FXで勝つための道!エリオット波動大全
今回はFXの世界でもっとも感覚的要素が多く、トレーダーの中にはオカルトとまで言われてしまう。問題のエリオット波動について完全解説をするnoteとなっています。
前述した通り非常に裁量要素が多いテクニカル指標で使いこなすのが難しいのですが、自分の感覚値に落とし込むことが出来ると非常に便利です。
環境認識はもちろんエントリーポイントを絞り込んだり、有利な相場になるまで待つことが出来るようになります。
相場の世界は多数決です。オカルトだなんだと言われながらもエリオットを見ている人が多いのも事実。
認識している人が多ければ相場は動くわけなので是非この機会に一度エリオット波動を学んでみてはいかがでしょうか!
と言う訳でこのnoteではFX系YouTuberのハイトレさんの動画を参考にして僕の学びをアウトプットする場として活用するのはもちろん、なかなか勝てていない全ての負け組トレーダー様(自分含む)に向けてFXに関する有益な情報を共有しています。
良かった最後までゆっくりとご覧ください。
エリオット波動とは?
知っている人も多いと思いますが簡単に解説すると下の画像のように、
相場内に現れる波形のサイクルのことで、上昇波が1波から5波まであり下降波が1波から3波まであります。
ただこの模式図のように綺麗な波形が現れることは極まれなのでエリオット波動を認識することは難しいと言われています。
このいくつかある波の中でもっとも伸びると言われているのが上昇、下降共に3波目と言われており、エリオット波動を学ぶ多くのトレーダーたちが血眼になって探しているのが1番美味しい3波。
そして3波が形作られる前に2波を捉えておきたいという訳です。
3波が形作られる前に2波を見つけるコツ
この3波を取るために多くのトレーダーが1波と2波の見極めに日夜努力し難儀しているのは、単純に未完成のチャートでエリオット波動を認識するのは非常に難しいからです。
そこで完璧な方法ではないにしろ特に難しい2波を見極めるコツを最初に紹介します。
大きな押し戻りまで待つ
まずエリオット初心者にありがちな間違いは下の画像赤丸部のような浅い押し戻りを2波と認識して、その後に来る本当の大きな押し戻りで全て刈り取られてしまうパターンです。
感覚的には自分の想像よりもはるかに大きな押し戻りが発生すると考えておいた方が良いです。
FXではよく言われる「引き付ける」ですね。
綺麗な押し戻り
これは上昇2波の中に小さな下降波が形作られたパターンです。
フラクタル構造とも呼ばれ非常に認識しやすい形状と言えます。
このように綺麗な2波を形作ったときに3波も綺麗に上昇していくことが多いとされています。
逆に下の画像のようにあまり綺麗とは言えない波形の場合、3波が伸びずに中折れすることがしばしばあります。
ここまでがエリオット波動の登竜門である3波の見極めを解説してきました。
以降は各波の見極めとトレード方法を紹介していきます。
1波の見極めとトレード方法
見極め方
トレンド最後の押し安値、戻り高値を綺麗に抜いた波
トレード方法
天底狙いはめちゃムズなので基本的にトレードはしませんが一応2種類紹介します。
①天底でWトップ・ボトムか三尊の右肩でプライスアクションを確認しエントリー。またはネックラインを引いてリターンムーブでエントリーです。
利確は反対側の最後の押し安値、戻り高値までです。
②反対側の最後の押し安値、戻り高値ラインのブレイクエントリー。
この方法はとにかく利確が明確ではなくプライスアクションから反発を予測して利確しなければいけません。
エントリーも心理的に抵抗が生まれ簡単ではありません。
2波の見極めとトレード方法
見極め方
1波に対してフィボナッチリトレースメント50%か61.8%まで押し戻すことが多い。
ただ押し戻しポイントに範囲があるため目安を明確にするために1波の抜け感を見ます。
抜けが少ない場合は下の画像のように戻りが大きくなることがしばしばあります。
反対に大きく抜けた場合は下の画像のように押しが小さく3波になることがあり、特にポンド円やゴールド、仮想通貨などボラが大きい商品では頻出します。
トレード方法
①Wトップ・ボトム、三尊などチャートパターンの右肩でエントリー。
②実体揃いなどのプライスアクション確認でエントリー。
利確は1波の抜け感から判断するしかないため1波同様2波トレードもかなり難易度が高いです。
3波の見極めとトレード方法
冒頭の項目や1波、2波の見極め方を紹介してきたので、そこまで理解できれば3波を捉えることは以前よりも容易になっているはず!
