始まったあたりから、母と祖母のことでいっぱいいっぱいで、自分の時間を取ることができませんでした。友人たちとの交流機会も減ってしまったり、推し活がしづらくなったりしたことで、心がめげそうになったことがありました。(ちょうどその時期にコロナ禍で悲しいニュースが立て続いたり、推しが活動休止したりしたりしたことも影響してると思います。)
これは私だけじゃないと思うのですが、介護や育児をしてる方々は、自分の時間が取りにくくなってしまうことがあると思います。
そんな時に、年次有給休暇とは別に、本当に自由に使って良い有給が存在していることは、意識的に自分を労ろうという気持ちにもさせてくれるので、有難いサポートだなと感じています。

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YOUTRUSTの現在の福利厚生一覧


以上、4つの会社のサポートを紹介してきたのですが、ここで改めて伝えたい大事なことがあります。
それは、YOUTRUSTには、これらのサポートが”ある”だけではなく、実際に”利用している”人、それを”大事だと思っている”人が多いということです。

よく起こり得る問題として、こういった会社のサポートが「ただ存在しているだけ」で全然使われていないということがあると思います。
ですが、YOUTRUSTはそんなことなく、日々いろんなメンバーが上記以外のサポートも含めて積極的に利用しています。
そして各々が利用しているだけでなく、利用する他のメンバーに対しても、心地よいコミュニケーションを大事にしているメンバーが多いことも、とても助かるところです。

最後に

そんなこんなで、今回は「頼る」という選択について、「こんなサポートがあるよ」ということを書いてきました。ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

しかし、実際の地域や会社のサポートには、それぞれで制度や体制が違ってくることもあると思います。あくまで私の住んでいる場所、働いている会社にあるサポートなので、参考にならないこともあるかもしれません。
ただ、(これは、エゴも含んでいますが)N1のサンプルとして「こんな選択肢もあるんだな」ということを、介護や育児をしながら仕事を頑張っている方々に伝えられたら嬉しいなと思っています。

また、もしこれを読んだ方々の中に「介護と仕事の両立」「精神疾患を抱える家族をサポートしながらの仕事」「20代で介護をする」などで共通点がある方がいれば、ぜひお話しできたら幸いです。
私自身、同じような境遇の方に話を聞けたことで世界が広がり、心理的負担も減ったので、同じ悩みを持つ人と繋がることは大事だと思っています。
特に上記のような悩みはなかなか外に発信しづらいことだと思うので、ぜひ一緒に、いろんなサポートを探しながら、家族も自分も大切にしながら、働くということについてお話しできると嬉しいです。

そして、もしこれを読んでYOUTRUSTに興味をお持ちいただけた方がいらっしゃれば、ぜひそちらもご連絡ください!
私に直でDMでももちろん大丈夫ですし、下記採用ページからでも構いません。

我々が創っているキャリアSNS「YOUTRUST」は、つながりを起点にキャリアのさまざまな可能性を見つけられるサービスです。

私と似たような悩みをお持ちの方にとっても、問題を解決するための基盤を創っていける会社だと思っています。

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Nao Horiuchi @YOUTRUSTInc
日本のキャリアSNS「YOUTRUST」でCustomer Success → BizOps → Bマーケ (now!) 。入社時から経理も担当中。 嵐と犬が大好きです。