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【第二回】新作オリジナルミュージカル『COLOR』制作日誌

今年9月開幕予定の新作オリジナルミュージカル『COLOR』。草木染作家・坪倉優介さんが自身の体験を綴ったノンフィクション「記憶喪失になったぼくが見た世界」をベースにミュージカル化する。その制作過程を本作のプロデューサー自らが日誌形式で綴っていく連載。#カラー制作日誌

【2021年1月】始動。

坪倉優介さんご本人、ご家族、そして編集担当の方からお話を伺う。
コロナ禍ということでリモートでお話をお伺いしたが、画面越しに伝わってくる魅力。優介さんの生き生きとした言葉の数々。ご家族の強く、大きな愛。そして、目には見えないけれど、確実にそこある、太い絆を感じた。作品にとって必要なことを感じ取るとても大切な時間となった。

本作は、実話を舞台化するが、実話をそのまま描きドキュメンタリーを作るのではない。そのため、実際に話をお聞きできたことで、ミュージカル化するにあたり、何をどう描くか、全員が同じ方向を向いて歩み始める道しるべをもらうことができた。

ここから、脚本の高橋知伽江さん(以後、知伽江さん)が骨組みとなる構成を作り始める。

【2021年5月】第一稿が上がってくる

知伽江さんのメールを受信した。件名には第一稿の文字が。メールを開けるのが楽しみで仕方ない。何かが生まれる瞬間。その一文字目を見る瞬間。これこそ創作の楽しさ。
知伽江さんの書く言葉は第一稿の時点で、我々が目指す方向そのものだった。
ここからさらに、作曲の植村花菜さん(以後、花菜さん)、演出の小山ゆうなさん(以後、ゆうな)さんと構成の打合せを重ねていく。
この段階で、歌として確定した部分の作曲を花菜さんが開始することになる。創作のピースが一つ一つ形になっていく。

#おまけ

プロデューサーのデスク。『COLOR』の資料や担当作のグッズなどがたくさん。最近の打ち合わせはリモートがメインだとか…

▼前回の投稿はこちら


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