ここでは3波の性質として最も大切な要素を紹介します。
【3波は1波と同じかそれ以上伸びる】と多くのトレーダーから認識されている。
という性質で、例えば長期足で1波の値幅分まだ3波が伸びきっていないのであれば途中乗りエントリーができる等の判断が出来ます。
または既に伸びきっている場合は4波、5波が来るなと待ち構えることが出来るわけです。
トレード方法
日足・週足などの上位足の3波中に、1時間足以下などの監視足でも3波でエントリーする。
これはフラクタル構造を理解している人にとっては常識かも知れませんが、相場はより大きな時間足の影響を強く受ると言うことです。
そのため自分の見ている監視足では上昇3波でも、日足・週足では下降の1波や3波だったら逆張りとなり必然的に勝率が低くなります。
4波・5波の見極めとトレード方法
見極め方
3波が1波の値幅分伸びきっていることが大前提であり必須事項。
ただ4波、5波に関しては1~3波と違って必ず出現するわけでは無い。
と言うことがもっともエリオット波動の理解を困難にしている要因の一つです。
確実に言えることは3波が完成しないと4波、5波は発生しないということだけです。
この画像のように3波の後すぐに下降の1波が発生したり、少し押しを付けてから再上昇するパターンもあります。
じゃあ手も足も出ないのかと言ったらそうでもなくて、とにかく3波の値幅が1波の値幅とほぼ一致しているなら、その後4波・5波が発生するかもしれないと考えるとおくと良いです。
一方で3波が1波に対して大きすぎたり小さすぎる場合には4波、5波を形作る確率が低くなるなとも考えられますよね。
このように3波を環境認識として利用すれば4波、5波の発生にも備えることが出来ると言うわけです。
そして4波の到達ポイントの目安は3波の半値、フィボナッチリトレースメント38.2%付近で止まることが多いです。
5波の到達ポイントは4波の半値、フィボナッチリトレースメント38.2%付近および3波の高値や更に高値を抜けて上昇し確定するなど様々なパターンが存在するため、どこまで行くか誰にも分からないと言う性質があります。
4波、5波は1波から3波に比べると上級者向きの相場と言えるので特に初心者の内は近づかない方が良いかもしれません。
トレード方法
まずは4波トレードです。
方法はたった一つしかありませんがとてもシンプルで分かりやすいです。
それは上位足で1波と3波の値幅の関係から、4波が来ると判断出来たら下位足でトレンドフォローでエントリーします。
利確は前述の到達ポイントまでです。
ただし1から5波の中でもっとも難易度が高い場所になるので条件がピッタリと嚙み合ったときで無い限り基本的にはスルーしましょう。
次に5波トレードは4波が到達ポイント付近に来た時のプライスアクションを見てエントリーするか、切り下げラインブレイクでエントリーする方法があります。
利確は初心者の内は4波の半値、慣れてきたらプライスアクションを見て直近高値や抜け狙いをしても良いです。
4波・5波の重要な考え方
4波と5波を見極めることでエントリーチャンスが増えるだけではなく、その後に来る1番おいしい【3波を見つける環境認識】と考えておくことが重要です。
まとめ
最後にエリオット波動1波から5波までを簡単に振り返って終わります。
1波は最後の押し安値、戻り高値を抜いた波が1波と認識されやすい。
基本的にトレードには不向きな波。
2波は1波の半値からフィボ61.8%付近に到達することが多いが1波の抜け感によって大小が異なる。
トレードはチャートパターンやプライスアクションから判断するか、下位足に切り替えてトレンドフォローする。
3波は2波の到達ポイントから1波の値幅分伸びるもっとも稼ぎ頭となる波。
トレードは2波の到達ポイント起点でのチャートパターンやプライスアクションでエントリーするか、下位足でも3波でトレンドフォローすると勝率が高く、1波の値幅分まで積み増しも可能。
4波は3波がピッタリ1波の値幅分伸びた時に発生しやすく、3波の半値付近まで到達する。
ただし3波が1波の値幅より大きすぎたり小さく終わった場合には発生しないこともある。
トレードの難易度が非常に高いため基本的にはスルー。
5波は4波の起点から半値付近および3波の高値やそれ以上に伸びることもある。
トレードは4波に切り下げラインを引いてブレイクエントリーするか起点のプライスアクションを見てエントリーが出来るが謙虚利確とするのが定石。
ということで今回はエリオット波動について大全となるようなnoteを目指して書いてきました。
まだまだ自分も理解と落とし込みが出来ていないので今後チャートの中で気付きや、よりエリオット波動を見極めるために便利な方法があればこのnoteをブラッシュアップしていきますのでご期待いただければと思います。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
今回のnoteを作る上で参考にしたハイトレさんの動画は以下に埋め込んでありますので合せてご覧いただけますと幸いです。
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