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批評、批評家、批評的、批評性、批評っぽい

ここ1年ずっと考えているのは、批評のことだ。

自分でWebサイトを作り、何がしたいのかを考えるとき、わりと最初の方に頭に浮かぶのが「批評」というキーワードだ。

批評とは何だろうか。

そのことをずっと考えていて、いわゆる批評性の高い人たちの発言録などを追いかけていたりする。それでも答えは全く出てこない。しばらく出てくる気配がないから、きっと、じっくり考えるべき問いなのだろう。

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それでも今日は、ちょっとしたヒントのようなアイデアが浮かんできた。

批評、批評家、批評的、批評性、批評っぽい──

これらは、厳密にいうと全部違う意味を有している。言葉遊びでもなんでもなくて、例えば批評家は当然批評性が高いけれど、作家や芸能人だって批評性が高いと認識されている人たちはたくさんいる。表現者にとって批評性は前提条件のようにも思えるが、人によっては、いの一番に除外すべき要素だと考えることもあるだろう。

あとは似たような言葉で、否定や批判というのもある。

重なる部分もあれば、根本的に異なる部分もある。異なる部分の方が多いかもしれない。

僕自身はというと、生きていること自体が、批評性を帯びていると考えている。もうちょっと砕けた言い方をすれば、ボーッと生きたくないということ。常に周りに目を向けて、本質を捉えていたい。本質を捉えようとする行為そのものが批評とも言えそうだけど、ドンピシャってわけじゃない。

そんなふうにして、批評のことを考えている。けっこう、面白い。

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